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@ 14話

ー/ー



「千晶……テスト……どうだった? 僕のターンどうだった?」
「チッ……俺を名前で呼んでいいのは俺が認めた奴だけだ」
「空澄くん……タイムだけ見れば千晶より速かったかも……」
「チッ……あんなの参考になんねーよ第一エアもやってねーんだし……完走出来て初めて採点されるのが当たり前だ……骨折リタイアじゃ話になんねー」


「…………」


 さっきまで興奮していた僕は、がっかりして視線を自分の足へと落す。


「僕……またモーグルやりたい……」


 僕の言葉に暖空の顔が晴れやかに変化していくのが見て取れる。それに合わせたように窓の外から光も差し込んでくる。


「千晶っ!」 「チェッ……都会者のくせに……」
「僕はどんなに恰好悪くたってもう一度飛びたい!」
「先ず、ケガ直せよ、空澄!」


 僕はその言葉に、会心の笑顔で応えたに違いない。なぜなら暖空が最高の笑顔で僕を見返したのだから……これが『出会い』だった……。


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次のエピソードへ進む @ 15話 僕


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「千晶……テスト……どうだった? 僕のターンどうだった?」
「チッ……俺を名前で呼んでいいのは俺が認めた奴だけだ」
「空澄くん……タイムだけ見れば千晶より速かったかも……」
「チッ……あんなの参考になんねーよ第一エアもやってねーんだし……完走出来て初めて採点されるのが当たり前だ……骨折リタイアじゃ話になんねー」
「…………」
 さっきまで興奮していた僕は、がっかりして視線を自分の足へと落す。
「僕……またモーグルやりたい……」
 僕の言葉に暖空の顔が晴れやかに変化していくのが見て取れる。それに合わせたように窓の外から光も差し込んでくる。
「千晶っ!」 「チェッ……都会者のくせに……」
「僕はどんなに恰好悪くたってもう一度飛びたい!」
「先ず、ケガ直せよ、空澄!」
 僕はその言葉に、会心の笑顔で応えたに違いない。なぜなら暖空が最高の笑顔で僕を見返したのだから……これが『出会い』だった……。