ブランコ
ー/ー 夕暮れ時の公園は、どこか寂しげな静けさに包まれていた。広場の中央には、古びたブランコが二基並び、錆びた鎖が風に揺れてキィキィと軋む音を立てていた。木製の座面は塗装が剥げ、灰色がかった茶色がむき出しになり、端にはひびが入っていた。周囲には雑草がまばらに生え、冷たい風にそよいでいた。すぐ横の木製ベンチは、背もたれがひび割れ、座面に鳥の糞や枯れ葉が散らばり、長年の風雨に耐えた疲れが滲んでいる。
そのベンチに、一人の女性が突っ伏していた。彼女の上半身はぐったりとベンチに預けられ、腕がだらりと垂れ下がり、長い髪が顔を覆って風に揺れている。薄手のコートが背中に張り付き、膝に擦り傷の跡が残るジーンズが疲れた日常を物語っていた。夕陽のオレンジ色の光が彼女の影を長く伸ばし、遠目には動かない人形のようだった。
すぐそばで、小さな男の子、翔太が泣きじゃくっていた。4歳か5歳くらいの翔太は、汚れたスニーカーを履いた足をじたばたさせ、膝の擦り傷が赤く滲んでいる。翔太の声は甲高く、涙で濡れた頬を震わせながら、「ママ、ねぇ起きてぇ!」と叫んでいた。両手で女性の肩を揺さぶり、袖を引っ張っては、「おうち帰ろ、ねぇ!ママぁ!」と訴える。泣き声は途切れ途切れで、鼻水が垂れ、しゃくり上げる音が広場に響いた。翔太の目は真っ赤に腫れ、恐怖と不安が混じった表情で母親を見つめていた。母親が動かないことが、翔太の小さな世界では耐えられない危機だったのだろう。風が冷たくなり、木々の葉がカサカサと擦れ合う音が、泣き声と混じって耳に届いた。
私は少し離れた場所からその光景を眺めていた。夕陽が地平線に沈みかけ、ブランコの影が地面に長く伸び、不思議な模様を描いている。手に持ったコンビニのコーヒーが冷めかけ、プラスチックのカップが掌に冷たく感じられた。最初は見慣れない親子かと思ったが、女性の髪の長さと翔太の声に、見覚えがある気がした。
彼女があまりにも動かないのを見て、胸騒ぎがした。まさか死んでないよな?と頭をよぎり、心臓がドクンと跳ねた。足元の小石を踏む音を立てながら近づき、恐る恐る声をかけた。「大丈夫ですか?意識ありますか?」私の声は少し震え、喉が乾いて掠れていた。もし何かあったらどうしようかと、頭の中で救急車の番号がちらついた。
女性がゆっくり顔を上げた。乱れた髪が顔に張り付き、疲れ切った目がこちらを見た瞬間、私は「あ」と小さく声を漏らした。彼女は美咲だった。シングルマザーで、近所のスーパーで何度か顔を合わせた知り合いだ。30代半ばくらい、薄い化粧の顔にはクマが浮かび、口元が微かに歪んでいる。
「あ、すいません」と美咲が言った。声は低く、かすかに笑いを含んでいた。「あまりにブランコもう1回って翔太がしつこく言うから、死んだフリしてました」その言葉に、私は一瞬呆気にとられた。心臓がまだドキドキしているのに、彼女の平然とした口調が現実感を狂わせた。「美咲さん…びっくりしたよ」と苦笑し、肩の力が抜けた。懐かしさと安堵が胸に広がった。
美咲はベンチに座り直し、髪をかき上げてため息をついた。コートはくしゃくしゃで、ジーンズの膝に付いた土がシングルマザーの過酷な日常を物語っていた。翔太は泣き止み、鼻をすすりながら「ママ、大丈夫?」と小さな声で尋ねた。美咲は「大丈夫だよ、もう死なないから」と苦笑し、疲れた目で私を見た。「あれ、近所の人ですよね?いつもスーパーで見る…」と彼女が言い、私は頷いて「うん、最近は忙しくて会ってなかったけど」と返した。その視線には、「助けてくれ」と言わんばかりのSOSと、知り合いに会った安心感が混じっていた。私は翔太に目をやり、「早くおうち帰らないと、ママしんどいってさ」と優しく言った。声には自然と親しみがこもり、美咲への気遣いが滲んでいた。
翔太は一瞬唇を尖らせたが、目を輝かせて「じゃあ、もっかいだけブランコ乗る!」と宣言した。泣き顔から一転、元気いっぱいにブランコへ駆け出す姿に、私はその切り替えの速さに驚いた。翔太の小さな足音が地面を叩き、スニーカーが小石を跳ね上げる。ブランコに飛び乗り、鎖を握って勢いよく漕ぐ姿は小さな冒険家のようだった。美咲はそれを見て、「ウウッ…」と低く呻き、苦しげに顔を歪めた。
手がベンチの縁を握り締め、指先が白くなるほど力が入っている。「すいません、また死にます」と小声で私に囁いた。その声は疲労と諦めの混じったもので、半分本気で半分冗談のようだった。私は笑いを堪え、「はい、お疲れ様です、ご無理なさらず」と小声で返した。彼女の疲れ切った背中を見ながら、シングルマザーとしての苦労に深い共感を覚えた。
その日から、私と美咲の距離は少しずつ縮まっていった。翌週、スーパーで再会した時、彼女はカゴにインスタント食品と翔太の好きなゼリーを入れていた。「また死にそう?」と私が冗談交じりに聞くと、「毎日死にそうよ」と笑い、疲れた目が少し柔らかくなった。それから、週末にブランコのある広場で会うたび言葉を交わし、翔太がブランコで遊ぶ間、ベンチでコーヒーを飲みながら話すようになった。
美咲はシングルマザーとして、仕事と育児に追われる日々を淡々と語った。夫と別れて3年、翔太の「もう1回」が彼女の限界を試す試練だと笑う姿に、私は彼女の強さと脆さを感じた。ある日、翔太が「ねえ、おじちゃんも一緒にブランコ乗ろ!」と手を引いてきた時、美咲が「ほら、私にも休憩させてよ」と笑い、私もブランコに付き合った。彼女の笑顔が明るくなり、私の心に温かいものが広がった。
ある夕暮れ、広場で会った時、美咲が「今日は死んだフリしないよ」と冗談を言い、私が「じゃあ、生きてるうちに何か食べに行こうか」と誘った。彼女は一瞬驚いた顔をしたが、「翔太が喜ぶかな」と小さく頷いた。その夜、近所のファミレスで翔太がハンバーグを頬張るのを見ながら、美咲が「ありがとう、なんか楽になった」と呟いた。私は「こっちこそ」と返し、彼女の手が私の手に触れた瞬間、微かな温もりが心に染みた。それから、私たちは自然と手を繋ぐようになり、ブランコしかない広場が私たち三人の絆の始まりとなった。
数週間後、土曜の夜、ファミレスでの夕食後、翔太が「眠い」と目をこすり始めた。美咲が「そろそろ帰ろうか」と翔太を抱き上げ、私が「荷物持つよ」とカバンを手に取った。彼女のアパートまで歩き、夜風が涼しい住宅街を通り抜けた。街灯の薄い光がアスファルトに反射し、翔太の寝息が聞こえる中、私たちは並んで歩いた。アパートに着くと、美咲が「ちょっと上がってく?」と小さな声で誘った。彼女の目は疲れを含みつつ、私への期待が混じっていた。私は「うん、じゃあ少しだけ」と頷いた。
狭い1DKの部屋は生活感に満ちていた。玄関には翔太の小さな靴が乱雑に脱ぎ捨てられ、リビングにはおもちゃや絵本が散らばり、キッチンのシンクには洗い物が積まれていた。壁には翔太の描いた絵が貼られ、色鉛筆の線が無邪気さを放っている。美咲は翔太をベッドに寝かせ、毛布をかけて「やっと静かになった」とため息をついた。肩が下がり、長い髪が汗で首に張り付いていた。
私がソファに座ると、美咲が冷蔵庫から缶ビールを取り出し、「これしかないけど、飲む?」と聞いてきた。私は「ありがと」と受け取り、彼女も自分の分を開けて隣に座った。缶が触れ合う軽い音が響き、ビールの泡がシュッと立つ音が静寂を破った。「毎日こんな感じなんだ」と彼女が笑い、私は「大変だね」と返しながら、彼女の疲れた横顔を見つめた。シングルマザーとしての3年間が、手の甲の皺や目の下のクマに刻まれていた。それでも、彼女の笑顔には翔太への愛と私への信頼が滲んでいた。
ビールを飲みながら、話題はプライベートに移った。「別れてからずっと一人でやってきたから、誰かとこうやって話すのって新鮮」と美咲が呟き、私は「私も一人暮らし長いから、こういう時間嬉しいよ」と返した。彼女の手が私の手に触れ、指が絡み合った。掌は冷たく、ビールの缶の冷気が移っていたが、触れ合う部分から温もりが伝わってきた。私は握り返し、彼女の目を見た。そこには疲れと寂しさ、そして私への期待が混じっていた。
「美咲、私でよかったら、もっとそばにいるよ」と自然に口をついて出た言葉に、彼女は目を伏せ、「ありがとう」と小さく呟いた。
その夜、彼女が翔太の寝顔を確認した後、私たちは顔を寄せ合った。最初のキスはビールの苦味と彼女の柔らかな唇が混じり合い、部屋の薄暗い照明が彼女の輪郭を照らしていた。彼女の手が私の背中に回り、私の手が彼女の腰に触れると、彼女の体が小さく震えた。「翔太が起きないようにね」と彼女が囁き、私は「うん」と小さく笑った。その言葉が合図のように、二人の距離はさらに縮まった。
美咲が私の首に腕を絡め、唇を強く押し付けてきた。「私、疲れてるだけじゃないよ…体が疼いて仕方ないの」と掠れた声で呟き、彼女の目が熱を帯びた。私は驚きつつも「分かった」と返し、彼女の欲求に応えた。彼女のコートを脱がせると、薄いカットソーの下に細い肩が露わになり、シングルマザーの疲れた体が私の手に預けられた。
私は彼女の首筋に唇を這わせ、汗と石鹸の匂いを吸い込んだ。彼女の息が荒くなり、「んっ…もっと」と小さく漏れる声が響いた。私の手がカットソーをたくし上げ、彼女の胸に触れると、柔らかな膨らみが掌に収まり、乳首が硬く尖っているのが分かった。指で摘むと、彼女の体が仰け反り、「あっ…そこ、気持ちいい」と喘ぎが漏れた。
彼女の手が私のシャツを乱暴に脱がせ、爪が私の胸を引っ掻いた。「ずっと我慢してた…もう限界」と彼女が呟き、私のズボンのベルトに手をかけた。私は彼女のジーンズを剥ぎ取り、下着越しに秘部に触れると、すでに湿り気を帯びていた。「美咲、こんなに…」と私が言うと、「恥ずかしいけど、欲しいの」と彼女が目を潤ませて訴えた。私は下着を下ろし、彼女の蜜壺に指を滑り込ませた。熱く濡れたそこを掻き回すと、「んぁっ…もっと深く」と彼女が腰を浮かせ、私の手首を掴んだ。指を二本に増やし、陰核を擦ると、彼女の体が跳ね上がり、「あぁっ…そこ、ダメ!」と叫びが漏れた。
狭いソファの上で、私は彼女の脚を広げ、屹立した陰茎を蜜壺に押し当てた。「入れるよ」と囁くと、彼女が「早く…我慢できない」と喘ぎ、私の腰を引き寄せた。締まりが強く締め付け、私は彼女の中に入った瞬間、熱い快感に息を呑んだ。彼女の脚が私の腰に絡みつき、私は彼女の首筋に唇を押し付けながら突き上げた。「んぁっ…深い…気持ちいい」と彼女の声が響き、私の手が彼女の尻を鷲づかみにした。汗が二人の肌を濡らし、ソファのスプリングが軋む音が混じる中、彼女の喘ぎが大きくなった。「もっと…激しくして」と彼女が懇願し、私は腰の動きを速めた。結合部から蜜が溢れ、彼女の内ももを濡らす音が響いた。
彼女の体が弓なりに反り、「あぁっ…イク!」と叫びが漏れた瞬間、締まりが締め付け、私は彼女の中で果てた。彼女の体を抱きしめ、荒い息を整えながら、「すごかったね」と囁くと、彼女が「うん…ありがとう」と掠れた声で返した。汗に濡れた髪が私の頬に触れ、彼女の体が私に寄り添った。部屋には翔太の寝息と私たちの息遣いが響き、窓の外で星がちらついていた。
翌朝、翔太が目を覚ます前に、私は美咲の隣で彼女の手を握っていた。彼女の寝顔は穏やかで、疲れが少し癒えたようだった。この夜が新たな絆の始まりとなり、その後も広場で会うたび、彼女の笑顔が私の心を温めた。週末には翔太とブランコで遊び、私の家で夕飯を作る日々が続いた。美咲は「こんな幸せ、久しぶり」と呟き、私は彼女を抱き寄せた。アパートでの親密な時間は、彼女の欲求と私の愛情が交錯し、濃厚な夜を重ねた。
だが、ある雨の平日、美咲から「仕事が遅くなるから、翔太を保育園に迎えに行って」と連絡があった。私は傘を手に迎えに行き、翔太とアパートで待った。雨が窓を叩き、時計が10時を過ぎても彼女は戻らず、不安が広がった。深夜、警察から「美咲さんが交通事故で亡くなった」との知らせが入り、私は呆然とした。翔太に「ママは遠くに行った」と伝え、彼を抱きしめた。葬儀後、翔太は美咲の両親に引き取られ、私は一人残された。
数週間後、美咲の妹・彩花に連絡を取り、翔太のことを相談した。彩花は26歳で、美咲より華奢だが似た顔立ちだった。彼女の家で話すうち、「翔太をどうするか、私も悩んでる」と彩花が涙ぐんだ。私は「美咲の分まで支えたい」と言い、彼女の手を握った。その夜、彩花が「私、姉ちゃんみたいに強くないよ」と呟き、私に寄りかかってきた。私は彼女を抱きしめ、悲しみと寂しさが混じった衝動に駆られた。
彩花の部屋のベッドで、私は彼女の服を脱がせた。彼女の白い肌が露わになり、私の手が胸に触れると、「んっ…」と小さな声が漏れた。「彩花、いい?」と聞くと、「うん…姉ちゃんの代わりじゃないよ」と彼女が目を潤ませた。私は彼女の首筋に唇を這わせ、乳首を舌で転がすと、「あぁっ…気持ちいい」と喘ぎが響いた。彼女の下着を下ろし、蜜壺に指を滑り込ませると、濡れた締まりが締め付けた。「もっと…」と彼女が腰を浮かせ、私は陰茎を押し込んだ。彼女の脚が私の腰に絡み、「んぁっ…深い」と叫びが漏れた。私は彼女の尻を鷲づかみにし、激しく突き上げた。汗と蜜が交錯し、彼女の体が震え、「あぁっ…イク!」と絶頂に達した。私は彼女の中で果て、情けない自分に気づいた。美咲を失った悲しみを彩花で埋めようとする自分が、たまらなく惨めに思えた。
その後もブランコの広場には行けなかった。雨の夜、広場に立ち寄り、ブランコの軋む音を聞きながら、美咲と彩花への罪悪感に涙した。ブランコは悲しみの象徴となり、私の心に深い傷を残した。
そのベンチに、一人の女性が突っ伏していた。彼女の上半身はぐったりとベンチに預けられ、腕がだらりと垂れ下がり、長い髪が顔を覆って風に揺れている。薄手のコートが背中に張り付き、膝に擦り傷の跡が残るジーンズが疲れた日常を物語っていた。夕陽のオレンジ色の光が彼女の影を長く伸ばし、遠目には動かない人形のようだった。
すぐそばで、小さな男の子、翔太が泣きじゃくっていた。4歳か5歳くらいの翔太は、汚れたスニーカーを履いた足をじたばたさせ、膝の擦り傷が赤く滲んでいる。翔太の声は甲高く、涙で濡れた頬を震わせながら、「ママ、ねぇ起きてぇ!」と叫んでいた。両手で女性の肩を揺さぶり、袖を引っ張っては、「おうち帰ろ、ねぇ!ママぁ!」と訴える。泣き声は途切れ途切れで、鼻水が垂れ、しゃくり上げる音が広場に響いた。翔太の目は真っ赤に腫れ、恐怖と不安が混じった表情で母親を見つめていた。母親が動かないことが、翔太の小さな世界では耐えられない危機だったのだろう。風が冷たくなり、木々の葉がカサカサと擦れ合う音が、泣き声と混じって耳に届いた。
私は少し離れた場所からその光景を眺めていた。夕陽が地平線に沈みかけ、ブランコの影が地面に長く伸び、不思議な模様を描いている。手に持ったコンビニのコーヒーが冷めかけ、プラスチックのカップが掌に冷たく感じられた。最初は見慣れない親子かと思ったが、女性の髪の長さと翔太の声に、見覚えがある気がした。
彼女があまりにも動かないのを見て、胸騒ぎがした。まさか死んでないよな?と頭をよぎり、心臓がドクンと跳ねた。足元の小石を踏む音を立てながら近づき、恐る恐る声をかけた。「大丈夫ですか?意識ありますか?」私の声は少し震え、喉が乾いて掠れていた。もし何かあったらどうしようかと、頭の中で救急車の番号がちらついた。
女性がゆっくり顔を上げた。乱れた髪が顔に張り付き、疲れ切った目がこちらを見た瞬間、私は「あ」と小さく声を漏らした。彼女は美咲だった。シングルマザーで、近所のスーパーで何度か顔を合わせた知り合いだ。30代半ばくらい、薄い化粧の顔にはクマが浮かび、口元が微かに歪んでいる。
「あ、すいません」と美咲が言った。声は低く、かすかに笑いを含んでいた。「あまりにブランコもう1回って翔太がしつこく言うから、死んだフリしてました」その言葉に、私は一瞬呆気にとられた。心臓がまだドキドキしているのに、彼女の平然とした口調が現実感を狂わせた。「美咲さん…びっくりしたよ」と苦笑し、肩の力が抜けた。懐かしさと安堵が胸に広がった。
美咲はベンチに座り直し、髪をかき上げてため息をついた。コートはくしゃくしゃで、ジーンズの膝に付いた土がシングルマザーの過酷な日常を物語っていた。翔太は泣き止み、鼻をすすりながら「ママ、大丈夫?」と小さな声で尋ねた。美咲は「大丈夫だよ、もう死なないから」と苦笑し、疲れた目で私を見た。「あれ、近所の人ですよね?いつもスーパーで見る…」と彼女が言い、私は頷いて「うん、最近は忙しくて会ってなかったけど」と返した。その視線には、「助けてくれ」と言わんばかりのSOSと、知り合いに会った安心感が混じっていた。私は翔太に目をやり、「早くおうち帰らないと、ママしんどいってさ」と優しく言った。声には自然と親しみがこもり、美咲への気遣いが滲んでいた。
翔太は一瞬唇を尖らせたが、目を輝かせて「じゃあ、もっかいだけブランコ乗る!」と宣言した。泣き顔から一転、元気いっぱいにブランコへ駆け出す姿に、私はその切り替えの速さに驚いた。翔太の小さな足音が地面を叩き、スニーカーが小石を跳ね上げる。ブランコに飛び乗り、鎖を握って勢いよく漕ぐ姿は小さな冒険家のようだった。美咲はそれを見て、「ウウッ…」と低く呻き、苦しげに顔を歪めた。
手がベンチの縁を握り締め、指先が白くなるほど力が入っている。「すいません、また死にます」と小声で私に囁いた。その声は疲労と諦めの混じったもので、半分本気で半分冗談のようだった。私は笑いを堪え、「はい、お疲れ様です、ご無理なさらず」と小声で返した。彼女の疲れ切った背中を見ながら、シングルマザーとしての苦労に深い共感を覚えた。
その日から、私と美咲の距離は少しずつ縮まっていった。翌週、スーパーで再会した時、彼女はカゴにインスタント食品と翔太の好きなゼリーを入れていた。「また死にそう?」と私が冗談交じりに聞くと、「毎日死にそうよ」と笑い、疲れた目が少し柔らかくなった。それから、週末にブランコのある広場で会うたび言葉を交わし、翔太がブランコで遊ぶ間、ベンチでコーヒーを飲みながら話すようになった。
美咲はシングルマザーとして、仕事と育児に追われる日々を淡々と語った。夫と別れて3年、翔太の「もう1回」が彼女の限界を試す試練だと笑う姿に、私は彼女の強さと脆さを感じた。ある日、翔太が「ねえ、おじちゃんも一緒にブランコ乗ろ!」と手を引いてきた時、美咲が「ほら、私にも休憩させてよ」と笑い、私もブランコに付き合った。彼女の笑顔が明るくなり、私の心に温かいものが広がった。
ある夕暮れ、広場で会った時、美咲が「今日は死んだフリしないよ」と冗談を言い、私が「じゃあ、生きてるうちに何か食べに行こうか」と誘った。彼女は一瞬驚いた顔をしたが、「翔太が喜ぶかな」と小さく頷いた。その夜、近所のファミレスで翔太がハンバーグを頬張るのを見ながら、美咲が「ありがとう、なんか楽になった」と呟いた。私は「こっちこそ」と返し、彼女の手が私の手に触れた瞬間、微かな温もりが心に染みた。それから、私たちは自然と手を繋ぐようになり、ブランコしかない広場が私たち三人の絆の始まりとなった。
数週間後、土曜の夜、ファミレスでの夕食後、翔太が「眠い」と目をこすり始めた。美咲が「そろそろ帰ろうか」と翔太を抱き上げ、私が「荷物持つよ」とカバンを手に取った。彼女のアパートまで歩き、夜風が涼しい住宅街を通り抜けた。街灯の薄い光がアスファルトに反射し、翔太の寝息が聞こえる中、私たちは並んで歩いた。アパートに着くと、美咲が「ちょっと上がってく?」と小さな声で誘った。彼女の目は疲れを含みつつ、私への期待が混じっていた。私は「うん、じゃあ少しだけ」と頷いた。
狭い1DKの部屋は生活感に満ちていた。玄関には翔太の小さな靴が乱雑に脱ぎ捨てられ、リビングにはおもちゃや絵本が散らばり、キッチンのシンクには洗い物が積まれていた。壁には翔太の描いた絵が貼られ、色鉛筆の線が無邪気さを放っている。美咲は翔太をベッドに寝かせ、毛布をかけて「やっと静かになった」とため息をついた。肩が下がり、長い髪が汗で首に張り付いていた。
私がソファに座ると、美咲が冷蔵庫から缶ビールを取り出し、「これしかないけど、飲む?」と聞いてきた。私は「ありがと」と受け取り、彼女も自分の分を開けて隣に座った。缶が触れ合う軽い音が響き、ビールの泡がシュッと立つ音が静寂を破った。「毎日こんな感じなんだ」と彼女が笑い、私は「大変だね」と返しながら、彼女の疲れた横顔を見つめた。シングルマザーとしての3年間が、手の甲の皺や目の下のクマに刻まれていた。それでも、彼女の笑顔には翔太への愛と私への信頼が滲んでいた。
ビールを飲みながら、話題はプライベートに移った。「別れてからずっと一人でやってきたから、誰かとこうやって話すのって新鮮」と美咲が呟き、私は「私も一人暮らし長いから、こういう時間嬉しいよ」と返した。彼女の手が私の手に触れ、指が絡み合った。掌は冷たく、ビールの缶の冷気が移っていたが、触れ合う部分から温もりが伝わってきた。私は握り返し、彼女の目を見た。そこには疲れと寂しさ、そして私への期待が混じっていた。
「美咲、私でよかったら、もっとそばにいるよ」と自然に口をついて出た言葉に、彼女は目を伏せ、「ありがとう」と小さく呟いた。
その夜、彼女が翔太の寝顔を確認した後、私たちは顔を寄せ合った。最初のキスはビールの苦味と彼女の柔らかな唇が混じり合い、部屋の薄暗い照明が彼女の輪郭を照らしていた。彼女の手が私の背中に回り、私の手が彼女の腰に触れると、彼女の体が小さく震えた。「翔太が起きないようにね」と彼女が囁き、私は「うん」と小さく笑った。その言葉が合図のように、二人の距離はさらに縮まった。
美咲が私の首に腕を絡め、唇を強く押し付けてきた。「私、疲れてるだけじゃないよ…体が疼いて仕方ないの」と掠れた声で呟き、彼女の目が熱を帯びた。私は驚きつつも「分かった」と返し、彼女の欲求に応えた。彼女のコートを脱がせると、薄いカットソーの下に細い肩が露わになり、シングルマザーの疲れた体が私の手に預けられた。
私は彼女の首筋に唇を這わせ、汗と石鹸の匂いを吸い込んだ。彼女の息が荒くなり、「んっ…もっと」と小さく漏れる声が響いた。私の手がカットソーをたくし上げ、彼女の胸に触れると、柔らかな膨らみが掌に収まり、乳首が硬く尖っているのが分かった。指で摘むと、彼女の体が仰け反り、「あっ…そこ、気持ちいい」と喘ぎが漏れた。
彼女の手が私のシャツを乱暴に脱がせ、爪が私の胸を引っ掻いた。「ずっと我慢してた…もう限界」と彼女が呟き、私のズボンのベルトに手をかけた。私は彼女のジーンズを剥ぎ取り、下着越しに秘部に触れると、すでに湿り気を帯びていた。「美咲、こんなに…」と私が言うと、「恥ずかしいけど、欲しいの」と彼女が目を潤ませて訴えた。私は下着を下ろし、彼女の蜜壺に指を滑り込ませた。熱く濡れたそこを掻き回すと、「んぁっ…もっと深く」と彼女が腰を浮かせ、私の手首を掴んだ。指を二本に増やし、陰核を擦ると、彼女の体が跳ね上がり、「あぁっ…そこ、ダメ!」と叫びが漏れた。
狭いソファの上で、私は彼女の脚を広げ、屹立した陰茎を蜜壺に押し当てた。「入れるよ」と囁くと、彼女が「早く…我慢できない」と喘ぎ、私の腰を引き寄せた。締まりが強く締め付け、私は彼女の中に入った瞬間、熱い快感に息を呑んだ。彼女の脚が私の腰に絡みつき、私は彼女の首筋に唇を押し付けながら突き上げた。「んぁっ…深い…気持ちいい」と彼女の声が響き、私の手が彼女の尻を鷲づかみにした。汗が二人の肌を濡らし、ソファのスプリングが軋む音が混じる中、彼女の喘ぎが大きくなった。「もっと…激しくして」と彼女が懇願し、私は腰の動きを速めた。結合部から蜜が溢れ、彼女の内ももを濡らす音が響いた。
彼女の体が弓なりに反り、「あぁっ…イク!」と叫びが漏れた瞬間、締まりが締め付け、私は彼女の中で果てた。彼女の体を抱きしめ、荒い息を整えながら、「すごかったね」と囁くと、彼女が「うん…ありがとう」と掠れた声で返した。汗に濡れた髪が私の頬に触れ、彼女の体が私に寄り添った。部屋には翔太の寝息と私たちの息遣いが響き、窓の外で星がちらついていた。
翌朝、翔太が目を覚ます前に、私は美咲の隣で彼女の手を握っていた。彼女の寝顔は穏やかで、疲れが少し癒えたようだった。この夜が新たな絆の始まりとなり、その後も広場で会うたび、彼女の笑顔が私の心を温めた。週末には翔太とブランコで遊び、私の家で夕飯を作る日々が続いた。美咲は「こんな幸せ、久しぶり」と呟き、私は彼女を抱き寄せた。アパートでの親密な時間は、彼女の欲求と私の愛情が交錯し、濃厚な夜を重ねた。
だが、ある雨の平日、美咲から「仕事が遅くなるから、翔太を保育園に迎えに行って」と連絡があった。私は傘を手に迎えに行き、翔太とアパートで待った。雨が窓を叩き、時計が10時を過ぎても彼女は戻らず、不安が広がった。深夜、警察から「美咲さんが交通事故で亡くなった」との知らせが入り、私は呆然とした。翔太に「ママは遠くに行った」と伝え、彼を抱きしめた。葬儀後、翔太は美咲の両親に引き取られ、私は一人残された。
数週間後、美咲の妹・彩花に連絡を取り、翔太のことを相談した。彩花は26歳で、美咲より華奢だが似た顔立ちだった。彼女の家で話すうち、「翔太をどうするか、私も悩んでる」と彩花が涙ぐんだ。私は「美咲の分まで支えたい」と言い、彼女の手を握った。その夜、彩花が「私、姉ちゃんみたいに強くないよ」と呟き、私に寄りかかってきた。私は彼女を抱きしめ、悲しみと寂しさが混じった衝動に駆られた。
彩花の部屋のベッドで、私は彼女の服を脱がせた。彼女の白い肌が露わになり、私の手が胸に触れると、「んっ…」と小さな声が漏れた。「彩花、いい?」と聞くと、「うん…姉ちゃんの代わりじゃないよ」と彼女が目を潤ませた。私は彼女の首筋に唇を這わせ、乳首を舌で転がすと、「あぁっ…気持ちいい」と喘ぎが響いた。彼女の下着を下ろし、蜜壺に指を滑り込ませると、濡れた締まりが締め付けた。「もっと…」と彼女が腰を浮かせ、私は陰茎を押し込んだ。彼女の脚が私の腰に絡み、「んぁっ…深い」と叫びが漏れた。私は彼女の尻を鷲づかみにし、激しく突き上げた。汗と蜜が交錯し、彼女の体が震え、「あぁっ…イク!」と絶頂に達した。私は彼女の中で果て、情けない自分に気づいた。美咲を失った悲しみを彩花で埋めようとする自分が、たまらなく惨めに思えた。
その後もブランコの広場には行けなかった。雨の夜、広場に立ち寄り、ブランコの軋む音を聞きながら、美咲と彩花への罪悪感に涙した。ブランコは悲しみの象徴となり、私の心に深い傷を残した。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
夕暮れ時の公園は、どこか寂しげな静けさに包まれていた。広場の中央には、古びたブランコが二基並び、錆びた鎖が風に揺れてキィキィと軋む音を立てていた。木製の座面は塗装が剥げ、灰色がかった茶色がむき出しになり、端にはひびが入っていた。周囲には雑草がまばらに生え、冷たい風にそよいでいた。すぐ横の木製ベンチは、背もたれがひび割れ、座面に鳥の糞や枯れ葉が散らばり、長年の風雨に耐えた疲れが滲んでいる。
そのベンチに、一人の女性が突っ伏していた。彼女の上半身はぐったりとベンチに預けられ、腕がだらりと垂れ下がり、長い髪が顔を覆って風に揺れている。薄手のコートが背中に張り付き、膝に擦り傷の跡が残るジーンズが疲れた日常を物語っていた。夕陽のオレンジ色の光が彼女の影を長く伸ばし、遠目には動かない人形のようだった。
すぐそばで、小さな男の子、翔太が泣きじゃくっていた。4歳か5歳くらいの翔太は、汚れたスニーカーを履いた足をじたばたさせ、膝の擦り傷が赤く滲んでいる。翔太の声は甲高く、涙で濡れた頬を震わせながら、「ママ、ねぇ起きてぇ!」と叫んでいた。両手で女性の肩を揺さぶり、袖を引っ張っては、「おうち帰ろ、ねぇ!ママぁ!」と訴える。泣き声は途切れ途切れで、鼻水が垂れ、しゃくり上げる音が広場に響いた。翔太の目は真っ赤に腫れ、恐怖と不安が混じった表情で母親を見つめていた。母親が動かないことが、翔太の小さな世界では耐えられない危機だったのだろう。風が冷たくなり、木々の葉がカサカサと擦れ合う音が、泣き声と混じって耳に届いた。
私は少し離れた場所からその光景を眺めていた。夕陽が地平線に沈みかけ、ブランコの影が地面に長く伸び、不思議な模様を描いている。手に持ったコンビニのコーヒーが冷めかけ、プラスチックのカップが掌に冷たく感じられた。最初は見慣れない親子かと思ったが、女性の髪の長さと翔太の声に、見覚えがある気がした。
彼女があまりにも動かないのを見て、胸騒ぎがした。まさか死んでないよな?と頭をよぎり、心臓がドクンと跳ねた。足元の小石を踏む音を立てながら近づき、恐る恐る声をかけた。「大丈夫ですか?意識ありますか?」私の声は少し震え、喉が乾いて掠れていた。もし何かあったらどうしようかと、頭の中で救急車の番号がちらついた。
女性がゆっくり顔を上げた。乱れた髪が顔に張り付き、疲れ切った目がこちらを見た瞬間、私は「あ」と小さく声を漏らした。彼女は美咲だった。シングルマザーで、近所のスーパーで何度か顔を合わせた知り合いだ。30代半ばくらい、薄い化粧の顔にはクマが浮かび、口元が微かに歪んでいる。
「あ、すいません」と美咲が言った。声は低く、かすかに笑いを含んでいた。「あまりにブランコもう1回って翔太がしつこく言うから、死んだフリしてました」その言葉に、私は一瞬呆気にとられた。心臓がまだドキドキしているのに、彼女の平然とした口調が現実感を狂わせた。「美咲さん…びっくりしたよ」と苦笑し、肩の力が抜けた。懐かしさと安堵が胸に広がった。
美咲はベンチに座り直し、髪をかき上げてため息をついた。コートはくしゃくしゃで、ジーンズの膝に付いた土がシングルマザーの過酷な日常を物語っていた。翔太は泣き止み、鼻をすすりながら「ママ、大丈夫?」と小さな声で尋ねた。美咲は「大丈夫だよ、もう死なないから」と苦笑し、疲れた目で私を見た。「あれ、近所の人ですよね?いつもスーパーで見る…」と彼女が言い、私は頷いて「うん、最近は忙しくて会ってなかったけど」と返した。その視線には、「助けてくれ」と言わんばかりのSOSと、知り合いに会った安心感が混じっていた。私は翔太に目をやり、「早くおうち帰らないと、ママしんどいってさ」と優しく言った。声には自然と親しみがこもり、美咲への気遣いが滲んでいた。
翔太は一瞬唇を尖らせたが、目を輝かせて「じゃあ、もっかいだけブランコ乗る!」と宣言した。泣き顔から一転、元気いっぱいにブランコへ駆け出す姿に、私はその切り替えの速さに驚いた。翔太の小さな足音が地面を叩き、スニーカーが小石を跳ね上げる。ブランコに飛び乗り、鎖を握って勢いよく漕ぐ姿は小さな冒険家のようだった。美咲はそれを見て、「ウウッ…」と低く呻き、苦しげに顔を歪めた。
手がベンチの縁を握り締め、指先が白くなるほど力が入っている。「すいません、また死にます」と小声で私に囁いた。その声は疲労と諦めの混じったもので、半分本気で半分冗談のようだった。私は笑いを堪え、「はい、お疲れ様です、ご無理なさらず」と小声で返した。彼女の疲れ切った背中を見ながら、シングルマザーとしての苦労に深い共感を覚えた。
その日から、私と美咲の距離は少しずつ縮まっていった。翌週、スーパーで再会した時、彼女はカゴにインスタント食品と翔太の好きなゼリーを入れていた。「また死にそう?」と私が冗談交じりに聞くと、「毎日死にそうよ」と笑い、疲れた目が少し柔らかくなった。それから、週末にブランコのある広場で会うたび言葉を交わし、翔太がブランコで遊ぶ間、ベンチでコーヒーを飲みながら話すようになった。
美咲はシングルマザーとして、仕事と育児に追われる日々を淡々と語った。夫と別れて3年、翔太の「もう1回」が彼女の限界を試す試練だと笑う姿に、私は彼女の強さと脆さを感じた。ある日、翔太が「ねえ、おじちゃんも一緒にブランコ乗ろ!」と手を引いてきた時、美咲が「ほら、私にも休憩させてよ」と笑い、私もブランコに付き合った。彼女の笑顔が明るくなり、私の心に温かいものが広がった。
ある夕暮れ、広場で会った時、美咲が「今日は死んだフリしないよ」と冗談を言い、私が「じゃあ、生きてるうちに何か食べに行こうか」と誘った。彼女は一瞬驚いた顔をしたが、「翔太が喜ぶかな」と小さく頷いた。その夜、近所のファミレスで翔太がハンバーグを頬張るのを見ながら、美咲が「ありがとう、なんか楽になった」と呟いた。私は「こっちこそ」と返し、彼女の手が私の手に触れた瞬間、微かな温もりが心に染みた。それから、私たちは自然と手を繋ぐようになり、ブランコしかない広場が私たち三人の絆の始まりとなった。
数週間後、土曜の夜、ファミレスでの夕食後、翔太が「眠い」と目をこすり始めた。美咲が「そろそろ帰ろうか」と翔太を抱き上げ、私が「荷物持つよ」とカバンを手に取った。彼女のアパートまで歩き、夜風が涼しい住宅街を通り抜けた。街灯の薄い光がアスファルトに反射し、翔太の寝息が聞こえる中、私たちは並んで歩いた。アパートに着くと、美咲が「ちょっと上がってく?」と小さな声で誘った。彼女の目は疲れを含みつつ、私への期待が混じっていた。私は「うん、じゃあ少しだけ」と頷いた。
狭い1DKの部屋は生活感に満ちていた。玄関には翔太の小さな靴が乱雑に脱ぎ捨てられ、リビングにはおもちゃや絵本が散らばり、キッチンのシンクには洗い物が積まれていた。壁には翔太の描いた絵が貼られ、色鉛筆の線が無邪気さを放っている。美咲は翔太をベッドに寝かせ、毛布をかけて「やっと静かになった」とため息をついた。肩が下がり、長い髪が汗で首に張り付いていた。
私がソファに座ると、美咲が冷蔵庫から缶ビールを取り出し、「これしかないけど、飲む?」と聞いてきた。私は「ありがと」と受け取り、彼女も自分の分を開けて隣に座った。缶が触れ合う軽い音が響き、ビールの泡がシュッと立つ音が静寂を破った。「毎日こんな感じなんだ」と彼女が笑い、私は「大変だね」と返しながら、彼女の疲れた横顔を見つめた。シングルマザーとしての3年間が、手の甲の皺や目の下のクマに刻まれていた。それでも、彼女の笑顔には翔太への愛と私への信頼が滲んでいた。
ビールを飲みながら、話題はプライベートに移った。「別れてからずっと一人でやってきたから、誰かとこうやって話すのって新鮮」と美咲が呟き、私は「私も一人暮らし長いから、こういう時間嬉しいよ」と返した。彼女の手が私の手に触れ、指が絡み合った。掌は冷たく、ビールの缶の冷気が移っていたが、触れ合う部分から温もりが伝わってきた。私は握り返し、彼女の目を見た。そこには疲れと寂しさ、そして私への期待が混じっていた。
「美咲、私でよかったら、もっとそばにいるよ」と自然に口をついて出た言葉に、彼女は目を伏せ、「ありがとう」と小さく呟いた。
その夜、彼女が翔太の寝顔を確認した後、私たちは顔を寄せ合った。最初のキスはビールの苦味と彼女の柔らかな唇が混じり合い、部屋の薄暗い照明が彼女の輪郭を照らしていた。彼女の手が私の背中に回り、私の手が彼女の腰に触れると、彼女の体が小さく震えた。「翔太が起きないようにね」と彼女が囁き、私は「うん」と小さく笑った。その言葉が合図のように、二人の距離はさらに縮まった。
美咲が私の首に腕を絡め、唇を強く押し付けてきた。「私、疲れてるだけじゃないよ…体が疼いて仕方ないの」と掠れた声で呟き、彼女の目が熱を帯びた。私は驚きつつも「分かった」と返し、彼女の欲求に応えた。彼女のコートを脱がせると、薄いカットソーの下に細い肩が露わになり、シングルマザーの疲れた体が私の手に預けられた。
私は彼女の首筋に唇を這わせ、汗と石鹸の匂いを吸い込んだ。彼女の息が荒くなり、「んっ…もっと」と小さく漏れる声が響いた。私の手がカットソーをたくし上げ、彼女の胸に触れると、柔らかな膨らみが掌に収まり、乳首が硬く尖っているのが分かった。指で摘むと、彼女の体が仰け反り、「あっ…そこ、気持ちいい」と喘ぎが漏れた。
彼女の手が私のシャツを乱暴に脱がせ、爪が私の胸を引っ掻いた。「ずっと我慢してた…もう限界」と彼女が呟き、私のズボンのベルトに手をかけた。私は彼女のジーンズを剥ぎ取り、下着越しに秘部に触れると、すでに湿り気を帯びていた。「美咲、こんなに…」と私が言うと、「恥ずかしいけど、欲しいの」と彼女が目を潤ませて訴えた。私は下着を下ろし、彼女の蜜壺に指を滑り込ませた。熱く濡れたそこを掻き回すと、「んぁっ…もっと深く」と彼女が腰を浮かせ、私の手首を掴んだ。指を二本に増やし、陰核を擦ると、彼女の体が跳ね上がり、「あぁっ…そこ、ダメ!」と叫びが漏れた。
狭いソファの上で、私は彼女の脚を広げ、屹立した陰茎を蜜壺に押し当てた。「入れるよ」と囁くと、彼女が「早く…我慢できない」と喘ぎ、私の腰を引き寄せた。締まりが強く締め付け、私は彼女の中に入った瞬間、熱い快感に息を呑んだ。彼女の脚が私の腰に絡みつき、私は彼女の首筋に唇を押し付けながら突き上げた。「んぁっ…深い…気持ちいい」と彼女の声が響き、私の手が彼女の尻を鷲づかみにした。汗が二人の肌を濡らし、ソファのスプリングが軋む音が混じる中、彼女の喘ぎが大きくなった。「もっと…激しくして」と彼女が懇願し、私は腰の動きを速めた。結合部から蜜が溢れ、彼女の内ももを濡らす音が響いた。
彼女の体が弓なりに反り、「あぁっ…イク!」と叫びが漏れた瞬間、締まりが締め付け、私は彼女の中で果てた。彼女の体を抱きしめ、荒い息を整えながら、「すごかったね」と囁くと、彼女が「うん…ありがとう」と掠れた声で返した。汗に濡れた髪が私の頬に触れ、彼女の体が私に寄り添った。部屋には翔太の寝息と私たちの息遣いが響き、窓の外で星がちらついていた。
翌朝、翔太が目を覚ます前に、私は美咲の隣で彼女の手を握っていた。彼女の寝顔は穏やかで、疲れが少し癒えたようだった。この夜が新たな絆の始まりとなり、その後も広場で会うたび、彼女の笑顔が私の心を温めた。週末には翔太とブランコで遊び、私の家で夕飯を作る日々が続いた。美咲は「こんな幸せ、久しぶり」と呟き、私は彼女を抱き寄せた。アパートでの親密な時間は、彼女の欲求と私の愛情が交錯し、濃厚な夜を重ねた。
だが、ある雨の平日、美咲から「仕事が遅くなるから、翔太を保育園に迎えに行って」と連絡があった。私は傘を手に迎えに行き、翔太とアパートで待った。雨が窓を叩き、時計が10時を過ぎても彼女は戻らず、不安が広がった。深夜、警察から「美咲さんが交通事故で亡くなった」との知らせが入り、私は呆然とした。翔太に「ママは遠くに行った」と伝え、彼を抱きしめた。葬儀後、翔太は美咲の両親に引き取られ、私は一人残された。
数週間後、美咲の妹・彩花に連絡を取り、翔太のことを相談した。彩花は26歳で、美咲より華奢だが似た顔立ちだった。彼女の家で話すうち、「翔太をどうするか、私も悩んでる」と彩花が涙ぐんだ。私は「美咲の分まで支えたい」と言い、彼女の手を握った。その夜、彩花が「私、姉ちゃんみたいに強くないよ」と呟き、私に寄りかかってきた。私は彼女を抱きしめ、悲しみと寂しさが混じった衝動に駆られた。
彩花の部屋のベッドで、私は彼女の服を脱がせた。彼女の白い肌が露わになり、私の手が胸に触れると、「んっ…」と小さな声が漏れた。「彩花、いい?」と聞くと、「うん…姉ちゃんの代わりじゃないよ」と彼女が目を潤ませた。私は彼女の首筋に唇を這わせ、乳首を舌で転がすと、「あぁっ…気持ちいい」と喘ぎが響いた。彼女の下着を下ろし、蜜壺に指を滑り込ませると、濡れた締まりが締め付けた。「もっと…」と彼女が腰を浮かせ、私は陰茎を押し込んだ。彼女の脚が私の腰に絡み、「んぁっ…深い」と叫びが漏れた。私は彼女の尻を鷲づかみにし、激しく突き上げた。汗と蜜が交錯し、彼女の体が震え、「あぁっ…イク!」と絶頂に達した。私は彼女の中で果て、情けない自分に気づいた。美咲を失った悲しみを彩花で埋めようとする自分が、たまらなく惨めに思えた。
その後もブランコの広場には行けなかった。雨の夜、広場に立ち寄り、ブランコの軋む音を聞きながら、美咲と彩花への罪悪感に涙した。ブランコは悲しみの象徴となり、私の心に深い傷を残した。