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ー/ー
コタローがラーメン食べてるとこ見てたら、俺も腹が減ってきた。
財布は持ってきてないけど、いざという時にって姉貴がスマホにちょっと金入れてくれたんで、それ使って……うん、パンでも買っていこうかな。スーパーはすぐ真ん前にあるし。
しかしコタローって俺よか細身なのに、結構大食いなんだよな。つーかおなかが空いてたのかな、瞬く間にあんパンとカレーパン、それに食パン3つも平らげちゃった。
俺も負けじとクリームパンに焼きそばパンと、一気に5つも食べちゃった。やべえ食い過ぎ!
そうそう、アケビにはパンを細かくしたものをミルクに浸して。
「すごくおいしいですね!」って喜んで食べてくれた。
でもって腹一杯になったら今度は、一気に疲れと眠気が押し寄せてきて……うん、もうダメ、限界。
川辺の草むらで、俺とコタローと寝転がって星空を見ることとした。
全然空なんて見たことなかったけど、俺の住んでるとこって意外と星がたくさん見えるんだなって、ちょっと感動。
しかし……布団かけないとやっぱり寒い。それに地面がしんしんと冷えてる。じっとしてると余計そういうのを感じちゃう。
月と星の灯りだけ、虫の声もしない静かな世界。それでも時計はまわってるのかな。
次に目を覚ましたら、またいつもの毎日に戻ってるかな、とちょっとだけ心の隅で願いながら、俺は目を閉じた。
⭐︎⭐︎⭐︎
……何時間くらい寝てたんだろ? 寒気感じて目を開けたんだけど、おまけに布団じゃないからイマイチ疲れは取れてないし。
でもってコタローはといえば、少し離れた川辺で刀の素振りしてた。
「おはようございます……あ、でも真っ暗なまんまですけどね」なんてあいつは笑顔で俺に言ってくれた。
コタローってやっぱりそういう生活が身体に染み付いてるのかな?
「それなんですけど、僕たち肩を並べて寝ていたはずなのに、目を開けたらいきなり僕の顔の前にタケルの足の裏があったんです。で、その、つまり……」
確か姉貴にも言われてたんだよな。俺の寝相って最悪だって……けど問題はそこじゃなかったんだ。
「タケルの足がすごく臭かったから……完全に目が覚めちゃって」
しまったぁぁぁあああ! やっぱり原因はそれか!
俺はすっげえ申し訳なくなって思わずその場でコタローに土下座しちゃった。
つーかこれで2度目じゃねーか。これでコタローを起こしちゃったのって。
けれどあいつは怒ることなく、そんな土下座した俺の前に正座で向き合って、照れた顔しながら応えてくれた。
「タ、タケルの足がめっちゃ臭いことはもう分かってることですから……」
そうだよな、俺の足がヤバいくらい臭いことはクラスだろうとジンだろうとイタチだろうと思い知らされてるし。
ごめんコタロー、俺の足の臭いで起こしちゃって。
「外で寝ててよかったかも知れなかったですね。テントで寝てたらアケビちゃんも失神してた可能性ありますし」
いやそれは無いだろ? と思ってたんだけど……ううん、あり得るかもしれないな。第一イタチの兄貴を失神させたほどなんだし。
ハァ……どーすりゃいいんだか。
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財布は持ってきてないけど、いざという時にって姉貴がスマホにちょっと金入れてくれたんで、それ使って……うん、パンでも買っていこうかな。スーパーはすぐ真ん前にあるし。
しかしコタローって俺よか細身なのに、結構大食いなんだよな。つーかおなかが空いてたのかな、瞬く間にあんパンとカレーパン、それに食パン3つも平らげちゃった。
俺も負けじとクリームパンに焼きそばパンと、一気に5つも食べちゃった。やべえ食い過ぎ!
そうそう、アケビにはパンを細かくしたものをミルクに浸して。
「すごくおいしいですね!」って喜んで食べてくれた。
でもって腹一杯になったら今度は、一気に疲れと眠気が押し寄せてきて……うん、もうダメ、限界。
川辺の草むらで、俺とコタローと寝転がって星空を見ることとした。
全然空なんて見たことなかったけど、俺の住んでるとこって意外と星がたくさん見えるんだなって、ちょっと感動。
しかし……布団かけないとやっぱり寒い。それに地面がしんしんと冷えてる。じっとしてると余計そういうのを感じちゃう。
月と星の灯りだけ、虫の声もしない静かな世界。それでも時計はまわってるのかな。
次に目を覚ましたら、またいつもの毎日に戻ってるかな、とちょっとだけ心の隅で願いながら、俺は目を閉じた。
⭐︎⭐︎⭐︎
……何時間くらい寝てたんだろ? 寒気感じて目を開けたんだけど、おまけに布団じゃないからイマイチ疲れは取れてないし。
でもってコタローはといえば、少し離れた川辺で刀の素振りしてた。
「おはようございます……あ、でも真っ暗なまんまですけどね」なんてあいつは笑顔で俺に言ってくれた。
コタローってやっぱりそういう生活が身体に染み付いてるのかな?
「それなんですけど、僕たち肩を並べて寝ていたはずなのに、目を開けたらいきなり僕の顔の前にタケルの足の裏があったんです。で、その、つまり……」
確か姉貴にも言われてたんだよな。俺の寝相って最悪だって……けど問題はそこじゃなかったんだ。
「タケルの足がすごく臭かったから……完全に目が覚めちゃって」
しまったぁぁぁあああ! やっぱり原因はそれか!
俺はすっげえ申し訳なくなって思わずその場でコタローに土下座しちゃった。
つーかこれで2度目じゃねーか。これでコタローを起こしちゃったのって。
けれどあいつは怒ることなく、そんな土下座した俺の前に正座で向き合って、照れた顔しながら応えてくれた。
「タ、タケルの足がめっちゃ臭いことはもう分かってることですから……」
そうだよな、俺の足がヤバいくらい臭いことはクラスだろうとジンだろうとイタチだろうと思い知らされてるし。
ごめんコタロー、俺の足の臭いで起こしちゃって。
「外で寝ててよかったかも知れなかったですね。テントで寝てたらアケビちゃんも失神してた可能性ありますし」
いやそれは無いだろ? と思ってたんだけど……ううん、あり得るかもしれないな。第一イタチの兄貴を失神させたほどなんだし。
ハァ……どーすりゃいいんだか。