@ 47話
ー/ー
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オランダの生活は楽しかった。
5:30に起きて、手早く着替えると朝食を済ませる。トーストに目玉焼きとチーズかベーコンを乗せる『アウツマイター・スペック・エン・カース』というオランダで定番の朝食だ。普通は『アウツマイター』と呼ぶ。眠気と戦いながら食べ終えると、無心で昼食用のサンドウィッチを作る。
馬房の清掃をし、放牧や馬に合わせた運動、馬によってはハック(* 森の散歩)したり、馬具の手入れや馬の体温管理、もちろん水や給餌も。
汗をかいた馬を洗うときはしっかりと隅々まで体を洗って、しっかりと拭く。蹄が弱い馬は爪の裏まで拭いたりする。蒸し暑い日は、中々お腹が乾かないこともあって大きなバスタオルで拭く。
舞羽が言ってた、『干し草のようないい匂い』と言うのが、このとき何となく分かって嬉しくなった。
馬の世話と自分の肉体へのトレーニングが主で、騎乗練習は45分/1日くらいだった。
見た目に美しく、馬の負担にならない乗馬の正しい姿勢というのは、頭とお尻、かかとをまっすぐ一直線にし、地面と垂直になっている状態。
すごくバランスが大切になってくるので、馬に乗らないときでもバランスボールを使った体幹トレーニングや、腹筋、背筋、腕立て伏せなどの筋力トレーニングが必要で、舞香はオランダからの帰国後も毎晩行っている。
「今日はどんなことやったの? 新しく世話した可愛い馬、いた? アンキーさんなんて言ってた?」
舞羽は毎日、連絡くれた。本来であれば舞羽が行くはずであった馬術ステイ。だからという訳でもなく、舞羽が内気な舞香を気遣っていたことを感じる。
7時間の時差があるため、オランダ7時だと日本14時。オランダ23時だと日本6時といった具合なので、舞香のお昼時間に合わせて連絡が来ることが多かった。日本では19時頃になる。
お昼もゆっくりしていられないので話ができないことも多かった。
父親の駿吾は、舞羽に押し付けられるように電話を替わる程度だった。照れなのか、興味がないのか、舞香には分からなかった。
ただ一つだけ確実だったのは、駿吾は『舞羽を行かせたかった』、それだけは揺るぎない事実であった。
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馬房の清掃をし、放牧や馬に合わせた運動、馬によってはハック(* 森の散歩)したり、馬具の手入れや馬の体温管理、もちろん水や給餌も。
汗をかいた馬を洗うときはしっかりと隅々まで体を洗って、しっかりと拭く。蹄が弱い馬は爪の裏まで拭いたりする。蒸し暑い日は、中々お腹が乾かないこともあって大きなバスタオルで拭く。
舞羽が言ってた、『干し草のようないい匂い』と言うのが、このとき何となく分かって嬉しくなった。
馬の世話と自分の肉体へのトレーニングが主で、騎乗練習は45分/1日くらいだった。
見た目に美しく、馬の負担にならない乗馬の正しい姿勢というのは、頭とお尻、かかとをまっすぐ一直線にし、地面と垂直になっている状態。
すごくバランスが大切になってくるので、馬に乗らないときでもバランスボールを使った体幹トレーニングや、腹筋、背筋、腕立て伏せなどの筋力トレーニングが必要で、舞香はオランダからの帰国後も毎晩行っている。
「今日はどんなことやったの? 新しく世話した可愛い馬、いた? アンキーさんなんて言ってた?」
舞羽は毎日、連絡くれた。本来であれば舞羽が行くはずであった馬術ステイ。だからという訳でもなく、舞羽が内気な舞香を気遣っていたことを感じる。
7時間の時差があるため、オランダ7時だと日本14時。オランダ23時だと日本6時といった具合なので、舞香のお昼時間に合わせて連絡が来ることが多かった。日本では19時頃になる。
お昼もゆっくりしていられないので話ができないことも多かった。
父親の駿吾は、舞羽に押し付けられるように電話を替わる程度だった。照れなのか、興味がないのか、舞香には分からなかった。
ただ一つだけ確実だったのは、駿吾は『舞羽を行かせたかった』、それだけは揺るぎない事実であった。