さて、リーランド邸滞在二日目のその日は、初日のような慌ただしさはなく、時はゆったりと穏やかに過ぎていきました。
リーランド邸の滞在客に女性が多かったこともあって、時間と共に打ち解けた私は、ティーを片手に色んな話をいたしました。
お腹の大きなレディ・シャーロットは秋頃が予定日で、今度は男の子が欲しいと思っているというお話とか。そのレディ・シャーロットには、今回リーランド邸に滞在されている妹のヘンリエッタさんの他に、キャロラインというお姉さんがいらして、この方は遠くに嫁がれたそうで、今回こちらに来られないことを大層悔しがっておられたお話とか。リーランド伯爵家の孫娘たち、3歳半のオリヴィアと1歳半のモニカが、最近、大人の真似をしてティーカップを片手におままごとをする姿が大層可愛らしいというお話とか。
また、伯爵夫妻のご長女、レディ・フランシスは実は最近お産を済ませられたばかりだったとかで、まだ生後一ヶ月くらいの小さなアリスという女の子を私に抱かせてくれました。
夕刻には、リーフリヘリオスの人々が心から大切にしているらしい〈ティー〉の時間があり、夜には、また内輪だけの晩餐会が開かれ――このようにしてリーランド邸滞在は平穏の内に幕を閉じていくのでありました――…。