#n Terra Orbit ―地球軌道―
ー/ー
その軌道の周期で50年ほど経ったある瞬間、は還ってきた。
元の質量からは2割近く目減りしていたが、巨大質量には変わりない。
当該区域の経過観測や痕跡収集を居残りで行っていた調査隊は残っていなかったから知性体の新たな被害は無かったが、配備されていた探査機器はほぼ全て機能を失った。それら探査体や散在する岩塊コロニーは、今後数年数百年かけて《*そ・れ・*》に落下していく。
一番大きな影響を受けたのは元の随伴衛星である。離れつつ合った軌道との相対距離が、*そ・れ・*の復活で大きく向きを変えた。安定するにはあと数万年程度かかるだろう。
表面温度が50℃±70°あたりで落ち着いてきた《*そ・れ・*》の表土には、すでに新しい息吹が始まっている。
《*軌道が主星の膨張に飲み込まれるまであと数十億年。文明やりなおしの機会チャンスは、まだまだ十分過ぎるほどある。*》
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
おすすめ作品を読み込み中です…
この作品と似た作品
似た傾向の作品は見つかりませんでした。
この作品を読んだ人が読んでいる作品
読者の傾向からおすすめできる作品がありませんでした。
おすすめ作品は現在準備中です。
おすすめ作品の取得に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。