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ー/ー
なんなんだろう、夢でも見てるみたい。日本刀だった鵼斬り本体が、まるで柔らか素材みたいにぐにょっと曲がって、切先が俺の鼻先に近づいてきたんだ。なんか蛇みたいで。
ーなる早で調べさせてもらうゾ。こっちだって最近腹ペコで時間止める能力ですら使うのは精一杯なんだから。
と言って、鵼斬りはつん。と俺の鼻を突っついたんだ!
痛ええええええ!! ……くない?
ーちょっとだけお前の血を採取した。まあいわゆるDNA検査ってヤツだな。
おいなんで今風の言葉使えるんだよ?
ーったりめーだろ。こっちだって逐次アップデートしなきゃ敵さんと太刀打ちできないですわ。
なんか言葉遣いもおかしくなってきたし!
ーふむ。狩野タケル。現在11歳。両親はおらず姉と2人暮らし……か。
また、切先がにゅるっと俺の目の前に来た。
ーコタローもそうだが、お前もクソヤバいくらいの苦労してるんだナ?
「いやもう、そんなのは慣れて……」
ーあ、全部話さなくていいから。お前の血液から深層心理まで全部読み取らせてもらったから。
マジかよ。俺の言葉まで見通せちゃってるってこと?
その時鵼斬りはふと「えっ」って驚きにも似た声をあげてたけど、なんなんだ今度は、俺のこの姿のことかな?
ーなかなか興味は尽きないな……気に入った。この鵼斬り、お前に暫定所有権を与えてやる!
思わず変な声が出ちゃった、つまりはレンタル権かよ!
ーそりゃそーだ。現時点での俺様のメインユーザーはコタロー様だからな。だけどあいつ今気絶してるし。その間だけの暫定的権利ってえヤツだ。ありがたく思えよ!
「じゃあ教えて、あの子を……アケビを元に戻すにはどう斬ればいいんだよ?」
鵼斬りは「オッケー」と言い残すと、また硬い日本刀の姿へと戻っていった。と同時に……
時間の流れもまた元に戻ったんだ。爪を振り上げてアケビが俺に襲いかかってきた!
紙一重で俺は避けたけど、このまま防戦じゃ俺は……
ーよし、解析終了。
スマホかパソコンで聞いたような「ピロン♪」って電子音。これが鵼斬りのアプデ効果?
ーいいか、お前は真剣の使い方なんて知らねーだろうからな。つまり闇雲に俺様を振り回しちゃあダメだ。一撃で。突きで射抜け!
「え、どこを突けばいいんだよ?」
ー喉の下だ。あそこにやっべえくらいのダークスピリットが蓄積してる。
もちろん言ってることは分かる。問題は……そう。俺にこの刀をきっちり扱えるかどうかだ。
ー右足を大きく引いて……そう。鼻先と俺様の身体が平行になるように構えるんだ。
ゲームでもこの手のあった気がするし。まずは見よう見まねだ!
ー落ち着け。外したら俺様も餓死しちまうし、あいつの命もパーだからな。
「わ、分かってる」もうそれしか応えようがなかった。口から心臓が飛び出ちゃいそうで。だけどアケビを救うにはこれしかないんだ!
胸の中でごめんねとひとこと。両手の爪を振りかざして襲いかかって来たアケビの喉の下を……
コタローが教えてくれた神速法で一気に懐に近づき、そのまま……
刺した。
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ーなる早で調べさせてもらうゾ。こっちだって最近腹ペコで時間止める能力ですら使うのは精一杯なんだから。
と言って、鵼斬りはつん。と俺の鼻を突っついたんだ!
痛ええええええ!! ……くない?
ーちょっとだけお前の血を採取した。まあいわゆるDNA検査ってヤツだな。
おいなんで今風の言葉使えるんだよ?
ーったりめーだろ。こっちだって逐次アップデートしなきゃ敵さんと太刀打ちできないですわ。
なんか言葉遣いもおかしくなってきたし!
ーふむ。狩野タケル。現在11歳。両親はおらず姉と2人暮らし……か。
また、切先がにゅるっと俺の目の前に来た。
ーコタローもそうだが、お前もクソヤバいくらいの苦労してるんだナ?
「いやもう、そんなのは慣れて……」
ーあ、全部話さなくていいから。お前の血液から深層心理まで全部読み取らせてもらったから。
マジかよ。俺の言葉まで見通せちゃってるってこと?
その時鵼斬りはふと「えっ」って驚きにも似た声をあげてたけど、なんなんだ今度は、俺のこの姿のことかな?
ーなかなか興味は尽きないな……気に入った。この鵼斬り、お前に暫定所有権を与えてやる!
思わず変な声が出ちゃった、つまりはレンタル権かよ!
ーそりゃそーだ。現時点での俺様のメインユーザーはコタロー様だからな。だけどあいつ今気絶してるし。その間だけの暫定的権利ってえヤツだ。ありがたく思えよ!
「じゃあ教えて、あの子を……アケビを元に戻すにはどう斬ればいいんだよ?」
鵼斬りは「オッケー」と言い残すと、また硬い日本刀の姿へと戻っていった。と同時に……
時間の流れもまた元に戻ったんだ。爪を振り上げてアケビが俺に襲いかかってきた!
紙一重で俺は避けたけど、このまま防戦じゃ俺は……
ーよし、解析終了。
スマホかパソコンで聞いたような「ピロン♪」って電子音。これが鵼斬りのアプデ効果?
ーいいか、お前は真剣の使い方なんて知らねーだろうからな。つまり闇雲に俺様を振り回しちゃあダメだ。一撃で。突きで射抜け!
「え、どこを突けばいいんだよ?」
ー喉の下だ。あそこにやっべえくらいのダークスピリットが蓄積してる。
もちろん言ってることは分かる。問題は……そう。俺にこの刀をきっちり扱えるかどうかだ。
ー右足を大きく引いて……そう。鼻先と俺様の身体が平行になるように構えるんだ。
ゲームでもこの手のあった気がするし。まずは見よう見まねだ!
ー落ち着け。外したら俺様も餓死しちまうし、あいつの命もパーだからな。
「わ、分かってる」もうそれしか応えようがなかった。口から心臓が飛び出ちゃいそうで。だけどアケビを救うにはこれしかないんだ!
胸の中でごめんねとひとこと。両手の爪を振りかざして襲いかかって来たアケビの喉の下を……
コタローが教えてくれた神速法で一気に懐に近づき、そのまま……
刺した。