第63話 決戦の果てに!
ー/ー
周辺にばら撒かれていた氷塊が全て爆発。炎と氷が同時に弾け、空が赤白に染まった。
爆風は竜巻のように押し寄せ、俺たちを飲み込もうとする。
「レイさん、一緒に冷水シャワーで炎を軽減するぜ!」
「心得たああああ!!」
俺とレイさんは高圧洗浄機で冷水シャワーを同時に噴射。
白い蒸気が立ち込め、炎の奔流と氷の破片を水で押し返す。
直撃は免れたが、やはり無傷で防ぐことはできなかったぜ。アツゥイ!
「みんな、無事か!?」
「あぁ、なんとか……」
しかし、安心したのも束の間だった。上空からスラスター音が轟き、影が頭上をかすめる。
「みんな、来るぞッ!」
マティアス司令官が漆黒の閃光と化し、空から急降下してきた。
その突進はまるで高速飛行する戦闘機。腕に構えたバズーカを前に突き出し、背中から炎を噴き出しながら地上へ突進する。
まずい……! 今の俺たちは体力を消耗している。この状態であの攻撃を食らえば間違いなく全滅だ。
「みんなっ! ここで踏ん張らなきゃ終わりだよ! ――超回復術!!」
ヨウスケの必殺技"超回復術"が俺たち全員を包み込む。力が蘇り、俺たちは再び立ち上がった。
「よしっ! まだ戦えるぜぇ~!」
「オレたち、まだイケるどー!」
「ヨウスケ、助かった!」
しかし、次の瞬間――。
――ドゴォォォォォン!!
機械音と共に、屋上全体が揺れるほどの爆発が巻き起こった。鉄骨がねじ曲がり、床はクレーターのように抉れる。
「「「「アッー!」」」」
痛いんだよおおおお!!!!(マジギレ)
衝撃波に巻き込まれ、俺たちは地面に叩きつけられた。
ちくしょう……せっかく"超回復術"で全回復したばかりだってのによォ……立っているのもやっとだぜ……。
爆煙の中から歩み出るマティアス司令官。その姿はまさに戦闘兵器そのもの。その足取りは一切揺らいでいない。
「……あれを受けてなお、立っているとはな。さすがだ、諸君」
俺たちが息を荒げる中、銃声が響いた。
「ここだッ!!」
ミカエルの二丁拳銃が火を噴いた。必殺技"ラピッドファイア”が炸裂する。
毒の弾丸が雨のように降り注ぎ、マティアス司令官の胸部装甲へ集中砲火を浴びせる。
「おおっ……! 通ってるぞ!」
「ミカエル、ナイスゥ!」
装置の数値が一気に削れていく。しかし、マティアス司令官は微動だにせず冷静だ。
「そうだ。その調子で掛かってこい」
毒も目くらましも通用しない。だが、連射の衝撃だけは確実に装置のダメージ数値を削っていた。
「よくやった、ミカエル! 今だ、畳み掛けるぜ!」
「任せろォ!」
俺は鞭を伸ばし、レイさんは竹刀を構え、ヨウスケは残り少ない回復スプレーで支援に回る。
だが、マティアス司令官はスラスターを逆噴射させ、一瞬で軌道を変えた。
空中で旋回しながら俺たちの攻撃をかわし、両手のブレードと蹴りで反撃してくる。
「ぐはっ!」
「イッタいよもう!」
容赦ない肉弾戦。回避と反撃が同時に繰り出される。
マティアス司令官は上空で静止すると、スラスターの炎を煌めかせながら重々しく告げた。
「よくぞここまで来た。私の装置残量が0になるのが先か、諸君の体力が尽きるのが先か、試させてもらおう」
「やっと大技を使い果たしたみてーだな。みんな、総攻撃いくぜぇ~!」
「オレたちが倒れるよりも先に勝ってやるどー!」
俺たちは散り散りに動く。
ミカエルが二丁拳銃を乱射し、火花と銃声が連続して響く。
レイさんは竹刀を振りかぶり、屋上を蹴って疾走。
俺は鞭を伸ばし、足場代わりに鉄骨を絡め取って宙へ舞い上がる。
ヨウスケは全員を見渡し、回復スプレーを絶え間なく散布する。
「みんな、今だァッ! いっけぇぇぇ!!」
だが、マティアス司令官の反応は速かった。
「遅い!」
スラスターを噴かし、黒い閃光のように地面すれすれを滑空。
軌道を読んだレイさんの竹刀は空を切り、俺の鞭も空中で掴まれ、逆に引き寄せられる。
「ぬぉっ!? あっぶねぇっ!」
次の瞬間、マティアス司令官の膝蹴りが俺の腹を撃ち抜いた。
「ヴォエっ!!」
「タツヤさぁぁん!!」
ヨウスケの叫びと共に回復スプレーが飛んでくる。俺は咳き込みながらも起き上がった。
――その間にも、ミカエルが銃撃で攻め立てていた。
マティアス司令官は両腕のブレードで銃弾を弾き返しながらスラスターを点火し、ミカエルへ突進。
ミカエルは咄嗟に横へ回避しよつとしたが遅かった。
肩を掠めるだけで衝撃波のように吹っ飛ばされ、屋上を転がった。
「ぐあっ……!」
「ミカエルゥッ!」
マティアス司令官の追撃はまだまだ続く。身長2m近い巨体と重厚な装備からは想像もつかないほどの素早い身のこなしとサマーソルトでミカエルを蹴り上げた!
「げほっ……!」
上空に蹴り上げられたミカエルを、マティアス司令官は手持ちのバズーカから”レーザーキャノン”浴びせた!
レーザーを浴びたミカエルはボロボロになって倒れ込む。
「すまない、私はここまでだ……。みんな、後は頼んだぞ……」
「ミカエルゥ! 後は俺らでマティアス司令官のダメージ装置を一気に削るぞ!」
「絶対勝つどー!」
「これ以上、仲間をやらせてたまるか!」
俺たちは声を重ね、三方から突撃。ヨウスケは既にスプレーを切らしていた。今はただ攻撃に専念するのみだ。
「みんな、後に続いてー!」
ヨウスケが棒を両手で握り、マティアス司令官に突っ込みながら棒を振り回した。
「遅い!」
マティアス司令官はヨウスケよりも早くブレードを振り、ヨウスケの脇腹を斬りつけて大きく吹っ飛ばした。
「うわあああああ!」
攻撃を一撃も命中させることなく、あっさり撃沈するヨウスケ。
――いや、ヨウスケが囮になってくれたおかげでマティアス司令官に僅かな隙ができた。このチャンスを無駄にしないぜ!
俺は両手の鞭でマティアス司令官の片手と片足を縛りつける。
「むっ!」
マティアス司令官はすぐに鞭をブレードで切ろうとするが、その隙をレイさんが突く。
「とっておきの"ツバメ返し"を見せてやるんだよ! YO!」
レイさんは竹刀でマティアス司令官を連続で斬りつける!
「やるな……!」
マティアス司令官は瞬時にブレードの一振りでレイさんの脇腹を斬りつけて大きく吹っ飛ばした!
「アッー!」
レイさんは派手に吹っ飛んだ。だが俺はレイさんに振り向くことなく、すぐに予備の鞭を2本取り出した。
俺は両手に2本の鞭を構え、鞭の乱舞"エクスタシー"をマティアス司令官に浴びせる!
「これで落ちろォ!!」
火花が奔り、マティアス司令官のダメージ計算装置の数値がついにゼロへと沈んだ。
「どうだあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
マティアス司令官は俺たちを見て微笑みながら砲身を下ろす。
「……見事だ。タツヤ、レイ、ミカエル、ヨウスケ、見違えるほど強くなったな」
その声は戦場の兵士としてではなく教官そのものだった。
屋上の外側にいた軍人さんたちも俺たちの勝利を祝福してくれた。
「すげー熱い戦いだったぜ!」
「みんな、見違えるほど強くなったね」
「まさかこの試練をクリアするとはな」
「兄貴……すげーカッコよかったぜ……!」
「ハッハッハッ! 全く大した奴らだぜ」
俺たちは武器を下ろし、息を合わせて肩で笑った。
「やったぜ!」
「ホモビデオモデルの座はいただきだどー!」
「勝った……んだな……」
「やった……! おれたちがあのマティアス司令官に勝ったんだ!」
夕陽に照らされる屋上で、俺たちは勝利の余韻に浸った。
全身ボロボロ、武器も傷だらけ。だが、この戦いを乗り越えたことで、俺たちは一段強くなったのだ。
「最後の試験は合格だ。約束通り、お前たちのビデオ撮影を手伝ってやろう」
マティアス司令官、きちんとホモビ撮影の約束覚えてくれたんだな!
「やったぜ! ついに念願の軍人ホモビを作れるぜ!」
「マティアス司令官がビデオモデルになってくれればビデオの売り上げもうなぎのぼりだどー!」
「やったな、みんな。これでもう生活に困らない程の金が手に入るだろう」
「これで一生ニートできるぞ!」
次回、ついに軍人ホモビデオ撮影に入る!?
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爆風は竜巻のように押し寄せ、俺たちを飲み込もうとする。
「レイさん、一緒に冷水シャワーで炎を軽減するぜ!」
「心得たああああ!!」
俺とレイさんは高圧洗浄機で冷水シャワーを同時に噴射。
白い蒸気が立ち込め、炎の奔流と氷の破片を水で押し返す。
直撃は免れたが、やはり無傷で防ぐことはできなかったぜ。アツゥイ!
「みんな、無事か!?」
「あぁ、なんとか……」
しかし、安心したのも束の間だった。上空からスラスター音が轟き、影が頭上をかすめる。
「みんな、来るぞッ!」
マティアス司令官が漆黒の閃光と化し、空から急降下してきた。
その突進はまるで高速飛行する戦闘機。腕に構えたバズーカを前に突き出し、背中から炎を噴き出しながら地上へ突進する。
まずい……! 今の俺たちは体力を消耗している。この状態であの攻撃を食らえば間違いなく全滅だ。
「みんなっ! ここで踏ん張らなきゃ終わりだよ! ――超回復術!!」
ヨウスケの必殺技"超回復術"が俺たち全員を包み込む。力が蘇り、俺たちは再び立ち上がった。
「よしっ! まだ戦えるぜぇ~!」
「オレたち、まだイケるどー!」
「ヨウスケ、助かった!」
しかし、次の瞬間――。
――ドゴォォォォォン!!
機械音と共に、屋上全体が揺れるほどの爆発が巻き起こった。鉄骨がねじ曲がり、床はクレーターのように抉れる。
「「「「アッー!」」」」
痛いんだよおおおお!!!!(マジギレ)
衝撃波に巻き込まれ、俺たちは地面に叩きつけられた。
ちくしょう……せっかく"超回復術"で全回復したばかりだってのによォ……立っているのもやっとだぜ……。
爆煙の中から歩み出るマティアス司令官。その姿はまさに戦闘兵器そのもの。その足取りは一切揺らいでいない。
「……あれを受けてなお、立っているとはな。さすがだ、諸君」
俺たちが息を荒げる中、銃声が響いた。
「ここだッ!!」
ミカエルの二丁拳銃が火を噴いた。必殺技"ラピッドファイア”が炸裂する。
毒の弾丸が雨のように降り注ぎ、マティアス司令官の胸部装甲へ集中砲火を浴びせる。
「おおっ……! 通ってるぞ!」
「ミカエル、ナイスゥ!」
装置の数値が一気に削れていく。しかし、マティアス司令官は微動だにせず冷静だ。
「そうだ。その調子で掛かってこい」
毒も目くらましも通用しない。だが、連射の衝撃だけは確実に装置のダメージ数値を削っていた。
「よくやった、ミカエル! 今だ、畳み掛けるぜ!」
「任せろォ!」
俺は|鞭《ムチ》を伸ばし、レイさんは竹刀を構え、ヨウスケは残り少ない回復スプレーで支援に回る。
だが、マティアス司令官はスラスターを逆噴射させ、一瞬で軌道を変えた。
空中で旋回しながら俺たちの攻撃をかわし、両手のブレードと蹴りで反撃してくる。
「ぐはっ!」
「イッタいよもう!」
容赦ない肉弾戦。回避と反撃が同時に繰り出される。
マティアス司令官は上空で静止すると、スラスターの炎を煌めかせながら重々しく告げた。
「よくぞここまで来た。私の装置残量が0になるのが先か、諸君の体力が尽きるのが先か、試させてもらおう」
「やっと大技を使い果たしたみてーだな。みんな、総攻撃いくぜぇ~!」
「オレたちが倒れるよりも先に勝ってやるどー!」
俺たちは散り散りに動く。
ミカエルが二丁拳銃を乱射し、火花と銃声が連続して響く。
レイさんは竹刀を振りかぶり、屋上を蹴って疾走。
俺は|鞭《ムチ》を伸ばし、足場代わりに鉄骨を絡め取って宙へ舞い上がる。
ヨウスケは全員を見渡し、回復スプレーを絶え間なく散布する。
「みんな、今だァッ! いっけぇぇぇ!!」
だが、マティアス司令官の反応は速かった。
「遅い!」
スラスターを噴かし、黒い閃光のように地面すれすれを滑空。
軌道を読んだレイさんの竹刀は空を切り、俺の|鞭《ムチ》も空中で掴まれ、逆に引き寄せられる。
「ぬぉっ!? あっぶねぇっ!」
次の瞬間、マティアス司令官の膝蹴りが俺の腹を撃ち抜いた。
「ヴォエっ!!」
「タツヤさぁぁん!!」
ヨウスケの叫びと共に回復スプレーが飛んでくる。俺は咳き込みながらも起き上がった。
――その間にも、ミカエルが銃撃で攻め立てていた。
マティアス司令官は両腕のブレードで銃弾を弾き返しながらスラスターを点火し、ミカエルへ突進。
ミカエルは咄嗟に横へ回避しよつとしたが遅かった。
肩を掠めるだけで衝撃波のように吹っ飛ばされ、屋上を転がった。
「ぐあっ……!」
「ミカエルゥッ!」
マティアス司令官の追撃はまだまだ続く。身長2m近い巨体と重厚な装備からは想像もつかないほどの素早い身のこなしとサマーソルトでミカエルを蹴り上げた!
「げほっ……!」
上空に蹴り上げられたミカエルを、マティアス司令官は手持ちのバズーカから”レーザーキャノン”浴びせた!
レーザーを浴びたミカエルはボロボロになって倒れ込む。
「すまない、私はここまでだ……。みんな、後は頼んだぞ……」
「ミカエルゥ! 後は俺らでマティアス司令官のダメージ装置を一気に削るぞ!」
「絶対勝つどー!」
「これ以上、仲間をやらせてたまるか!」
俺たちは声を重ね、三方から突撃。ヨウスケは既にスプレーを切らしていた。今はただ攻撃に専念するのみだ。
「みんな、後に続いてー!」
ヨウスケが棒を両手で握り、マティアス司令官に突っ込みながら棒を振り回した。
「遅い!」
マティアス司令官はヨウスケよりも早くブレードを振り、ヨウスケの脇腹を斬りつけて大きく吹っ飛ばした。
「うわあああああ!」
攻撃を一撃も命中させることなく、あっさり撃沈するヨウスケ。
――いや、ヨウスケが囮になってくれたおかげでマティアス司令官に僅かな隙ができた。このチャンスを無駄にしないぜ!
俺は両手の|鞭《ムチ》でマティアス司令官の片手と片足を縛りつける。
「むっ!」
マティアス司令官はすぐに|鞭《ムチ》をブレードで切ろうとするが、その隙をレイさんが突く。
「とっておきの"ツバメ返し"を見せてやるんだよ! YO!」
レイさんは竹刀でマティアス司令官を連続で斬りつける!
「やるな……!」
マティアス司令官は瞬時にブレードの一振りでレイさんの脇腹を斬りつけて大きく吹っ飛ばした!
「アッー!」
レイさんは派手に吹っ飛んだ。だが俺はレイさんに振り向くことなく、すぐに予備の|鞭《ムチ》を2本取り出した。
俺は両手に2本の|鞭《ムチ》を構え、|鞭《ムチ》の乱舞"エクスタシー"をマティアス司令官に浴びせる!
「これで落ちろォ!!」
火花が奔り、マティアス司令官のダメージ計算装置の数値がついにゼロへと沈んだ。
「どうだあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
マティアス司令官は俺たちを見て微笑みながら砲身を下ろす。
「……見事だ。タツヤ、レイ、ミカエル、ヨウスケ、見違えるほど強くなったな」
その声は戦場の兵士としてではなく教官そのものだった。
屋上の外側にいた軍人さんたちも俺たちの勝利を祝福してくれた。
「すげー熱い戦いだったぜ!」
「みんな、見違えるほど強くなったね」
「まさかこの試練をクリアするとはな」
「兄貴……すげーカッコよかったぜ……!」
「ハッハッハッ! 全く大した奴らだぜ」
俺たちは武器を下ろし、息を合わせて肩で笑った。
「やったぜ!」
「ホモビデオモデルの座はいただきだどー!」
「勝った……んだな……」
「やった……! おれたちがあのマティアス司令官に勝ったんだ!」
夕陽に照らされる屋上で、俺たちは勝利の余韻に浸った。
全身ボロボロ、武器も傷だらけ。だが、この戦いを乗り越えたことで、俺たちは一段強くなったのだ。
「最後の試験は合格だ。約束通り、お前たちのビデオ撮影を手伝ってやろう」
マティアス司令官、きちんとホモビ撮影の約束覚えてくれたんだな!
「やったぜ! ついに念願の軍人ホモビを作れるぜ!」
「マティアス司令官がビデオモデルになってくれればビデオの売り上げもうなぎのぼりだどー!」
「やったな、みんな。これでもう生活に困らない程の金が手に入るだろう」
「これで一生ニートできるぞ!」
次回、ついに軍人ホモビデオ撮影に入る!?