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ー/ー「タケルんちって、お姉さんのほかに誰かいるの?」
給食の時だった。クラスメイトののり子に突然聞かれて思わずカレー吹き出しそうになったし。
「なな、いきなりどうしたんだよ」
この前一緒に歩いてるとこ見たんだよね。つーかウチの学校じゃないでしょ?」
わかる。コタローのことだ。いやそれしかいねーし。
けどどうしよう、まあ普通に修行中でウチに居候してるって答えても構わないとは思うんだけど。
……その答え方もなんかヤバげじゃねって、ふと思ったんだ。
「いとこだよ」
バカバカバカ! なにいきなり変な答え方したんだ俺のバカ!
「え、タケルってお姉さんの他に……ってゴメン」
うん。一応俺の家の事情はみんな承知してる。だから謝ってくれたのかな。
けどさ。ってのり子は畳みかけてくる。
「なんか面白い格好してるなーって。剣道少年的な?」
「うん、剣道一筋だよ」まあ間違ってはいないかな。
「でもそれにしちゃなんか、その……」
のり子が言い出せなくて口ごもってる。わかる。次に言いたいことはなんとなく。
「ちょっと貧乏っちい和服……だよね。おまけに靴も履いてなかったし」
それアイツのポリシーなんだって言いたいんだけど。流石にそれもキチンと答えていいものかどうか、マジ迷うし。
俺も迷ってたら、のり子もごめんねってそそくさ食べ終わって他の連中と遊びに行っちゃった。セーフ……かな。
「そういやタケル、最近うちに遊びに来ないけどどうしたの?」
安堵してたら別方向から攻撃が、トモキかよ!
⭐︎⭐︎⭐︎
「タケルの友達の家……ですか?」
エアコンをゆるく効かせた部屋の中、コタローにちょっと持ちかけてみた。
友達のトモキの家に行ってみないか? ってね。
「あまり人の家へお邪魔するのは、ちょっと……」やっぱり渋ってた。俺とコタローはもう気心知れた仲だけど、それ以上はあまり望みたくないみたいだし。しょうがない断りの連絡入れるか。なあんてスマホに手を伸ばした時だった。
玄関から変なメロディが流れてきたんだ。来客なんてほとんど来たことないから、俺も思わず驚いちゃった。
「僕だけど、タケルいるかな?」
トモキじゃねーか! なんでわざわざ俺んちに来るんだよ!
「ごめんねいきなり。ちょっと相談したいことがあってさ、あ、駅前でプリン買ってきたんだ、タケルの大好きなスイーツね」
いやそうじゃなくて、家の中散らかってるし、それにコタローもいるし! できればその、入れるわけには!
「ちゃんと3つ買ってきたよ。いとこの人もいるんでしょ?」
ドア越しに思わず「えっ!?」って言っちまった。なんでトモキがコタローのことを?
「タケル、友達ならば構わないですよ」
「いいのかよ、コタロー……」
もちろんワーウルフのことだってそう。コタローがワケあり修行中なことも秘密ってことで。仕方ないか。
⭐︎⭐︎⭐︎
「明日香コタローと申します。今はタケルの家で居候してます」
トモキがテーブルに着くなり、コタローは正座で深々と頭を下げた。
「え、居候……なの?」やべえ、トモキ唖然としてるし!
「いやいやそーじゃなくて、コタローの親って外国言っちゃってるんでしばらく俺の家にってことで!」
危なかった、心臓止まるかと思った。
給食の時だった。クラスメイトののり子に突然聞かれて思わずカレー吹き出しそうになったし。
「なな、いきなりどうしたんだよ」
この前一緒に歩いてるとこ見たんだよね。つーかウチの学校じゃないでしょ?」
わかる。コタローのことだ。いやそれしかいねーし。
けどどうしよう、まあ普通に修行中でウチに居候してるって答えても構わないとは思うんだけど。
……その答え方もなんかヤバげじゃねって、ふと思ったんだ。
「いとこだよ」
バカバカバカ! なにいきなり変な答え方したんだ俺のバカ!
「え、タケルってお姉さんの他に……ってゴメン」
うん。一応俺の家の事情はみんな承知してる。だから謝ってくれたのかな。
けどさ。ってのり子は畳みかけてくる。
「なんか面白い格好してるなーって。剣道少年的な?」
「うん、剣道一筋だよ」まあ間違ってはいないかな。
「でもそれにしちゃなんか、その……」
のり子が言い出せなくて口ごもってる。わかる。次に言いたいことはなんとなく。
「ちょっと貧乏っちい和服……だよね。おまけに靴も履いてなかったし」
それアイツのポリシーなんだって言いたいんだけど。流石にそれもキチンと答えていいものかどうか、マジ迷うし。
俺も迷ってたら、のり子もごめんねってそそくさ食べ終わって他の連中と遊びに行っちゃった。セーフ……かな。
「そういやタケル、最近うちに遊びに来ないけどどうしたの?」
安堵してたら別方向から攻撃が、トモキかよ!
⭐︎⭐︎⭐︎
「タケルの友達の家……ですか?」
エアコンをゆるく効かせた部屋の中、コタローにちょっと持ちかけてみた。
友達のトモキの家に行ってみないか? ってね。
「あまり人の家へお邪魔するのは、ちょっと……」やっぱり渋ってた。俺とコタローはもう気心知れた仲だけど、それ以上はあまり望みたくないみたいだし。しょうがない断りの連絡入れるか。なあんてスマホに手を伸ばした時だった。
玄関から変なメロディが流れてきたんだ。来客なんてほとんど来たことないから、俺も思わず驚いちゃった。
「僕だけど、タケルいるかな?」
トモキじゃねーか! なんでわざわざ俺んちに来るんだよ!
「ごめんねいきなり。ちょっと相談したいことがあってさ、あ、駅前でプリン買ってきたんだ、タケルの大好きなスイーツね」
いやそうじゃなくて、家の中散らかってるし、それにコタローもいるし! できればその、入れるわけには!
「ちゃんと3つ買ってきたよ。いとこの人もいるんでしょ?」
ドア越しに思わず「えっ!?」って言っちまった。なんでトモキがコタローのことを?
「タケル、友達ならば構わないですよ」
「いいのかよ、コタロー……」
もちろんワーウルフのことだってそう。コタローがワケあり修行中なことも秘密ってことで。仕方ないか。
⭐︎⭐︎⭐︎
「明日香コタローと申します。今はタケルの家で居候してます」
トモキがテーブルに着くなり、コタローは正座で深々と頭を下げた。
「え、居候……なの?」やべえ、トモキ唖然としてるし!
「いやいやそーじゃなくて、コタローの親って外国言っちゃってるんでしばらく俺の家にってことで!」
危なかった、心臓止まるかと思った。
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