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第18話:熱い視線と、夜のテントの出来事

ー/ー



最後の四天王戦を前に、私たちは元四天王たちと合同訓練をすることになった。

広場に集まった面々――氷の牙、毒の花、雷の鎚。

それぞれが私に教えを授ける。

「剣を振るうなら、こうだ。」と氷の牙が鋭い視線を送る。

「もっとしなやかに……そう、花びらが舞うように。」と毒の花が腰に手を添えてくる。

「力強く!雷鳴を意識しろ!」と雷の鎚が肩を叩く。

 ……なんだろう。技を教わっているだけなのに、どの視線も、妙に熱い気がするのは気のせい?

夕暮れが近づき、私たちは野宿することになった。

焚き火を囲み、夜風を感じながら談笑したあと、それぞれのテントに戻る。

 ――その夜。

私はテントの中で寝袋に包まっていた。

すると、入り口の布がそっとめくられる。

「……リサラ様。」

「ユリエル? どうしたの?」

「……どうしても、忘れられなくて……。」

「え、え?」

次の瞬間、ユリエルが私の肩を押し倒した。

狭いテントの中、彼の熱い吐息が耳元をかすめる。

「ちょ、ちょっと待って!みんなすぐそばにいるんだから!」

「……声、抑えますから。」

「いやそういう問題じゃ――っ!」

必死に押しとどめようとするも、彼の腕は意外と強く、私は胸がどきどきして頭が真っ白になった。

――翌朝。

顔を真っ赤にしている私の横で、毒の花が妖艶に笑った。

「……次は私ね?」

「えっ!?」

雷の鎚が腕を組んでにやりと笑う。

「その次は俺な。」

「ちょ、ちょっと待って!!」

そして氷の牙が、無言でじっとこちらを見ている。

その視線に言葉以上のものを感じてしまい、私は思わず身を固くした。

「……あぁ、また誤解されてる……いや、誤解じゃないのか……?」

焚き火の煙が朝日に溶けていく。

私は頭を抱えながら、最後の四天王戦へ向けて歩き出した。

胸の奥が熱く、くすぐったい、どうしようもない感情を抱えたまま。


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最後の四天王戦を前に、私たちは元四天王たちと合同訓練をすることになった。
広場に集まった面々――氷の牙、毒の花、雷の鎚。
それぞれが私に教えを授ける。
「剣を振るうなら、こうだ。」と氷の牙が鋭い視線を送る。
「もっとしなやかに……そう、花びらが舞うように。」と毒の花が腰に手を添えてくる。
「力強く!雷鳴を意識しろ!」と雷の鎚が肩を叩く。
 ……なんだろう。技を教わっているだけなのに、どの視線も、妙に熱い気がするのは気のせい?
夕暮れが近づき、私たちは野宿することになった。
焚き火を囲み、夜風を感じながら談笑したあと、それぞれのテントに戻る。
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すると、入り口の布がそっとめくられる。
「……リサラ様。」
「ユリエル? どうしたの?」
「……どうしても、忘れられなくて……。」
「え、え?」
次の瞬間、ユリエルが私の肩を押し倒した。
狭いテントの中、彼の熱い吐息が耳元をかすめる。
「ちょ、ちょっと待って!みんなすぐそばにいるんだから!」
「……声、抑えますから。」
「いやそういう問題じゃ――っ!」
必死に押しとどめようとするも、彼の腕は意外と強く、私は胸がどきどきして頭が真っ白になった。
――翌朝。
顔を真っ赤にしている私の横で、毒の花が妖艶に笑った。
「……次は私ね?」
「えっ!?」
雷の鎚が腕を組んでにやりと笑う。
「その次は俺な。」
「ちょ、ちょっと待って!!」
そして氷の牙が、無言でじっとこちらを見ている。
その視線に言葉以上のものを感じてしまい、私は思わず身を固くした。
「……あぁ、また誤解されてる……いや、誤解じゃないのか……?」
焚き火の煙が朝日に溶けていく。
私は頭を抱えながら、最後の四天王戦へ向けて歩き出した。
胸の奥が熱く、くすぐったい、どうしようもない感情を抱えたまま。