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ー/ーとにかく家の中でバトルするのはやめてもらいたい。今はそれしか頭になかった。
ならばどうする? 答えは一つだ。
ごめん! と胸の中でアケビにひとこと。俺とコタローはさっき2人が入ってきた窓を大きく開けて、そのまま……
アケビを外へブン投げた!
「てめえええええ! アケビになにしやがる!」
「大丈夫、こんなことで死んだり……」
慌てて思い返した。コタローも顔面蒼白だったし。
「ここ、5階でしたよ……ね?」
直後、ドフって鈍い音と振動が伝わってきたんだ。
さて、ここからどうするかだ!
「タケル! 心で強く念じて!」あいつの一言でそうだって思い返した。アケビを止められるのは俺とコタローだけ。そして……
「はぁぁぁぁああああっ!」 身体に力を込め、そしてカッコいい姿に変身するのを想像! 想像!!!
ズン! と自分の奥底から何かが大爆発した感触が。大成功だ!
階段を降りる? そんな悠長なことできないし。
そう。コタローをわきに抱え、アニキを引っ掴んでベランダから俺も大ジャンプした。
「うひゃぁぁあああああああああ!」俺じゃない、コタローが変な叫び声あげてるんだ。また漏らすんじゃねーぞ、下着の替え少ないんだし!
そして俺も無事着地っと。すげえ、これもワーウルフになれたおかげかな。
ちょっと嬉しかったからコタローに声をかけてみたんだけど……
やべえ、白目むいてる! つーか失神しちゃった!
そうだよな……ジェットコースターみたいなことやっちゃったんだし、ごめん。あとで謝るから。
同じくアニキも気絶してた。2人揃ってごめんなさいしといて、まずはアケビの方だ!
またそれほど時間なんて経ってないのに、あいつの姿はさらに禍々しくなっていた。
両手の爪はうらやましいくらい鋭く伸びて、背丈もまたひとまわりデカくなって。
勝ち目なんてあるのか? 第一に倒し方すら俺は知らないんだし。
そう、ブッ殺すなんてことは俺にはできない。つーかやりたくない。
どうすりゃいいんだ……早くコタロー起きて!
と思ってる瞬間、アケビは大きく裂けた口を思いきり開いてグワァァァア! と叫び声とともに襲いかかってきた!
そんな早い攻撃じゃない。いや俺のスピードが上回ってるのかな。とにかく避ける、避けまくる!
「ドウシタ、逃ゲルダケカ?」いつの間にかあいつの声色も気持ち悪く変貌してた。
冗談じゃない、あんなヤバい牙に噛みつかれたら痛いどころじゃないし! だからといって……あいつ女の子だから、殴る蹴るなんてやりたくないし。
助けて、コタロー、ジン……
……あ。
ふと、倒れたコタローが握ってた刀に目が止まった。
そーいやあの刀って、魔物は傷つけずに倒すことできるんだよね? ってことはあれを使えば……!
考えてる余裕はなかった。俺は神速ダッシュでコタローのもとへ。
ふと「日本刀持ったワーウルフってめっちゃカッコよくね?」なんて想像しちゃったんだけど。あああ俺のバカ! ゲーム脳!
手にした刀は軽すぎず重すぎず。けどなんか長いかなっていろいろ思いながら、鞘を……
ドクン!
すごい鼓動が身体を走った。けど俺の心臓じゃない!
刀からだ! 確か鵼斬りって妖刀だったっけ。握った場所から心臓の鼓動が伝わってきて、時間と共にそれはますます早くなってきた。
ーおまえか?
あの時と同じだ。ジンに初めて話しかけられた時と。耳じゃなく頭の中に直接響いてくる不思議な声。
「刀が……話しかけた?」
ーふふん、お前もコタローと同じガキか。しかし面妖な姿をしておるのう。
男だか女だか全然見当つかない不思議な中性的な声。しかもなんか言い回しが古風っていうか。
ーして、わしを起こして一体なにがしたいのだ?
そう言われて慌ててアケビの方に目をやった。
って……びくりとも動いてねーし! なんか時間が止まってないか?
ならばどうする? 答えは一つだ。
ごめん! と胸の中でアケビにひとこと。俺とコタローはさっき2人が入ってきた窓を大きく開けて、そのまま……
アケビを外へブン投げた!
「てめえええええ! アケビになにしやがる!」
「大丈夫、こんなことで死んだり……」
慌てて思い返した。コタローも顔面蒼白だったし。
「ここ、5階でしたよ……ね?」
直後、ドフって鈍い音と振動が伝わってきたんだ。
さて、ここからどうするかだ!
「タケル! 心で強く念じて!」あいつの一言でそうだって思い返した。アケビを止められるのは俺とコタローだけ。そして……
「はぁぁぁぁああああっ!」 身体に力を込め、そしてカッコいい姿に変身するのを想像! 想像!!!
ズン! と自分の奥底から何かが大爆発した感触が。大成功だ!
階段を降りる? そんな悠長なことできないし。
そう。コタローをわきに抱え、アニキを引っ掴んでベランダから俺も大ジャンプした。
「うひゃぁぁあああああああああ!」俺じゃない、コタローが変な叫び声あげてるんだ。また漏らすんじゃねーぞ、下着の替え少ないんだし!
そして俺も無事着地っと。すげえ、これもワーウルフになれたおかげかな。
ちょっと嬉しかったからコタローに声をかけてみたんだけど……
やべえ、白目むいてる! つーか失神しちゃった!
そうだよな……ジェットコースターみたいなことやっちゃったんだし、ごめん。あとで謝るから。
同じくアニキも気絶してた。2人揃ってごめんなさいしといて、まずはアケビの方だ!
またそれほど時間なんて経ってないのに、あいつの姿はさらに禍々しくなっていた。
両手の爪はうらやましいくらい鋭く伸びて、背丈もまたひとまわりデカくなって。
勝ち目なんてあるのか? 第一に倒し方すら俺は知らないんだし。
そう、ブッ殺すなんてことは俺にはできない。つーかやりたくない。
どうすりゃいいんだ……早くコタロー起きて!
と思ってる瞬間、アケビは大きく裂けた口を思いきり開いてグワァァァア! と叫び声とともに襲いかかってきた!
そんな早い攻撃じゃない。いや俺のスピードが上回ってるのかな。とにかく避ける、避けまくる!
「ドウシタ、逃ゲルダケカ?」いつの間にかあいつの声色も気持ち悪く変貌してた。
冗談じゃない、あんなヤバい牙に噛みつかれたら痛いどころじゃないし! だからといって……あいつ女の子だから、殴る蹴るなんてやりたくないし。
助けて、コタロー、ジン……
……あ。
ふと、倒れたコタローが握ってた刀に目が止まった。
そーいやあの刀って、魔物は傷つけずに倒すことできるんだよね? ってことはあれを使えば……!
考えてる余裕はなかった。俺は神速ダッシュでコタローのもとへ。
ふと「日本刀持ったワーウルフってめっちゃカッコよくね?」なんて想像しちゃったんだけど。あああ俺のバカ! ゲーム脳!
手にした刀は軽すぎず重すぎず。けどなんか長いかなっていろいろ思いながら、鞘を……
ドクン!
すごい鼓動が身体を走った。けど俺の心臓じゃない!
刀からだ! 確か鵼斬りって妖刀だったっけ。握った場所から心臓の鼓動が伝わってきて、時間と共にそれはますます早くなってきた。
ーおまえか?
あの時と同じだ。ジンに初めて話しかけられた時と。耳じゃなく頭の中に直接響いてくる不思議な声。
「刀が……話しかけた?」
ーふふん、お前もコタローと同じガキか。しかし面妖な姿をしておるのう。
男だか女だか全然見当つかない不思議な中性的な声。しかもなんか言い回しが古風っていうか。
ーして、わしを起こして一体なにがしたいのだ?
そう言われて慌ててアケビの方に目をやった。
って……びくりとも動いてねーし! なんか時間が止まってないか?
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