願う心
ー/ー◼️ 願う心
私は、廊下の影から、静かに見つめていた。
光に照らされた少年の横顔と、金属の少女の手。その間に生まれた“ぬくもり”が、部屋いっぱいに満ちていた。
二人が姉弟のようになれたら素敵だと、そんなことを願っていたが、どうやら母と息子の関係に近い感情が、育まれてきているようだ。
「この子たちは、きっと……もう大丈夫ね」
窓の外で、風が木々を揺らした。
夜が深くなるたびに、その音はやさしくなっていく。
まるで、遠くから誰かが見守っているように。
私は小さく息をつき、
胸の奥でそっと祈った。
──“この子の心が、もう一度、笑えますように。”
学園長という立場からではなく、一人の大人として心からそう願った。
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