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1つ無くなる悲劇

ー/ー



 春 それは出会いと別れの季節
 春 それは新たな一歩を踏み出す季節
 春 それは悔しさに涙を流す季節

 今日俺は…留年します!!

 はい、必修単位が1足りなかったです
 その1単位を取るために半年卒業が伸びます!!
 彼女にも留年する人はちょっととフラれました!!チクショウ

 …誰だ1流は1留するって言った奴!!
 留年なんてしたくないんだよ!!

 この半年で内定は取り消しになったし就職活動も1からやり直しだぞ!!
 1…1単位足りなかっただけでこのざまだ!!はっはっはどうしたっ笑えよ!!

 この妖怪1たりないめ…見つけたらとっちめてやる!!

 ビクッッッッ「…呼ばれた気がしたけど気のせいだよね?」

 ???今ここに居るのは俺1人なのに声が返って来たぞ

 「誰かいるのか!?」

 ビクビクビクッッッ「やっぱり呼ばれた!」

 俺は声が聞こえた方を向くと…そこには数字の1の頭に目が2つ付いた存在が浮いていた

 「……留年のダメージが大きすぎてついに幻覚を見たか」
 「幻覚だなんて失礼な…ちゃんと私は存在してますよ!!」

 数字の1から返事が返って来た…これは幻覚じゃないのか!?

 「さっきからそう言ってるじゃないですか…あっ自己紹介が遅れました、私妖怪の1たりないと申します。今後ともよろしくお願いします」ペコッ
 「あっこれはこれはご丁寧に挨拶頂きありがとうございます。私武士大学4回生の安治(あじ)と申します。今後ともよろしく…できるかぁぁ!!」

 俺は妖怪1たりないに飛び掛かりとっちめようとした…がすり抜けてしまい地球とロマンスをしてしまった

 「もうっいきなり何するんですか!?」
 「いてて…それはこっちのセリフだ!!お前のせいで俺は留年したんだろ!?」

 俺がそう言うと1たりないは目を泳がせ始めた

 「…いや~履修登録の時に気を逸らして必修を忘れるようにしたり、接続障害を起こして履修登録の邪魔をしたりなんてしてないですよ?」
 「してるじゃねーか!!というか最近の妖怪はITにも干渉できんの!?」
 「ITに干渉するためには妖怪技術主任者を取ってから3年実務を積む必要がありますけどね」
 「いや妖怪も資格制なんかい!!」

 思わず俺はツッコんでしまっていた

 「まあこうして姿を見られてしまった以上もう邪魔できないんですけどね…残念です」

 1たりないは寂しそうな表情をしていた…いや数字の1だから表情はわからんが

 「こっちは残念じゃねーよ…留年は確定してるし内定も無くなったんだぞ…さっさとどっか行ってくれ」
 「いやー私としてはもう少し一緒に居たかったのですがここまで嫌われたら仕方ないですね。また何処かで会える日を楽しみにしてますね!!」
 「もう会いたくねーよ!!」

 俺がそう言うと妖怪1たりないは消えて何処かに行ってしまった

 「はぁ…まさか留年したのが妖怪のせいだったなんて」

 俺はもっと罵倒しておけば良かったと思いながら家に帰ろうとして…足がもつれて顔から地面にぶつかった
 起き上がろうとするが平衡感覚がおかしく頭痛と吐き気がひどくて立ち上がれなかった

 「きゅうきゅうしゃ…よばなきゃ」

 俺は何とかスマホを取り出し救急車を呼ぼうと119と押したが9しか数字が入らなかった
 霞む目でよく見ると衝撃で画面が割れて1が反応しなくなっていた

 「おやおやまた会いましたね。どうしたんですか?1が足りないんですか?」

 その声を最後に俺の意識は暗闇に落ちていった


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 今日俺は…留年します!!
 はい、必修単位が1足りなかったです
 その1単位を取るために半年卒業が伸びます!!
 彼女にも留年する人はちょっととフラれました!!チクショウ
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 留年なんてしたくないんだよ!!
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 1…1単位足りなかっただけでこのざまだ!!はっはっはどうしたっ笑えよ!!
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 ビクッッッッ「…呼ばれた気がしたけど気のせいだよね?」
 ???今ここに居るのは俺1人なのに声が返って来たぞ
 「誰かいるのか!?」
 ビクビクビクッッッ「やっぱり呼ばれた!」
 俺は声が聞こえた方を向くと…そこには数字の1の頭に目が2つ付いた存在が浮いていた
 「……留年のダメージが大きすぎてついに幻覚を見たか」
 「幻覚だなんて失礼な…ちゃんと私は存在してますよ!!」
 数字の1から返事が返って来た…これは幻覚じゃないのか!?
 「さっきからそう言ってるじゃないですか…あっ自己紹介が遅れました、私妖怪の1たりないと申します。今後ともよろしくお願いします」ペコッ
 「あっこれはこれはご丁寧に挨拶頂きありがとうございます。私武士大学4回生の|安治《あじ》と申します。今後ともよろしく…できるかぁぁ!!」
 俺は妖怪1たりないに飛び掛かりとっちめようとした…がすり抜けてしまい地球とロマンスをしてしまった
 「もうっいきなり何するんですか!?」
 「いてて…それはこっちのセリフだ!!お前のせいで俺は留年したんだろ!?」
 俺がそう言うと1たりないは目を泳がせ始めた
 「…いや~履修登録の時に気を逸らして必修を忘れるようにしたり、接続障害を起こして履修登録の邪魔をしたりなんてしてないですよ?」
 「してるじゃねーか!!というか最近の妖怪はITにも干渉できんの!?」
 「ITに干渉するためには妖怪技術主任者を取ってから3年実務を積む必要がありますけどね」
 「いや妖怪も資格制なんかい!!」
 思わず俺はツッコんでしまっていた
 「まあこうして姿を見られてしまった以上もう邪魔できないんですけどね…残念です」
 1たりないは寂しそうな表情をしていた…いや数字の1だから表情はわからんが
 「こっちは残念じゃねーよ…留年は確定してるし内定も無くなったんだぞ…さっさとどっか行ってくれ」
 「いやー私としてはもう少し一緒に居たかったのですがここまで嫌われたら仕方ないですね。また何処かで会える日を楽しみにしてますね!!」
 「もう会いたくねーよ!!」
 俺がそう言うと妖怪1たりないは消えて何処かに行ってしまった
 「はぁ…まさか留年したのが妖怪のせいだったなんて」
 俺はもっと罵倒しておけば良かったと思いながら家に帰ろうとして…足がもつれて顔から地面にぶつかった
 起き上がろうとするが平衡感覚がおかしく頭痛と吐き気がひどくて立ち上がれなかった
 「きゅうきゅうしゃ…よばなきゃ」
 俺は何とかスマホを取り出し救急車を呼ぼうと119と押したが9しか数字が入らなかった
 霞む目でよく見ると衝撃で画面が割れて1が反応しなくなっていた
 「おやおやまた会いましたね。どうしたんですか?1が足りないんですか?」
 その声を最後に俺の意識は暗闇に落ちていった