もう一つ驚くべきニュースが舞い込んできた。
涼風颯志、全日本馬術ジュニア選手権大会、総合馬術ヤングライダーの部、準優勝である。
総合馬術は、馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の順に、同じ人馬3種目を競う、「馬術のトライアスロン」といえる。
メインとなるのはクロスカントリーで、約3kmのコースを人馬が駆け抜ける。
そのコースには幾つもの障害物があり、それを飛越しながら時速30kmを超えるスピードで走り抜ける。
ジャンプした後、水濠飛び込む障害、竹柵、丸太を積み上げたような障害物など、人にも馬にも勇気と体力が必要となる。
(* オリンピックともなると、三日間で3種目。クロスカントリーは6㎞の間40近くの障害を飛越。クロスカントリーならではの技術や、トライアスロンと言わしめるだけの持久力と精神力が求められる)
ヤングライダー選手権は、9人馬が挑んだ。馬場馬術で72%の得点率を出し、トップだった大学生の椎崎が、まさかのクロスカントリーのスタート地点で膠着して失権。
他にも2人馬が失権してゴールしたのは、僅かに6人馬。
馬場馬術、70.80%で2位だった久我という乗馬倶楽部所属の女性が、クロスカントリーをタイム減点2.8、障害馬術をタイム減点0.4で帰り、最終減点32.6の初優勝。
涼風&グレイマスター、馬場馬術、65.80%で減点34.2。クロスカントリー―を減点0で乗り切る。障害馬術では減点0。最終減点34.2で2位となった。
颯志は、ジュニアライダーよりクラスアップしたヤングライダーの部で、高校生ながらに、快挙を成し遂げたのであった。