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@ 68話

ー/ー





 隼人は舞羽と遊馬が国作厩舎に行くのを快く思っていない。


「みんな勝手な事ばっかりしやがって……」


 


 


 「やばっ。今日も隼人先輩、機嫌悪い……」


 美都が舞香の背中を押して、二人で隼人に背を向ける。二人の小声での会話が始まる。


「隼人先輩……ひょっとして美都が前に言ってた通り、舞羽のことが好きなんじゃ……」


「はっ? 今更それ? いつからの話してんの? 『かも』は中学生のときの話! 今はとっくに『確定』よ」


『はっ?』の声が思わず大きくなる。慌てて口を抑える美都。さっきより二人、小さくなって話を続ける。


 


「え~じゃ、楓乃先輩は?」


「あんた、どこまで鈍チンなのよ……楓乃先輩がなんで部活に来ないと思ってんのよ?」


「どうして?」


「きっと隼人先輩に告白して振られたのか、付き合ってて捨てられちゃったのか、どっちかよ」


「そうなの!?」


 今度は舞香が大声を上げてしまう。美都がチラッと後ろを見ると、『ギロリ』と音が出そうな目で隼人がこっちを見ている。


 美都は精一杯の愛想笑いを返しておいた。




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 隼人は舞羽と遊馬が国作厩舎に行くのを快く思っていない。
「みんな勝手な事ばっかりしやがって……」
 「やばっ。今日も隼人先輩、機嫌悪い……」
 美都が舞香の背中を押して、二人で隼人に背を向ける。二人の小声での会話が始まる。
「隼人先輩……ひょっとして美都が前に言ってた通り、舞羽のことが好きなんじゃ……」
「はっ? 今更それ? いつからの話してんの? 『かも』は中学生のときの話! 今はとっくに『確定』よ」
『はっ?』の声が思わず大きくなる。慌てて口を抑える美都。さっきより二人、小さくなって話を続ける。
「え~じゃ、楓乃先輩は?」
「あんた、どこまで鈍チンなのよ……楓乃先輩がなんで部活に来ないと思ってんのよ?」
「どうして?」
「きっと隼人先輩に告白して振られたのか、付き合ってて捨てられちゃったのか、どっちかよ」
「そうなの!?」
 今度は舞香が大声を上げてしまう。美都がチラッと後ろを見ると、『ギロリ』と音が出そうな目で隼人がこっちを見ている。
 美都は精一杯の愛想笑いを返しておいた。