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まあ、言わなくてもわかる。アケビは例の件でコタローにすっげ好意を抱いているどころか、もう結婚したいくらいにまで達しちゃってるんだとか。
その点に関してはもちろんアニキだって分かっている。動物と人間が結婚できないってことくらいは。けど……

「私は本気です! コタロー様。私と結婚してください!」
動物通訳係の俺から、アケビをなんとかしてくれって持ちかけられたんだ。
「アケビさん、なんで話してるんでしょうか?」
返答に詰まった。ウソもつけない状況なだけに。そして断るのもアケビにはかわいそうだ。どうすりゃいいんだ……やっぱりきっちり真実を話さなきゃいけないかな。
「別に恩返しとか考えないで大丈夫ですからね。こんななりですけど僕自身は満たされた毎日を送ってますし」
とりあえず恩返ししたいってコタローには言っておいた。んでこの返事。
「恩返しとかではダメなんです、私は……コタロー様の側で一緒に生きていたいのです!」

やべえ、アケビのやつマジで本気だ!
「存じておりますとも! 私は動物。そしてコタロー様は人間……決して交わることのない行き方だということは。けどあなたを好きという想いは変わらないのです。私の身も心もどうぞ受け取ってください!」
アケビが言い終えた直後だった。
ドン! という部屋全体を揺るがす爆発音と振動、一瞬上の階から屋根でも落ちてきたのかと思った。けどここ上下左右ともに入居してる人いないはずだし!
「アケビ、おまえ……」
「アケビさん……えええええ!?」

そうだ、あの時俺たちに襲いかかってきたイタチ軍団と同じサイズにアケビが巨大化しちゃってたんだ! けどデカくなったとは言っても俺たちと同じ身長かなあ。目は赤くなってないから大丈夫だとは思う。けどビビった!
つーかこんなとこで凶暴化したアケビと戦うのかよ! と思ったんだけど、当の本人はすげえ喜んでるし。なんだこれ?

「も、もしかして……私の想いが通じたの!?」
おまけにきっちりと人間の言葉だ。もしかしてワーイタチというか巨大化って、人の言葉も解せるししゃべれたりもするわけ?
「この姿なら告白できます。コタロー様、私は……」

「いえ、それは無理です」アケビの告白に被せるように、コタローは優しくだけど厳しい目で彼女に告げたんだ。
「僕は物怪を倒すために日々旅と修行をしています。そしてこの刀は……」
いつの間にか手にしてた刀は、ぼうっと光を帯びていた……って、妖刀鵼斬りが抜けてるってヤバくね!?

「それを斬るために、師匠からもたらされた妖刀なのです」
コタローは話した。普段この妖刀は抜くことすらできない。物怪が側にいる時に鞘から抜くことができ、その刀身は光るのだと。
「それは、つまり……私が」
「ええ、今のあなたはそうなってしまった。それに……」
こくりとうなづいたコタローは、俺の方に手を置くなりこんなこと言いやがったんだ。

「僕、タケルのことがいちばん好きなんです」

ええええええええぇぇええええええええ!?


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まあ、言わなくてもわかる。アケビは例の件でコタローにすっげ好意を抱いているどころか、もう結婚したいくらいにまで達しちゃってるんだとか。
その点に関してはもちろんアニキだって分かっている。動物と人間が結婚できないってことくらいは。けど……
「私は本気です! コタロー様。私と結婚してください!」
動物通訳係の俺から、アケビをなんとかしてくれって持ちかけられたんだ。
「アケビさん、なんで話してるんでしょうか?」
返答に詰まった。ウソもつけない状況なだけに。そして断るのもアケビにはかわいそうだ。どうすりゃいいんだ……やっぱりきっちり真実を話さなきゃいけないかな。
「別に恩返しとか考えないで大丈夫ですからね。こんななりですけど僕自身は満たされた毎日を送ってますし」
とりあえず恩返ししたいってコタローには言っておいた。んでこの返事。
「恩返しとかではダメなんです、私は……コタロー様の側で一緒に生きていたいのです!」
やべえ、アケビのやつマジで本気だ!
「存じておりますとも! 私は動物。そしてコタロー様は人間……決して交わることのない行き方だということは。けどあなたを好きという想いは変わらないのです。私の身も心もどうぞ受け取ってください!」
アケビが言い終えた直後だった。
ドン! という部屋全体を揺るがす爆発音と振動、一瞬上の階から屋根でも落ちてきたのかと思った。けどここ上下左右ともに入居してる人いないはずだし!
「アケビ、おまえ……」
「アケビさん……えええええ!?」
そうだ、あの時俺たちに襲いかかってきたイタチ軍団と同じサイズにアケビが巨大化しちゃってたんだ! けどデカくなったとは言っても俺たちと同じ身長かなあ。目は赤くなってないから大丈夫だとは思う。けどビビった!
つーかこんなとこで凶暴化したアケビと戦うのかよ! と思ったんだけど、当の本人はすげえ喜んでるし。なんだこれ?
「も、もしかして……私の想いが通じたの!?」
おまけにきっちりと人間の言葉だ。もしかしてワーイタチというか巨大化って、人の言葉も解せるししゃべれたりもするわけ?
「この姿なら告白できます。コタロー様、私は……」
「いえ、それは無理です」アケビの告白に被せるように、コタローは優しくだけど厳しい目で彼女に告げたんだ。
「僕は物怪を倒すために日々旅と修行をしています。そしてこの刀は……」
いつの間にか手にしてた刀は、ぼうっと光を帯びていた……って、妖刀鵼斬りが抜けてるってヤバくね!?
「それを斬るために、師匠からもたらされた妖刀なのです」
コタローは話した。普段この妖刀は抜くことすらできない。物怪が側にいる時に鞘から抜くことができ、その刀身は光るのだと。
「それは、つまり……私が」
「ええ、今のあなたはそうなってしまった。それに……」
こくりとうなづいたコタローは、俺の方に手を置くなりこんなこと言いやがったんだ。
「僕、タケルのことがいちばん好きなんです」
ええええええええぇぇええええええええ!?