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@ 32話

ー/ー





(颯志君も爽やかで良かったのに残念……ここは激戦だわ……)


 急降下で興味を失った美都は、辺りを見回す。丁度良く先の廊下を行く遊馬を見つける。舞香に興味を持った颯志に未練はない。


 美都は遊馬を追った。


 


 


 遊馬に声を掛けるのを思い止まったのは美都の勘だ。風の音しかしない廊下の明かりは、相変わらず頼りない。遊馬は近寄る美都に気付かない、前方の何かから心を離さない。


 美都は慎重に近づく。


 


「舞、香……?」


 


(おぉ~と! まさかの舞羽。そして遊馬は舞羽が部屋で休んでいると思っての勘違い!)


 美都は興奮レベルが跳ね上がり、ワクワクが止まらなくなっていた。


 


 振り向く舞羽。何故か否定(●●)しない。


「……」


「明日も……晴れるといいね」


 とりあえず当たり障りのない話を振る遊馬、緊張している感が否めない。舞羽は一体何を考えているのか……恐らくそれは、美都の頭に浮かんでいるそれと同じだ。




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 急降下で興味を失った美都は、辺りを見回す。丁度良く先の廊下を行く遊馬を見つける。舞香に興味を持った颯志に未練はない。
 美都は遊馬を追った。
 遊馬に声を掛けるのを思い止まったのは美都の勘だ。風の音しかしない廊下の明かりは、相変わらず頼りない。遊馬は近寄る美都に気付かない、前方の何かから心を離さない。
 美都は慎重に近づく。
「舞、香……?」
(おぉ~と! まさかの舞羽。そして遊馬は舞羽が部屋で休んでいると思っての勘違い!)
 美都は興奮レベルが跳ね上がり、ワクワクが止まらなくなっていた。
 振り向く舞羽。何故か|否定《●●》しない。
「……」
「明日も……晴れるといいね」
 とりあえず当たり障りのない話を振る遊馬、緊張している感が否めない。舞羽は一体何を考えているのか……恐らくそれは、美都の頭に浮かんでいるそれと同じだ。