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@47話

ー/ー





「そう言えば何だあれ、あの伝言は!」


「どう? 恭吾のよりいいでしょ」


 


「俺の予定は放課後、ホテルに行くみたいに感じた……」


「ホテルなんかあるわけないじゃない、あるのは民宿だけ」


「そういう問題じゃ……」


 


 むしろ恋実は『お上手!』と褒めて欲しそうにも見える。


 


 


「不倫カップルの間では、ホテルに行くことを『会議』とか『打ち合わせ』というそうじゃない? だからそれを逆手に取ってみたの、いいアイディアでしょ?!」


 


 


 


 恭吾は諦めた……。そして気付かされた、自分のしていたことを。


 悪意の自覚がなければ無いほど、それが厄介であることも。


 


 


 


「そう、恭吾……噂は聞いてるわよ。私たちも今日、課題が出てさっ、あの課題悩んでるのよ」


 


 そんな恭吾の心中を気にすることなく口火を切ったのは恋実。恋実も『愛の要素』の課題で、恭吾を頼って来た。


 


 少しだけ力が抜けた気がしている恭吾。進展して欲しいような欲しくないような安心感。


 いつもの余裕が戻ってきた。


 


 


「恋実に俺の教えが必要な問題とは思えないけど?」


 


「禾几って難しい言葉とか表現を好むじゃない。だから禾几の強敵(ともだち)の恭吾は何て書いたのかなぁって」


 


「せめて龍虎(ライバル)と言ってくれ……」


 


「そんな高尚なものでもないでしょ……犬猿(不仲)なのね」


 


「それを言うなら(トム)(ジェリー)だ、食う方と食われる方……」


 


トムとジェリー(仲良し)じゃない……」




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「そう言えば何だあれ、あの伝言は!」
「どう? 恭吾のよりいいでしょ」
「俺の予定は放課後、ホテルに行くみたいに感じた……」
「ホテルなんかあるわけないじゃない、あるのは民宿だけ」
「そういう問題じゃ……」
 むしろ恋実は『お上手!』と褒めて欲しそうにも見える。
「不倫カップルの間では、ホテルに行くことを『会議』とか『打ち合わせ』というそうじゃない? だからそれを逆手に取ってみたの、いいアイディアでしょ?!」
 恭吾は諦めた……。そして気付かされた、自分のしていたことを。
 悪意の自覚がなければ無いほど、それが厄介であることも。
「そう、恭吾……噂は聞いてるわよ。私たちも今日、課題が出てさっ、あの課題悩んでるのよ」
 そんな恭吾の心中を気にすることなく口火を切ったのは恋実。恋実も『愛の要素』の課題で、恭吾を頼って来た。
 少しだけ力が抜けた気がしている恭吾。進展して欲しいような欲しくないような安心感。
 いつもの余裕が戻ってきた。
「恋実に俺の教えが必要な問題とは思えないけど?」
「禾几って難しい言葉とか表現を好むじゃない。だから禾几の|強敵《ともだち》の恭吾は何て書いたのかなぁって」
「せめて|龍虎《ライバル》と言ってくれ……」
「そんな高尚なものでもないでしょ……|犬猿《不仲》なのね」
「それを言うなら|猫《トム》と|鼠《ジェリー》だ、食う方と食われる方……」
「|トムとジェリー《仲良し》じゃない……」