表示設定
表示設定
目次 目次




@ 31話

ー/ー





「美都ちゃんね、よろしく。なるほど二人ともドレッサージュなわけ……ひょっとして障害は苦手?」


 颯志は美都と手を握ったまま二人を見る。


「勘違いしているようだけど、今日障害に出たライダーは月皇舞羽、彼女の双子の姉よ」


「え? あ? そうなの? おかしいな、俺の勘、外したかな?」


「いつまで手を繋いでるのよ」


 二人の手を引き離す十葉の態度はひどく乱暴だ。


 


 


「舞香ちゃんね……今日見た舞羽ちゃんもかなりきてた(●●●)けど、今俺が興味あるのは舞香ちゃん、あんただね」


「……」 「……」


「何かその言い方、いやらしいわね」


 答えたのは美都。それに対して颯志は、台詞の最中、髪の毛ほどの隙間に見せた敵意など跡形も残さず、にやけて言う。


「いやらしくもなるさ、舞香ちゃん美人だもん」


「颯志ぃ~」


 十葉が幼さを露見させる。お高くとまっていたかに見えたスタンスは、颯志を想う嫉妬から来ていたものと考えれば、むしろ可愛い。


 十葉は完全に舞香を敵視している。




スタンプを贈って作者を応援しよう!

次のエピソードへ進む @ 32話


みんなのリアクション



おすすめ作品を読み込み中です…



「美都ちゃんね、よろしく。なるほど二人ともドレッサージュなわけ……ひょっとして障害は苦手?」
 颯志は美都と手を握ったまま二人を見る。
「勘違いしているようだけど、今日障害に出たライダーは月皇舞羽、彼女の双子の姉よ」
「え? あ? そうなの? おかしいな、俺の勘、外したかな?」
「いつまで手を繋いでるのよ」
 二人の手を引き離す十葉の態度はひどく乱暴だ。
「舞香ちゃんね……今日見た舞羽ちゃんもかなり|きてた《●●●》けど、今俺が興味あるのは舞香ちゃん、あんただね」
「……」 「……」
「何かその言い方、いやらしいわね」
 答えたのは美都。それに対して颯志は、台詞の最中、髪の毛ほどの隙間に見せた敵意など跡形も残さず、にやけて言う。
「いやらしくもなるさ、舞香ちゃん美人だもん」
「颯志ぃ~」
 十葉が幼さを露見させる。お高くとまっていたかに見えたスタンスは、颯志を想う嫉妬から来ていたものと考えれば、むしろ可愛い。
 十葉は完全に舞香を敵視している。