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@ 7話

ー/ー



(2番は『俺の次』って意味じゃないんだったけどな……ま、いっか)


 恋実が余計にプンプンしているようなので、恭吾はそれ以上このことに関して言葉を付け足さないことを選んだ。






「それで? ご用件は?」
「あぁそう、それで生徒会長である、は、は、華さ、きクン……いや、こ、恋実クン……」


「あ~面倒くさいな、もう。『恋実』でいいですから」


 恋実は椅子を引いて席に着く。とりあえずこの部屋でのポジションはマウントを取りたいのか、会長席っぽい上座を選んだ。
 恭吾に無言で席に着くよう促す。




「ゥオホン……こ、恋、恋実は学校の行政を行っているわけだ」


 この男にしては珍しく自信も小さく遠慮がちに話す。


「ギョウセイ??」
「しかぁし! この学校には『司法』なるものが存在しない!」


 座らせたかと思えば、恭吾はすぐに椅子を倒しながら立ち上がる。何をそんなに興奮することがあるのだろうか? 恋実には理解できない。


「いやどこの高校もないでしょ……」
「だから俺が、その『司法』になる! そして我が校のマドンナ、優香ちゃんの手を握ったという犯人を裁く!!」




 わざわざ冬休み明け学校初日から生徒会室に来るなんて、何かあったかと思えば何のことはない。
 普段誰も出入りしない寂しい生徒会室への来訪者に喜んだのもつかの間、恋実もまた希望のない始まりを感じ始めていた。


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(2番は『俺の次』って意味じゃないんだったけどな……ま、いっか)
 恋実が余計にプンプンしているようなので、恭吾はそれ以上このことに関して言葉を付け足さないことを選んだ。
「それで? ご用件は?」
「あぁそう、それで生徒会長である、は、は、華さ、きクン……いや、こ、恋実クン……」
「あ~面倒くさいな、もう。『恋実』でいいですから」
 恋実は椅子を引いて席に着く。とりあえずこの部屋でのポジションはマウントを取りたいのか、会長席っぽい上座を選んだ。
 恭吾に無言で席に着くよう促す。
「ゥオホン……こ、恋、恋実は学校の行政を行っているわけだ」
 この男にしては珍しく自信も小さく遠慮がちに話す。
「ギョウセイ??」
「しかぁし! この学校には『司法』なるものが存在しない!」
 座らせたかと思えば、恭吾はすぐに椅子を倒しながら立ち上がる。何をそんなに興奮することがあるのだろうか? 恋実には理解できない。
「いやどこの高校もないでしょ……」
「だから俺が、その『司法』になる! そして我が校のマドンナ、優香ちゃんの手を握ったという犯人を裁く!!」
 わざわざ冬休み明け学校初日から生徒会室に来るなんて、何かあったかと思えば何のことはない。
 普段誰も出入りしない寂しい生徒会室への来訪者に喜んだのもつかの間、恋実もまた希望のない始まりを感じ始めていた。