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遥かさざめく雷鳴のひびき──転生帰録3400

ー/ー



 彼は言った。
 己が身を置いた世界は間違っていた、と。

 間違いとは何か、を考える。

 過ちを犯していた事なのか。
 犯した過ちを知らなかった事なのか。

 他者の介入を許した事なのか。
 その他者に心を許した事なのか。



 いずれにしても、あの時の彼の真意はわからない。
 彼が何を思って、どう決断したのかも。
 わからないまま、先に暗闇に落ちてしまった。

 思えば彼女の時も。
 先に降りてしまった舞台の上で、彼女はどう足掻いたのだろう。
 
 そして彼も。
 先に去って、幕引きを押し付けて。どんなに恨んでいるだろう。



 罪は広がっていく。
 最初は仲間の命だけだったものが。
 善意の協力者の命を取り込んで。
 敵対した者の運命さえも飲み込んでいく。

 罪が、広がっていく。



 僕の罪は、一体何処まで拡がるのだろう。





 ◆ ◆ ◆




「……」

 夢を見た、ような気がした。
 過去の記憶が、遠くで鳴り響く雷鳴のようにやってきて、彼を飲み込むように落ちてしまう。そんな恐ろしい夢を。

「あー……そっか」

 夢から覚めたと同時に、意識が醒めていくのを(はるか)は感じていた。

「遅い、な……」

 ふと口をついた言葉に、愕然とする。
 時間がない。直感的にそう思った。

「ライくん、起こしに行かなくちゃ」

 永はいつも通りに起き上がって、今日初めて袖を通す制服をしばし眺めていた。



 四月一日。高校の入学式まであと一週間。
 事前登校の日、永は自分の支度を済ませた後、蕾生(らいお)の家に向かった。

「ラーイ、蕾生くーん」

 二階の窓に向かって呼びかける。普通ならこの程度の声量では届かない。
 だが、蕾生は必ず聞き分ける。それを永は知っている。

 案の定、ややもすると、その窓が開いた。

「時間だけどぉ」

 寝ぼけた顔で瞳をしばたかせる蕾生に、手を振っていつも通りに声をかける。

「やべ……」

 そんなこと全然思ってないくせに。永はそんな幼馴染に向かって、やはりいつも通りに微笑んだ。

「すぐ、行く」

「はいはい」

 短い返事の後、その大きな影が引っ込んだ。
 待っている間に、永は空を仰いで深く呼吸する。
 ちらつく夢の影を一旦奥に押し込めて、永は「周防(すおう)(はるか)」の笑顔を作った。


 
 玄関の扉が開く。
 寝癖をつけたままの顔が、糊の効いた真新しい制服とえらくミスマッチで、永は思わず吹き出した。

「……ふっ」

「わりぃ」

 片手に握り飯を持って、口元をもぐもぐさせながら言う蕾生の姿を、永はこの上なく愛おしいと感じ、安心もする。

「入学前から遅刻って、ヤバいよね?」

 言いながら、永は笑いが止まらない。だって、今日もいつも通りの朝だから。

「走るか?」

 全く悪びれない蕾生がそう言うと、少しだけワクワクしてしまう。

「少しね」

「わかった」

 永の答えに頷いた後、蕾生は急いで握り飯を食べ切って、足を早める。
 その早足は、永にとっては全力疾走に近い。

「ちょっと、ライくん、早い!」

「走れって言ったの、お前だろ」

「遅刻の張本人が僕より早く着くとか、あり得ないから!」

 すると蕾生は面倒くさそうにしつつも、スピードを緩めた。

「俺よりも運動やってんのに、なんで遅いんだよ」

「うるさいな! そういう事言う子はこうだ!」

 永は荒く息を吐きながら、蕾生の脇腹を思いきりつねった。

「ヤメロ! くすぐってえ! ホントに遅刻すんぞ!」

「はっははー!」


 
 笑いながら登校する朝。
 こんな朝を、僕らはあと何回迎えられるのだろう。

 永の心の奥。例えばそこに砂時計があるなら。
 今から、その砂が落ち始める。
 そんな確信があった。





 ◆ ◆ ◆




「入学前なのに宿題出すとか、ふざけてるだろ……」

 帰り道、持たされた教科書入りの紙袋を重そうに提げて、蕾生がぼやいた。
 これくらいの荷物が彼にとって重たいはずはないが、精神的なものだろう。その表情も沈んでいた。

「いやあ、ビックリだよねえ。課題だけじゃなくて、小テストまでするなんて、高校って厳しいねえ」

 言葉と裏腹に、全く困っていない永に、蕾生は恨めしそうに言った。

「入るトコを間違えたな……」

「ええ!? ライくんがいいって言ったんだよ、忘れたの?」

「走って通える距離だったしよ……」

 寝起きに難がある蕾生には、うってつけの学校だった。学力的にも少し無理をすれば入れる。
 永にとっては物足りないが、蕾生と別の高校に行く考えはそもそもない。

「まったく、ここ以外は行かないって駄々こねたくせに」

「駄々はこねてない」

()()()()()()入れたんだから、文句言わないの!」

 わざと恩着せがましく言ってやると、蕾生は口をへの字に曲げて黙った。
 受験期に、永がつきっきりで勉強を教えてくれたことを思い出したのだ。
 ついでに勉強時間をほとんど蕾生に費やしたのに、入試で一位を取ったことも。

「わかってるよ……」

 そう呟きながら、蕾生は高い背を少し丸めて歩き続けた。拗ねている証拠である。


 
「そんなことより、もっと明るい未来を考えようよ!」

 なんて皮肉なセリフだろう、心の奥底で、蕾生の知らない永が呟く。

「僕さあ、生徒会長になりたいんだよね」

 そう言うと、蕾生は丸めていた背中を伸ばして振り返った。

「中学で人望がなさ過ぎて落選したのに?」

 揶揄うように笑う蕾生の顔を見ると、奥底の皮肉屋が一瞬だけ消えたような気がした。

「だからさあ、高校ではちょっとキャラ変しようと思って! もっとこう、親しみやすく?」

「ほほー……」

 できるわけねえだろ、とニヤニヤ笑う蕾生に、「永」はいつもの調子でふざける。


 
「僕が生徒会長で表から、そんでライくんがなんか腕っぷしみたいなので裏から学校を牛耳るの!」

「なんだその、ふんわりした陰謀論は」

 君が心から笑っていられるのも、あと少しかもしれない。


 
「まあお前がそれで学校全体を詐欺にかけられたら、やってやるよ」

「言ったね? 僕はやっちゃえるオトコだからねえ!?」

「──知ってる」

 こうやって二人で笑い合えるのは、あと何回だろう。



 砂粒が、積もる。
 雷鳴は、次第に近くなる。





 ◆ ◆ ◆




銀騎(しらき)、研究所ねえ……」

 自室でパソコンをいじりながら、永は冷たい画面に向かって呟く。

「へへ、すげえクソジジイになってんじゃん」

 公式サイトの沿革の欄、所長と書かれた人物の顔写真を見て毒づいた。なんとなく本人に届く気がした。

「やっぱ、萱獅子刀(かんじしとう)はコイツが持ってるんだろうなあ」

 永は遠い、けれど直近の記憶を掘り起こす。
 それはおそらく一番鮮明に残る記憶だ。


 
 あの時、刀を扱ったのは彼だった。
 (ぬえ)に立ち向かうその背中に、恐怖したのを覚えている。

 ライが殺される。
 それが、ただ怖かった。

 こうなってしまった以上は仕方ない。それはわかってる。
 それでも、ただ怖かった。体が竦むほど。

 彼のように「力のある者」が振るう刀は、別格だった。
 同じように、弓を引いた彼女の姿がフラッシュバックしたのかもしれない。

 ライが殺される。それと同時に自分も殺される。
 それまでにも鵺にとどめを刺したことはあったのに。
 あの二回だけは違った。

 彼女が、彼が、その「力」を「伝承の武器」に込めた時。
 鵺と同時に、おれとライの命も摘み取られる。そんな感覚がした。



 永には、あの時感じた恐怖の感覚だけが鮮明に残っている。
 細かい事実は、雑音がまじったように判然としない。

 もっと、はっきりと覚えていられたら。
 もっと早く、この呪いは解けていたのだろうか。

 何のヒントも与えられず、人生をゲームのように繰り返す。
 それが呪いの本質だとしたら、その支配者(ゲームマスター)には畏怖すら覚える。



 いつしか永は鵺そのものに思いを馳せ、銀騎研究所の公式サイトを辿る視線が空回っていた。

 ダメだ、今日は頭に入らない。
 トップページまで戻って、サイトを閉じようとした時。

「うん?」

 トップページの一箇所が、今まさに更新されたのを見た。
 一時間前は存在していなかったバナーを、永は反射的にクリックした。

「一般見学会の、お知らせ……?」





 ◆ ◆ ◆




「で、来月の連休あるでしょ? 一般公開するんだって」
 
「……何を?」
 
「だから、銀騎研究所が市民向けに見学会を開くから申し込んだんだよね、二人分」
 
 永はニヤリと笑って、ピースサインを掲げる。
 目の前の蕾生は「しかたねえな」とでも言うように苦笑していた。



 
 ねえ、ライくん。
 僕は賭けてみることにするよ。
 勝手に君の命までベットすることを、どうか許して欲しい。


 

 遥か遠くから、さざめく雷鳴が。
 耳元で響いた時、それはきっと落ちるのだろう。







 僕を裁く、(いかづち)が。


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 彼は言った。
 己が身を置いた世界は間違っていた、と。
 間違いとは何か、を考える。
 過ちを犯していた事なのか。
 犯した過ちを知らなかった事なのか。
 他者の介入を許した事なのか。
 その他者に心を許した事なのか。
 いずれにしても、あの時の彼の真意はわからない。
 彼が何を思って、どう決断したのかも。
 わからないまま、先に暗闇に落ちてしまった。
 思えば彼女の時も。
 先に降りてしまった舞台の上で、彼女はどう足掻いたのだろう。
 そして彼も。
 先に去って、幕引きを押し付けて。どんなに恨んでいるだろう。
 罪は広がっていく。
 最初は仲間の命だけだったものが。
 善意の協力者の命を取り込んで。
 敵対した者の運命さえも飲み込んでいく。
 罪が、広がっていく。
 僕の罪は、一体何処まで拡がるのだろう。
 ◆ ◆ ◆
「……」
 夢を見た、ような気がした。
 過去の記憶が、遠くで鳴り響く雷鳴のようにやってきて、彼を飲み込むように落ちてしまう。そんな恐ろしい夢を。
「あー……そっか」
 夢から覚めたと同時に、意識が醒めていくのを|永《はるか》は感じていた。
「遅い、な……」
 ふと口をついた言葉に、愕然とする。
 時間がない。直感的にそう思った。
「ライくん、起こしに行かなくちゃ」
 永はいつも通りに起き上がって、今日初めて袖を通す制服をしばし眺めていた。
 四月一日。高校の入学式まであと一週間。
 事前登校の日、永は自分の支度を済ませた後、|蕾生《らいお》の家に向かった。
「ラーイ、蕾生くーん」
 二階の窓に向かって呼びかける。普通ならこの程度の声量では届かない。
 だが、蕾生は必ず聞き分ける。それを永は知っている。
 案の定、ややもすると、その窓が開いた。
「時間だけどぉ」
 寝ぼけた顔で瞳をしばたかせる蕾生に、手を振っていつも通りに声をかける。
「やべ……」
 そんなこと全然思ってないくせに。永はそんな幼馴染に向かって、やはりいつも通りに微笑んだ。
「すぐ、行く」
「はいはい」
 短い返事の後、その大きな影が引っ込んだ。
 待っている間に、永は空を仰いで深く呼吸する。
 ちらつく夢の影を一旦奥に押し込めて、永は「|周防《すおう》|永《はるか》」の笑顔を作った。
 玄関の扉が開く。
 寝癖をつけたままの顔が、糊の効いた真新しい制服とえらくミスマッチで、永は思わず吹き出した。
「……ふっ」
「わりぃ」
 片手に握り飯を持って、口元をもぐもぐさせながら言う蕾生の姿を、永はこの上なく愛おしいと感じ、安心もする。
「入学前から遅刻って、ヤバいよね?」
 言いながら、永は笑いが止まらない。だって、今日もいつも通りの朝だから。
「走るか?」
 全く悪びれない蕾生がそう言うと、少しだけワクワクしてしまう。
「少しね」
「わかった」
 永の答えに頷いた後、蕾生は急いで握り飯を食べ切って、足を早める。
 その早足は、永にとっては全力疾走に近い。
「ちょっと、ライくん、早い!」
「走れって言ったの、お前だろ」
「遅刻の張本人が僕より早く着くとか、あり得ないから!」
 すると蕾生は面倒くさそうにしつつも、スピードを緩めた。
「俺よりも運動やってんのに、なんで遅いんだよ」
「うるさいな! そういう事言う子はこうだ!」
 永は荒く息を吐きながら、蕾生の脇腹を思いきりつねった。
「ヤメロ! くすぐってえ! ホントに遅刻すんぞ!」
「はっははー!」
 笑いながら登校する朝。
 こんな朝を、僕らはあと何回迎えられるのだろう。
 永の心の奥。例えばそこに砂時計があるなら。
 今から、その砂が落ち始める。
 そんな確信があった。
 ◆ ◆ ◆
「入学前なのに宿題出すとか、ふざけてるだろ……」
 帰り道、持たされた教科書入りの紙袋を重そうに提げて、蕾生がぼやいた。
 これくらいの荷物が彼にとって重たいはずはないが、精神的なものだろう。その表情も沈んでいた。
「いやあ、ビックリだよねえ。課題だけじゃなくて、小テストまでするなんて、高校って厳しいねえ」
 言葉と裏腹に、全く困っていない永に、蕾生は恨めしそうに言った。
「入るトコを間違えたな……」
「ええ!? ライくんがいいって言ったんだよ、忘れたの?」
「走って通える距離だったしよ……」
 寝起きに難がある蕾生には、うってつけの学校だった。学力的にも少し無理をすれば入れる。
 永にとっては物足りないが、蕾生と別の高校に行く考えはそもそもない。
「まったく、ここ以外は行かないって駄々こねたくせに」
「駄々はこねてない」
「|僕《・》|の《・》|お《・》|か《・》|げ《・》|で《・》入れたんだから、文句言わないの!」
 わざと恩着せがましく言ってやると、蕾生は口をへの字に曲げて黙った。
 受験期に、永がつきっきりで勉強を教えてくれたことを思い出したのだ。
 ついでに勉強時間をほとんど蕾生に費やしたのに、入試で一位を取ったことも。
「わかってるよ……」
 そう呟きながら、蕾生は高い背を少し丸めて歩き続けた。拗ねている証拠である。
「そんなことより、もっと明るい未来を考えようよ!」
 なんて皮肉なセリフだろう、心の奥底で、蕾生の知らない永が呟く。
「僕さあ、生徒会長になりたいんだよね」
 そう言うと、蕾生は丸めていた背中を伸ばして振り返った。
「中学で人望がなさ過ぎて落選したのに?」
 揶揄うように笑う蕾生の顔を見ると、奥底の皮肉屋が一瞬だけ消えたような気がした。
「だからさあ、高校ではちょっとキャラ変しようと思って! もっとこう、親しみやすく?」
「ほほー……」
 できるわけねえだろ、とニヤニヤ笑う蕾生に、「永」はいつもの調子でふざける。
「僕が生徒会長で表から、そんでライくんがなんか腕っぷしみたいなので裏から学校を牛耳るの!」
「なんだその、ふんわりした陰謀論は」
 君が心から笑っていられるのも、あと少しかもしれない。
「まあお前がそれで学校全体を詐欺にかけられたら、やってやるよ」
「言ったね? 僕はやっちゃえるオトコだからねえ!?」
「──知ってる」
 こうやって二人で笑い合えるのは、あと何回だろう。
 砂粒が、積もる。
 雷鳴は、次第に近くなる。
 ◆ ◆ ◆
「|銀騎《しらき》、研究所ねえ……」
 自室でパソコンをいじりながら、永は冷たい画面に向かって呟く。
「へへ、すげえクソジジイになってんじゃん」
 公式サイトの沿革の欄、所長と書かれた人物の顔写真を見て毒づいた。なんとなく本人に届く気がした。
「やっぱ、|萱獅子刀《かんじしとう》はコイツが持ってるんだろうなあ」
 永は遠い、けれど直近の記憶を掘り起こす。
 それはおそらく一番鮮明に残る記憶だ。
 あの時、刀を扱ったのは彼だった。
 |鵺《ぬえ》に立ち向かうその背中に、恐怖したのを覚えている。
 ライが殺される。
 それが、ただ怖かった。
 こうなってしまった以上は仕方ない。それはわかってる。
 それでも、ただ怖かった。体が竦むほど。
 彼のように「力のある者」が振るう刀は、別格だった。
 同じように、弓を引いた彼女の姿がフラッシュバックしたのかもしれない。
 ライが殺される。それと同時に自分も殺される。
 それまでにも鵺にとどめを刺したことはあったのに。
 あの二回だけは違った。
 彼女が、彼が、その「力」を「伝承の武器」に込めた時。
 鵺と同時に、おれとライの命も摘み取られる。そんな感覚がした。
 永には、あの時感じた恐怖の感覚だけが鮮明に残っている。
 細かい事実は、雑音がまじったように判然としない。
 もっと、はっきりと覚えていられたら。
 もっと早く、この呪いは解けていたのだろうか。
 何のヒントも与えられず、人生をゲームのように繰り返す。
 それが呪いの本質だとしたら、その|支配者《ゲームマスター》には畏怖すら覚える。
 いつしか永は鵺そのものに思いを馳せ、銀騎研究所の公式サイトを辿る視線が空回っていた。
 ダメだ、今日は頭に入らない。
 トップページまで戻って、サイトを閉じようとした時。
「うん?」
 トップページの一箇所が、今まさに更新されたのを見た。
 一時間前は存在していなかったバナーを、永は反射的にクリックした。
「一般見学会の、お知らせ……?」
 ◆ ◆ ◆
「で、来月の連休あるでしょ? 一般公開するんだって」
「……何を?」
「だから、銀騎研究所が市民向けに見学会を開くから申し込んだんだよね、二人分」
 永はニヤリと笑って、ピースサインを掲げる。
 目の前の蕾生は「しかたねえな」とでも言うように苦笑していた。
 ねえ、ライくん。
 僕は賭けてみることにするよ。
 勝手に君の命までベットすることを、どうか許して欲しい。
 遥か遠くから、さざめく雷鳴が。
 耳元で響いた時、それはきっと落ちるのだろう。
 僕を裁く、|雷《いかづち》が。