舞羽や舞香、美都は馬場馬術……『ドレッサージュ』と呼ばれる種目を行っている。
***
現代馬術は『ブリティッシュ馬術』と『ウエスタン馬術』の二つに大きく分類でき、『ブリティッシュ馬術』はシルクハット(* 現在はヘルメット)に燕尾服(* 本来女性の正装はロングドレス)といった馬術家の礼儀・作法が重んじられ、オリンピックなどの公式馬術競技の主たる種目となっている。
『ウエスタン馬術』はカウボーイ乗馬に端を発する馬術で、イギリス式の重心移動や脚を使っての指示とは別に、『ルーズレイン』と呼ばれるテクニックで手綱(レイン)を馬の首に触れさせてのコントロールが、カウボーイハットにジーンズという、ウエスタンファッションともマッチしていてスタイリッシュだ。
因みに馬はニアサイド(左側)から乗る。左手で手綱を持ち、右手で鐙(足を掛ける輪)を自身の体に引き寄せる。左足を鐙に掛けて両手で鞍をもって跨る。
これが現代馬術の基本であるが、日本古来の乗馬は右乗りであった。これは左腰に刀を差していたからと言われている。
そしてオリンピック競技としての種目は『馬場馬術』、『障害馬術』、『総合馬術』の三種目である。
***
遊馬は障害馬術の主戦である。