第034話 四角い何か
ー/ーそれはある日の出来事。
シロウらパーティメンバーが、宿を出るための身支度をしていた時だった。
ゴッ
鈍い音が床から響く。
「おっと、いかんいかん」
シロウは、自分が落とした物を拾う。
そして、鞄の中に仕舞おうとした時、サーシャが声を掛けた。
「シロウさん、なにそれー?」
「ん?これかい?」
シロウは、落とした立方体の物を手のひらに載せサーシャに見せた。
「触ってもいい?」
「あぁ、勿論いいよ」
会話だけだと何やら卑猥な感じがしないわけでもないが、とりあえずそれは置いておいて、サーシャは物を親指と人差し指で掴むとまじまじと眺めた。
「金属っぽいけど、なんだろう…見た事も無い素材っぽいわね………」
「はっ、お子様の小娘如きが何を偉そうに」
やれやれと言わんばかりの仕草でサーシャに悪態を吐いたのは、当然ながらリリスである。
「ちょっとシロウさんと仲良くしただけで嫉妬しないで欲しいわね、嫉妬魔人さん」
そう言ってサーシャはジト目の若気た顔をして、リリスを煽った。
煽られたリリスは顔を紅潮しながらガスガスと足音を立てながらサーシャに向かおうとしたが、エリスに背中を引っ張られて止められる。
代わりにサーシャに近づいたのはマコト。
「何か分かった?サーシャ」
「うーん………わっかんない」
「ただ言えるのは、自然物じゃないって事くらい?」
「おぉ!やっぱり人の手によるものかい?」
食いついて来たのはシロウ。
「え!?シロウさんも知らないの?」
「あぁ…それは地下迷宮の4階で手に入れたものさ」
「といっても、その辺にごろごろと落ちてるものだけどね」
「へぇ…こんなものがゴロゴロと………」
「ねぇ、シロウさん。これ取りに行っても良いかな」
「いやぁ…それは厳しいね」
サーシャの問いに、シロウは困った顔をしながら頭を掻いた。
「地下4階は、お主のレベルで到達出来るような場所ではない」
ここで口をははさんで来たのはエリスだった。
「そうなの?」
「うむ。何せ地下4階は歴戦のパーティでも危険な場所じゃからの」
「まだ、戦闘経験の浅いお主ら二人を連れていける場所ではないわい」
「ちぇー。…あ、そうだった。シロウさんお返しします」
そう言って、残念そうにサーシャは物をシロウに返した。
「まぁ、地下4階にはゴロゴロ落ちてるものだし、シルバに会ったら頼んでおくよ」
「わーい、ありがとう。シロウさん」
サーシャはそう言うと、シロウの腕にしがみついて豊満な胸を押し付けた。
その直後、ドスの効いた声でリリスが声を張り上げた。
「ゴルアアアアァッ!!!こんの小娘ええええぇっ!!!!」
リリスは赤鬼のような顔をしながらサーシャに詰め寄ろうとしたが、エリスに止められたのは言うまでもない。
ちなみに、オフィーリアはあわあわと狼狽しているだけであった。
なお、サーシャの色仕掛けはシロウには全く通じず。
「リリスは何を怒っているんだ?」
と言う始末であった。
「うわぁ………ここまで来るとリリスさんが不憫に思えて来た」
「あはははは………そうだねぇ」
こうして、今日の朝もパーティ一行は平和であった。
シロウらパーティメンバーが、宿を出るための身支度をしていた時だった。
ゴッ
鈍い音が床から響く。
「おっと、いかんいかん」
シロウは、自分が落とした物を拾う。
そして、鞄の中に仕舞おうとした時、サーシャが声を掛けた。
「シロウさん、なにそれー?」
「ん?これかい?」
シロウは、落とした立方体の物を手のひらに載せサーシャに見せた。
「触ってもいい?」
「あぁ、勿論いいよ」
会話だけだと何やら卑猥な感じがしないわけでもないが、とりあえずそれは置いておいて、サーシャは物を親指と人差し指で掴むとまじまじと眺めた。
「金属っぽいけど、なんだろう…見た事も無い素材っぽいわね………」
「はっ、お子様の小娘如きが何を偉そうに」
やれやれと言わんばかりの仕草でサーシャに悪態を吐いたのは、当然ながらリリスである。
「ちょっとシロウさんと仲良くしただけで嫉妬しないで欲しいわね、嫉妬魔人さん」
そう言ってサーシャはジト目の若気た顔をして、リリスを煽った。
煽られたリリスは顔を紅潮しながらガスガスと足音を立てながらサーシャに向かおうとしたが、エリスに背中を引っ張られて止められる。
代わりにサーシャに近づいたのはマコト。
「何か分かった?サーシャ」
「うーん………わっかんない」
「ただ言えるのは、自然物じゃないって事くらい?」
「おぉ!やっぱり人の手によるものかい?」
食いついて来たのはシロウ。
「え!?シロウさんも知らないの?」
「あぁ…それは地下迷宮の4階で手に入れたものさ」
「といっても、その辺にごろごろと落ちてるものだけどね」
「へぇ…こんなものがゴロゴロと………」
「ねぇ、シロウさん。これ取りに行っても良いかな」
「いやぁ…それは厳しいね」
サーシャの問いに、シロウは困った顔をしながら頭を掻いた。
「地下4階は、お主のレベルで到達出来るような場所ではない」
ここで口をははさんで来たのはエリスだった。
「そうなの?」
「うむ。何せ地下4階は歴戦のパーティでも危険な場所じゃからの」
「まだ、戦闘経験の浅いお主ら二人を連れていける場所ではないわい」
「ちぇー。…あ、そうだった。シロウさんお返しします」
そう言って、残念そうにサーシャは物をシロウに返した。
「まぁ、地下4階にはゴロゴロ落ちてるものだし、シルバに会ったら頼んでおくよ」
「わーい、ありがとう。シロウさん」
サーシャはそう言うと、シロウの腕にしがみついて豊満な胸を押し付けた。
その直後、ドスの効いた声でリリスが声を張り上げた。
「ゴルアアアアァッ!!!こんの小娘ええええぇっ!!!!」
リリスは赤鬼のような顔をしながらサーシャに詰め寄ろうとしたが、エリスに止められたのは言うまでもない。
ちなみに、オフィーリアはあわあわと狼狽しているだけであった。
なお、サーシャの色仕掛けはシロウには全く通じず。
「リリスは何を怒っているんだ?」
と言う始末であった。
「うわぁ………ここまで来るとリリスさんが不憫に思えて来た」
「あはははは………そうだねぇ」
こうして、今日の朝もパーティ一行は平和であった。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
それはある日の出来事。
シロウらパーティメンバーが、宿を出るための身支度をしていた時だった。
ゴッ
鈍い音が床から響く。
「おっと、いかんいかん」
シロウは、自分が落とした物を拾う。
そして、鞄の中に仕舞おうとした時、サーシャが声を掛けた。
そして、鞄の中に仕舞おうとした時、サーシャが声を掛けた。
「シロウさん、なにそれー?」
「ん?これかい?」
シロウは、落とした立方体の|物《ぶつ》を手のひらに載せサーシャに見せた。
「触ってもいい?」
「あぁ、勿論いいよ」
会話だけだと何やら卑猥な感じがしないわけでもないが、とりあえずそれは置いておいて、サーシャは物を親指と人差し指で掴むとまじまじと眺めた。
「金属っぽいけど、なんだろう…見た事も無い素材っぽいわね………」
「はっ、お子様の小娘如きが何を偉そうに」
やれやれと言わんばかりの仕草でサーシャに悪態を吐いたのは、当然ながらリリスである。
「ちょっとシロウさんと仲良くしただけで嫉妬しないで欲しいわね、嫉妬魔人さん」
そう言ってサーシャはジト目の|若気《にやけ》た顔をして、リリスを煽った。
煽られたリリスは顔を紅潮しながらガスガスと足音を立てながらサーシャに向かおうとしたが、エリスに背中を引っ張られて止められる。
代わりにサーシャに近づいたのはマコト。
「何か分かった?サーシャ」
「うーん………わっかんない」
「ただ言えるのは、自然物じゃないって事くらい?」
「ただ言えるのは、自然物じゃないって事くらい?」
「おぉ!やっぱり人の手によるものかい?」
食いついて来たのはシロウ。
「え!?シロウさんも知らないの?」
「あぁ…それは地下迷宮の4階で手に入れたものさ」
「といっても、その辺にごろごろと落ちてるものだけどね」
「といっても、その辺にごろごろと落ちてるものだけどね」
「へぇ…こんなものがゴロゴロと………」
「ねぇ、シロウさん。これ取りに行っても良いかな」
「ねぇ、シロウさん。これ取りに行っても良いかな」
「いやぁ…それは厳しいね」
サーシャの問いに、シロウは困った顔をしながら頭を掻いた。
「地下4階は、お主のレベルで到達出来るような場所ではない」
ここで口をははさんで来たのはエリスだった。
「そうなの?」
「うむ。何せ地下4階は歴戦のパーティでも危険な場所じゃからの」
「まだ、戦闘経験の浅いお主ら二人を連れていける場所ではないわい」
「まだ、戦闘経験の浅いお主ら二人を連れていける場所ではないわい」
「ちぇー。…あ、そうだった。シロウさんお返しします」
そう言って、残念そうにサーシャは物をシロウに返した。
「まぁ、地下4階にはゴロゴロ落ちてるものだし、シルバに会ったら頼んでおくよ」
「わーい、ありがとう。シロウさん」
サーシャはそう言うと、シロウの腕にしがみついて豊満な胸を押し付けた。
その直後、ドスの効いた声でリリスが声を張り上げた。
その直後、ドスの効いた声でリリスが声を張り上げた。
「ゴルアアアアァッ!!!こんの小娘ええええぇっ!!!!」
リリスは赤鬼のような顔をしながらサーシャに詰め寄ろうとしたが、エリスに止められたのは言うまでもない。
ちなみに、オフィーリアはあわあわと狼狽しているだけであった。
ちなみに、オフィーリアはあわあわと狼狽しているだけであった。
なお、サーシャの色仕掛けはシロウには全く通じず。
「リリスは何を怒っているんだ?」
と言う始末であった。
「うわぁ………ここまで来るとリリスさんが不憫に思えて来た」
「あはははは………そうだねぇ」
こうして、今日の朝もパーティ一行は平和であった。