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告白

ー/ー



「ねぇ、夕飯うちに寄って食べて行かない?」とモコが誘ってくれた。
 
「いいね、今日の話ももっとしたいし。」
 
 二人で、駅前のスーパーで、鍋の材料を買って、ホットプレートの鍋でカット野菜と豚肉と、うどんを入れて、簡単なべをして、二人で食べた。なんだか同棲しているみたいだ、なんて馬鹿なことを考えてドキドキしていた。
 
 落ち着いて今日の先生の縄の話を二人でし始める。
 
「先生が縛ってるタカノさん、すごい幸せそうだったよね、それに・・・とっても・・・エ、エッチだった。私も、トモを縛ってあんな風に喜んでもらえるかな?」
 
「う、うん、僕も、モコを縛って、あんな風にしてあげたい・・・って思った。」
 
「す、少し練習してみよっか、腹ごなしにもなるしさ。」
 
「うん、やってみよう。」
 
「じゃ、まず私からね。」モコが言って、僕はモコに縛られ始めた。手首を取って、胸を縛られて後ろで留められる。これだけでちゃんとした一つの緊縛になるんだと言う先生の言葉が思い出される。
 モコは先生がしたように、後ろで縄をしっかり留めてるみたいだ。
 そのまま後ろから、モコは、ギュッて僕を抱きしめた。
 縄とモコの手の両方に抱かれていて、とても贅沢な気持ちで、僕は、僕は、気持ちよくなってしまった。
「あったかいね、幸せな気分だよ。」
「う、うん、トモが自分のモノになった気がして、嬉しいな。」
 モコの気持ちが嬉しい、でも、膨らんでしまった股間には気づかないでほしい。切実にそう思っていた。あとで、バレバレだったって言われちゃったんだけどね。
 
 少し休憩して、攻守交代する。
 僕は、この身体を自分だけのものにしたい・・・そう思いながら、縛っていった。
 一本だけだから簡単に縛り終えるのだけど、僕は落ちていたモコの縄も借りて、縄を繋いで、カンヌキまで入れて、後ろで余った縄で、モコの胸の下もぐるぐると巻いてしまった。今日のサロンで似たような事をしていた人の真似をしてみた。
「全然、動けないよ、トモ。私もうトモの思うがまま・・・だよ・・・。」
 僕は、トモの背中の縄を引っ張ると、膝の上に横向きに座らせて、背中を横抱きにして、モコの顔を見た。
   
 二人の視線が絡み合い、そして、見つめあった。今日の抄妓さんの言葉が頭に響く、『待ってるわよ』
 頭の中に聞こえる抄妓さんの声に背中を押されて、僕はこれまでの人生で一番の勇気を振り絞った。
 
「モコ、僕ね、ずっとずっと、子供の時から、モコの事が好き・・・だったよ。引越でお別れした後、泣いて3日も学校いけなかったよ。それで、今回再会できて、やっぱり好きだって気持ち変わらなくて・・・」
 
「私も、トモのこと好きで、引越してからずっと泣いてたよ。」
 
「狭川萌子さん、ずっと好きでした。どうか恋人として僕と付き合ってほしいです。」
 
「はい、鹿山智幸さん、私もずっとずぅーっと、好きでした。喜んでお付き合いします。」
 
 僕はモコを抱きしめて、おずおずとキスをした。ファーストキスは、ポン酢の味だった。
 
「縄、がんばろうね、私、絶対トモを縛りたい・・・わ、私、トモを縛り付けて、閉じ込めて、私だけのものにしたい・・・って今日、そう思ったの・・・。」モコの目が、そう、獲物を狙う肉食動物のような目になって、僕を見つめていたんだ。
 
「うん、僕も、先生みたいに縄ができるようになって、モコを気持ちよくしてあげたいし、僕に縛りつけたい。もう離れ離れにならないいように。」

「ねぇ次は、また私も縛ってみてもいい?」
 
「わかった一度解くね。」
 
 モコはまた僕の手首と胸を縛って動けなくすると、ベットにそのまま押し倒した。
 ドキドキしながら見てると、モコはもう地一本の縄で、僕の両足首を固定して、そのまま背中の縄に引っ張って繋いだ。脚が背中に繋がって本当に動けなくなった。
 
「これ、今日、抄妓さんに教わったの。」
 
 そういえば二人でなんか仲良くゴソゴソしてたなというのを、思い出した。
 
「もう、何処にも行かせない。私の・・・トモォ・・・。」モコが動けない私の耳元辺りに顔を埋めて来た、どうするのかと考えていると。
 
「クン、クン、クン、あー、トモの匂いがするぅ。」

 そのまま、僕の匂いを、嗅がれている。
 は、恥ずかしい。でも動けないので、何も出来ない。
 
「恥ずかしいよ、もう許して、モコ。」
 
「だぁめ、今は私がトモを好きにする時間だから。」
 
 そのまま頸筋、肩、お腹と嗅いでいくモコの顔はついに股間に辿り着いて、そこの匂いも嗅ぎはじめたのだ。
 
「会えなかった5年分のトモを堪能するまで、離さないよ。」
 
「後で、僕が縛る時には覚えてろよ。」と憎まれ口を叩くと。
 
「いいよ、何でもトモの好きにして。その時は私の全部、トモのものだからね。」
 
 赤面して、それ以上何も言えなくなった僕を、モコは自由に色々してくれたので、その後の僕が縛る時間には、僕もいっぱいトモを好きにしちゃったのだ。

 そして二人で夢中になり過ぎて、僕は人生で初めての終電を逃して泊まって帰るというイベントを、こなしたりした。
 
 こうしてはじまった、僕達の関係は、細い縄を、より合わせる事で強くなる縄のように、これからも絡み合いながら、続いていくのだろう。
 
   筆者より最後に
 
 SMにおける拘束道具からはじまった緊縛が、そこから離れて純粋に縛る事だけを目的とした人達があらわれたり。アートとして海外の国営美術館で展示されたり。日本だけでなくいろんな国で愛好する人達がいて、日本の文化として知られてたりもします。
 あなたのすぐそばにも、こんなカップルが実は居たりするかも、しれませんね。
 
 とりあえずこの物語は終わりになります。。
 要望があったり、これを書き上げた時のような書きたい想いが滾る事があれば、またこれからの二人に会えるかもしれませんが、今はこれにて完結です。御拝読ありがとうございます。



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「いいね、今日の話ももっとしたいし。」
 二人で、駅前のスーパーで、鍋の材料を買って、ホットプレートの鍋でカット野菜と豚肉と、うどんを入れて、簡単なべをして、二人で食べた。なんだか同棲しているみたいだ、なんて馬鹿なことを考えてドキドキしていた。
 落ち着いて今日の先生の縄の話を二人でし始める。
「先生が縛ってるタカノさん、すごい幸せそうだったよね、それに・・・とっても・・・エ、エッチだった。私も、トモを縛ってあんな風に喜んでもらえるかな?」
「う、うん、僕も、モコを縛って、あんな風にしてあげたい・・・って思った。」
「す、少し練習してみよっか、腹ごなしにもなるしさ。」
「うん、やってみよう。」
「じゃ、まず私からね。」モコが言って、僕はモコに縛られ始めた。手首を取って、胸を縛られて後ろで留められる。これだけでちゃんとした一つの緊縛になるんだと言う先生の言葉が思い出される。
 モコは先生がしたように、後ろで縄をしっかり留めてるみたいだ。
 そのまま後ろから、モコは、ギュッて僕を抱きしめた。
 縄とモコの手の両方に抱かれていて、とても贅沢な気持ちで、僕は、僕は、気持ちよくなってしまった。
「あったかいね、幸せな気分だよ。」
「う、うん、トモが自分のモノになった気がして、嬉しいな。」
 モコの気持ちが嬉しい、でも、膨らんでしまった股間には気づかないでほしい。切実にそう思っていた。あとで、バレバレだったって言われちゃったんだけどね。
 少し休憩して、攻守交代する。
 僕は、この身体を自分だけのものにしたい・・・そう思いながら、縛っていった。
 一本だけだから簡単に縛り終えるのだけど、僕は落ちていたモコの縄も借りて、縄を繋いで、カンヌキまで入れて、後ろで余った縄で、モコの胸の下もぐるぐると巻いてしまった。今日のサロンで似たような事をしていた人の真似をしてみた。
「全然、動けないよ、トモ。私もうトモの思うがまま・・・だよ・・・。」
 僕は、トモの背中の縄を引っ張ると、膝の上に横向きに座らせて、背中を横抱きにして、モコの顔を見た。
 二人の視線が絡み合い、そして、見つめあった。今日の抄妓さんの言葉が頭に響く、『待ってるわよ』
 頭の中に聞こえる抄妓さんの声に背中を押されて、僕はこれまでの人生で一番の勇気を振り絞った。
「モコ、僕ね、ずっとずっと、子供の時から、モコの事が好き・・・だったよ。引越でお別れした後、泣いて3日も学校いけなかったよ。それで、今回再会できて、やっぱり好きだって気持ち変わらなくて・・・」
「私も、トモのこと好きで、引越してからずっと泣いてたよ。」
「狭川萌子さん、ずっと好きでした。どうか恋人として僕と付き合ってほしいです。」
「はい、鹿山智幸さん、私もずっとずぅーっと、好きでした。喜んでお付き合いします。」
 僕はモコを抱きしめて、おずおずとキスをした。ファーストキスは、ポン酢の味だった。
「縄、がんばろうね、私、絶対トモを縛りたい・・・わ、私、トモを縛り付けて、閉じ込めて、私だけのものにしたい・・・って今日、そう思ったの・・・。」モコの目が、そう、獲物を狙う肉食動物のような目になって、僕を見つめていたんだ。
「うん、僕も、先生みたいに縄ができるようになって、モコを気持ちよくしてあげたいし、僕に縛りつけたい。もう離れ離れにならないいように。」
「ねぇ次は、また私も縛ってみてもいい?」
「わかった一度解くね。」
 モコはまた僕の手首と胸を縛って動けなくすると、ベットにそのまま押し倒した。
 ドキドキしながら見てると、モコはもう地一本の縄で、僕の両足首を固定して、そのまま背中の縄に引っ張って繋いだ。脚が背中に繋がって本当に動けなくなった。
「これ、今日、抄妓さんに教わったの。」
 そういえば二人でなんか仲良くゴソゴソしてたなというのを、思い出した。
「もう、何処にも行かせない。私の・・・トモォ・・・。」モコが動けない私の耳元辺りに顔を埋めて来た、どうするのかと考えていると。
「クン、クン、クン、あー、トモの匂いがするぅ。」
 そのまま、僕の匂いを、嗅がれている。
 は、恥ずかしい。でも動けないので、何も出来ない。
「恥ずかしいよ、もう許して、モコ。」
「だぁめ、今は私がトモを好きにする時間だから。」
 そのまま頸筋、肩、お腹と嗅いでいくモコの顔はついに股間に辿り着いて、そこの匂いも嗅ぎはじめたのだ。
「会えなかった5年分のトモを堪能するまで、離さないよ。」
「後で、僕が縛る時には覚えてろよ。」と憎まれ口を叩くと。
「いいよ、何でもトモの好きにして。その時は私の全部、トモのものだからね。」
 赤面して、それ以上何も言えなくなった僕を、モコは自由に色々してくれたので、その後の僕が縛る時間には、僕もいっぱいトモを好きにしちゃったのだ。
 そして二人で夢中になり過ぎて、僕は人生で初めての終電を逃して泊まって帰るというイベントを、こなしたりした。
 こうしてはじまった、僕達の関係は、細い縄を、より合わせる事で強くなる縄のように、これからも絡み合いながら、続いていくのだろう。
   筆者より最後に
 SMにおける拘束道具からはじまった緊縛が、そこから離れて純粋に縛る事だけを目的とした人達があらわれたり。アートとして海外の国営美術館で展示されたり。日本だけでなくいろんな国で愛好する人達がいて、日本の文化として知られてたりもします。
 あなたのすぐそばにも、こんなカップルが実は居たりするかも、しれませんね。
 とりあえずこの物語は終わりになります。。
 要望があったり、これを書き上げた時のような書きたい想いが滾る事があれば、またこれからの二人に会えるかもしれませんが、今はこれにて完結です。御拝読ありがとうございます。