蒼炎のクリムゾン

炎に包まれる世界で僕は自分の気持ちに気付いた。

作者：上島佳士

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ファンタジー長編小説
R-15作品西洋短文タイトル旅完全架空世界身分差

かつて、５つの世界は一つの樹を巡り戦争を起こした。神、悪魔、獣、妖精、そして人。

それらは一斉に戦いを始め、戦火を広げていく。そこに、人が混じれる余地は無く、人は全滅するかに思えた。

しかし、その戦争は唐突に終戦へと導かれた。その結末へと導いたのは一人の人間の男と、一振りの少女。

二人が放った炎は、世界を赤く染め上げていき。戦争の元となった樹さえも焼き尽くした。

５つの世界を繋ぎ止めていた樹は失われ、５つの世界は別れていく。

ラグナロク（世界の終末）、その戦争はそう呼ばれることとなる。

──やがて、世界は蘇り時は流れる。

一人の少年と一振りの少女は生まれ変わることとなる。

だが、少女には呪いがかかっていた。それを解く為、少年と少女は旅へと出る。

──世界を巡る旅の幕が今上がる！