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@65話 パートナー

ー/ー





「キャッ!」


 


 体育館から昇降口、そして階段を上がる所で短い悲鳴が聞こえた。


 瞬時に恋実の声だと判断する。登りかけた階段を引き返し、自転車置き場へと急ぐ。そこには……。


 


 


 松岡だ。


 


 


 遠目だが昇降口で今井の外履きがあるのは確認してある。そして時巻程体が大きくないのは明らかだ。


 


 


「松岡ぁぁぁ~」


 


 こんなに大きな声を出せることに自分で驚きながら、校長先生の大切な花壇を、いつもより踏み締めて走る。


 驚いて振り向いた松岡と恋実との間に割って入る。


 


 


「恭吾!!」


 


 恋実の安堵が背中越しに分かる。


 


 


「何だ、鳴海! 最近僕の華咲さんに近づいてやがって……許さないぞ! お前も、華咲さんも……」


 


 松岡の目は狂っていた……。


 


 


(ストーカー的な?)


 


 恭吾は少し尿漏れを感じる。しかしズボンから染み出さえしなければ問題ない。


 自他ともに分析を怠らない。


 


 


(自慢じゃないが、俺は弱い。そして奴には農作業で鍛えた『小松菜パンチ』がある……まともにやったら勝ち目はない)


 


 


 


「華咲さんには教えてあげなきゃ……俺がいるのに浮気しちゃダメだって……だから、お仕置きだ。鳴海、お前は邪魔だから死ね!」


 


 


 


「恭吾……」


 


 再び恋実のすがるような声を背中に受ける。ここで引いたら……男が廃る!


 


 


 


 


 更にチビッタ感を股間に纏わせながら、気迫で負けじと啖呵を切る。


 まだ染み出てはいない……はず!!


 


 


「任せろ! 恋実は俺の大事なパートナーだからな!」




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「キャッ!」
 体育館から昇降口、そして階段を上がる所で短い悲鳴が聞こえた。
 瞬時に恋実の声だと判断する。登りかけた階段を引き返し、自転車置き場へと急ぐ。そこには……。
 松岡だ。
 遠目だが昇降口で今井の外履きがあるのは確認してある。そして時巻程体が大きくないのは明らかだ。
「松岡ぁぁぁ~」
 こんなに大きな声を出せることに自分で驚きながら、校長先生の大切な花壇を、いつもより踏み締めて走る。
 驚いて振り向いた松岡と恋実との間に割って入る。
「恭吾!!」
 恋実の安堵が背中越しに分かる。
「何だ、鳴海! 最近僕の華咲さんに近づいてやがって……許さないぞ! お前も、華咲さんも……」
 松岡の目は狂っていた……。
(ストーカー的な?)
 恭吾は少し尿漏れを感じる。しかしズボンから染み出さえしなければ問題ない。
 自他ともに分析を怠らない。
(自慢じゃないが、俺は弱い。そして奴には農作業で鍛えた『小松菜パンチ』がある……まともにやったら勝ち目はない)
「華咲さんには教えてあげなきゃ……俺がいるのに浮気しちゃダメだって……だから、お仕置きだ。鳴海、お前は邪魔だから死ね!」
「恭吾……」
 再び恋実のすがるような声を背中に受ける。ここで引いたら……男が廃る!
 更にチビッタ感を股間に纏わせながら、気迫で負けじと啖呵を切る。
 まだ染み出てはいない……はず!!
「任せろ! 恋実は俺の大事なパートナーだからな!」