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ー/ーということでジンとコタローは初対面なわけで、まず自己紹介……しようと思ったけど俺以外は会話できないんだったっけ。
でも、ジンもいわゆる物の怪の類なんじゃ? だってワーウルフに変わることできるし。
となると……コタローのターゲットにされてしまうんじゃ!?
恐る恐るコタローに尋ねてみた。
「タケルの知り合いですよね、ならば手は出しません」
妙に「ならば」を強調して答えてくれた感じする。つまりはジンが裏切るならば即座に斬る……ってことか。
半分安心、だけど半分怖いっていうか。
「ふん、このボロっちいガキがサムライだって訳か」
ジンも納得してくれた。安心かな。
さてと……まずはこの謎の巨大イタチについていろいろ調べなきゃな。ってなわけでジンの提案。
「俺と散歩しろ」
なんつー上から目線! つーか一緒に散歩しようぜなら分かるけど、散歩しろってなんなんだよコイツ!!!
「さっき言わなかったか? 外にいる仲間たちが被害に遭ってるんだ。つまりは俺らがオトリになるってことだ」
うん。ジンにとっては俺に対する見方はどーでもいいってことか。
⭐︎⭐︎⭐︎
「で、明日の夜に作戦実行するって話をされたんですね」
ジンと別れたスーパーの帰り道、会社帰りとか買い物の人が結構行き来しているせいか、視線がすっげ刺さりまくる。
いや、俺の方じゃなくてコタローに向かってね。
もちょっと離れて歩けよって言いたいところなんだけど……そう、こいつの格好があまりにも風変わりすぎて。
時代劇にでも出てきそうな和装、しかもあちこちボロが入ってる。おまけにはだしで歩いてるからみんなジロジロ見てくるんだよね……
「コタローも来てもらっていい?」
もちろんですとも。とあいつは愛用の日本刀、鵼斬りに手をかけた。
「けど、面白いですね」ぺたぺたと足音を響かせていたコタローがふと立ち止まり、月が上った空を見上げた。
「なぜかこの街には物の怪が非常に多いんです」
あ、そっか。コタローは物の怪……いわゆる俺と同じ二本足で立つ凶暴な動物を討つ修行の旅をしてるんだっけ。
先日のコアラの前にジンが退治してくれたイノシシ、そして今回のイタチ。つまりこれで3件目だ。あいつにとってはそれがすごく不可解なんだって。
「俺と何か関係あったりするのかな?」
冗談混じりで聞いてみたら、コタローのやつ、まじめな顔で「恐らく」って。
「タケルのそばにいる事で……ううん、タケルのことももうちょっと観察してみたいな、なんて」
ななななに言ってるんだコタロー!? マジメにドキッとしちゃったじゃねーか!
「この前言ったじゃないですか、タケルのことが好きだって」
だだだだからなに言ってるんだよおまえ! 心臓が口から飛び出そうになっちまったし!
いやまあ、ここで言うところの「好き」って意味はおそらく違うとは思うけど……ね。
さて、帰ったらさっさと冷やし中華作りますか。
でも、ジンもいわゆる物の怪の類なんじゃ? だってワーウルフに変わることできるし。
となると……コタローのターゲットにされてしまうんじゃ!?
恐る恐るコタローに尋ねてみた。
「タケルの知り合いですよね、ならば手は出しません」
妙に「ならば」を強調して答えてくれた感じする。つまりはジンが裏切るならば即座に斬る……ってことか。
半分安心、だけど半分怖いっていうか。
「ふん、このボロっちいガキがサムライだって訳か」
ジンも納得してくれた。安心かな。
さてと……まずはこの謎の巨大イタチについていろいろ調べなきゃな。ってなわけでジンの提案。
「俺と散歩しろ」
なんつー上から目線! つーか一緒に散歩しようぜなら分かるけど、散歩しろってなんなんだよコイツ!!!
「さっき言わなかったか? 外にいる仲間たちが被害に遭ってるんだ。つまりは俺らがオトリになるってことだ」
うん。ジンにとっては俺に対する見方はどーでもいいってことか。
⭐︎⭐︎⭐︎
「で、明日の夜に作戦実行するって話をされたんですね」
ジンと別れたスーパーの帰り道、会社帰りとか買い物の人が結構行き来しているせいか、視線がすっげ刺さりまくる。
いや、俺の方じゃなくてコタローに向かってね。
もちょっと離れて歩けよって言いたいところなんだけど……そう、こいつの格好があまりにも風変わりすぎて。
時代劇にでも出てきそうな和装、しかもあちこちボロが入ってる。おまけにはだしで歩いてるからみんなジロジロ見てくるんだよね……
「コタローも来てもらっていい?」
もちろんですとも。とあいつは愛用の日本刀、鵼斬りに手をかけた。
「けど、面白いですね」ぺたぺたと足音を響かせていたコタローがふと立ち止まり、月が上った空を見上げた。
「なぜかこの街には物の怪が非常に多いんです」
あ、そっか。コタローは物の怪……いわゆる俺と同じ二本足で立つ凶暴な動物を討つ修行の旅をしてるんだっけ。
先日のコアラの前にジンが退治してくれたイノシシ、そして今回のイタチ。つまりこれで3件目だ。あいつにとってはそれがすごく不可解なんだって。
「俺と何か関係あったりするのかな?」
冗談混じりで聞いてみたら、コタローのやつ、まじめな顔で「恐らく」って。
「タケルのそばにいる事で……ううん、タケルのことももうちょっと観察してみたいな、なんて」
ななななに言ってるんだコタロー!? マジメにドキッとしちゃったじゃねーか!
「この前言ったじゃないですか、タケルのことが好きだって」
だだだだからなに言ってるんだよおまえ! 心臓が口から飛び出そうになっちまったし!
いやまあ、ここで言うところの「好き」って意味はおそらく違うとは思うけど……ね。
さて、帰ったらさっさと冷やし中華作りますか。
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