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いくら待っても連絡が来ない。
彼氏からの連絡待ちをして2日が経とうとしている。
私が今年で25歳になり、彼は一つ上で年も近く、話も合ったので知り合って1週間ほどで付き合い始めた。
これまで大きな喧嘩もなく順風満帆に過ごしてきて、2年ほど経った。
同棲の話も出てきて、家が決まったら家族と会ってもらうつもりだ。
今まで恥ずかしくて、家族に彼氏の写真を見せてなかったので、早く合わせろと急かされている。
今週末に同棲の物件を探しに行く予定なので、打ち合わせも兼ねて土曜日に会おうと決めていたが、金曜日から連絡がない。
金曜日に祖母の一回忌があったため、その日の夜に一度連絡を入れたが朝まで返信がなかったため、土曜日にも連絡したが音沙汰がないまま、日曜日になってしまった。
心配になり、彼の家に行くことも考えたが前にも似たようなことが合ったことを思い出した。
その時は前日に会社の飲み会があり、二日酔いで寝込んでいたそうだ。
付き合い始めだったので、私も遠慮して、家を訪問することはなく限界だと彼から連絡があってから差し入れを持って家に行った。
また同じかもしれないと考えもう少し待つことにした。
昔のことを思い出して、彼との思い出が見たくなり写真フォルダを開いた。
最初の頃はぎこちなく二人でピースをしていた写真が、段々と自然な笑顔に変わっていく過程を見て、愛しくなった。
昔の私では想像もできない写真がたくさんある。
元々あまり人に固執しないタイプのため長く人と付き合った経験がなかった。
別れる時は悲しくはなかったし、そんなものだろうと思っていた。
だが、彼と出会ってからは好きと感情を初めて感じ、家族以外に初めて愛情を持って接することができた。
だから彼には感謝しているし、これからも一緒にいたいと思っている。
同棲の話は彼から提案してきたから、彼も同じように考えてくれていると思う。
写真を見ながらそんなことを考えていたが、段々と不安になってきた。
今まで彼からも好意があると思い自分の想いを伝えてきたが、実は重荷になっていたのではないだろうか。
だから今、彼からの連絡がないのだろうか。
ぐるぐるとそんな考えが頭の中で回っている。
こう考えたことが初めてで、そんな自分に戸惑ったが、このままでは埒が明かないと考え一度寝ることにした。
私が一人で考えたところで相手に聞かなければ真相は分からない。
肝心の相手である彼とは連絡が取れないのだから、考えるのはやめた。
起きた時に返信が返ってきていることを祈りながら、目を閉じた。

寒い、、、、。
時計を見るともう夕方だった。
昨日、返信を待って遅くまで起きていたせいかかなり寝てしまっていた。
まだ寝足りないが、眠い目を辛うじて開けながら彼からの返信を確認するため携帯を開いた。
『遅れてごめん、すぐ行く。』
連絡が来ていた。どうして遅れたのかは書かれていなかったが、とりあえず彼に何もなかったことが分かり安心した。
何より私が考えていた展開にならなくて良かったと、ほっとした。
どのくらい前にきた返信なのか確かめたかったが眩しさに堪えきれず、そのままもう一度目を閉じた。
「ピコン」
携帯から通知がなった。
彼からの連絡以外は音が鳴らないように設定していたため、彼からだと分かったが、眠気に堪えきれず目を開けることができなかった。
彼には合鍵も渡してあるし、大丈夫だろう。
私も待ったんだからそれくらいは良いだろうと思い、そのまま眠った。


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いくら待っても連絡が来ない。
彼氏からの連絡待ちをして2日が経とうとしている。
私が今年で25歳になり、彼は一つ上で年も近く、話も合ったので知り合って1週間ほどで付き合い始めた。
これまで大きな喧嘩もなく順風満帆に過ごしてきて、2年ほど経った。
同棲の話も出てきて、家が決まったら家族と会ってもらうつもりだ。
今まで恥ずかしくて、家族に彼氏の写真を見せてなかったので、早く合わせろと急かされている。
今週末に同棲の物件を探しに行く予定なので、打ち合わせも兼ねて土曜日に会おうと決めていたが、金曜日から連絡がない。
金曜日に祖母の一回忌があったため、その日の夜に一度連絡を入れたが朝まで返信がなかったため、土曜日にも連絡したが音沙汰がないまま、日曜日になってしまった。
心配になり、彼の家に行くことも考えたが前にも似たようなことが合ったことを思い出した。
その時は前日に会社の飲み会があり、二日酔いで寝込んでいたそうだ。
付き合い始めだったので、私も遠慮して、家を訪問することはなく限界だと彼から連絡があってから差し入れを持って家に行った。
また同じかもしれないと考えもう少し待つことにした。
昔のことを思い出して、彼との思い出が見たくなり写真フォルダを開いた。
最初の頃はぎこちなく二人でピースをしていた写真が、段々と自然な笑顔に変わっていく過程を見て、愛しくなった。
昔の私では想像もできない写真がたくさんある。
元々あまり人に固執しないタイプのため長く人と付き合った経験がなかった。
別れる時は悲しくはなかったし、そんなものだろうと思っていた。
だが、彼と出会ってからは好きと感情を初めて感じ、家族以外に初めて愛情を持って接することができた。
だから彼には感謝しているし、これからも一緒にいたいと思っている。
同棲の話は彼から提案してきたから、彼も同じように考えてくれていると思う。
写真を見ながらそんなことを考えていたが、段々と不安になってきた。
今まで彼からも好意があると思い自分の想いを伝えてきたが、実は重荷になっていたのではないだろうか。
だから今、彼からの連絡がないのだろうか。
ぐるぐるとそんな考えが頭の中で回っている。
こう考えたことが初めてで、そんな自分に戸惑ったが、このままでは埒が明かないと考え一度寝ることにした。
私が一人で考えたところで相手に聞かなければ真相は分からない。
肝心の相手である彼とは連絡が取れないのだから、考えるのはやめた。
起きた時に返信が返ってきていることを祈りながら、目を閉じた。
寒い、、、、。
時計を見るともう夕方だった。
昨日、返信を待って遅くまで起きていたせいかかなり寝てしまっていた。
まだ寝足りないが、眠い目を辛うじて開けながら彼からの返信を確認するため携帯を開いた。
『遅れてごめん、すぐ行く。』
連絡が来ていた。どうして遅れたのかは書かれていなかったが、とりあえず彼に何もなかったことが分かり安心した。
何より私が考えていた展開にならなくて良かったと、ほっとした。
どのくらい前にきた返信なのか確かめたかったが眩しさに堪えきれず、そのままもう一度目を閉じた。
「ピコン」
携帯から通知がなった。
彼からの連絡以外は音が鳴らないように設定していたため、彼からだと分かったが、眠気に堪えきれず目を開けることができなかった。
彼には合鍵も渡してあるし、大丈夫だろう。
私も待ったんだからそれくらいは良いだろうと思い、そのまま眠った。