13
ー/ー 桔平くんからの連絡は、案外早くきた。
てっきりデートの予定を決めるまで連絡してこないと思っていたのに、体調は大丈夫かって次の日にメッセージをくれて。
必要最小限のやり取り。だけど私のことを気にかけてくれているのが分かって、すごく嬉しかった。
「デートの日程、決まった?」
1週間ほど経った、ある日。2限目の授業が終わったあと、七海が訊いてきた。私と桔平くんがなかなか付き合わないから、じれったく感じているのかもしれない。
「ううん、まだ。LINEは少しやり取りしてるけど、桔平くん忙しいみたい」
「そっかぁ。でも、やり取りはしてるんだ」
「うん。朝起きたときとか、ちょこっとだけど」
「浅尾さんって、そういうことしなさそうなタイプと思ってたんだけど。こりゃ愛茉に相当ハマったか?」
すると、後ろの席にいた結衣が身を乗り出してきた。
「浅尾さんって、この前の合コンの?」
「そう、一番かっこいいねって言っていた人。愛茉が猛アタック受けてんの」
「べ、別に猛アタックってわけじゃ」
「そうなんだ。でもあの人、相当女遊びが激しいみたいよ」
言いながら、結衣は眉根を寄せる。
「すごく綺麗な彼女がいるのに、毎日のように違う女と遊び歩いていたって」
「え、その話のソースはどこよ」
七海が私の様子を気にしながら結衣に言った。彼女がいるのに遊んでいたって……本当に?
「和馬くんが言っていたの」
「誰よ、和馬って」
「合コンのときにいたじゃん。少し地味系男子」
そういえば桔平くんが帰ったあとで隣に座った人が、そんな名前だったような。ほとんど印象に残っていないけれど。
「あぁ~いたね。結衣、いつの間に仲よくなったの?」
「LINE交換したから1回お茶したんだけど、そのときに聞いたんだ。浅尾さんがすごい遊び人なのは、仲間内で有名な話なんだって」
七海は、無言の私にチラチラと視線を送ってくる。なんだか心が凪の状態というか。話があまり頭に入ってこない。
桔平くんがモテそうなことは、最初から感じていたことで。きっと女性経験も多いんだろうなって思ってはいた。
てっきりデートの予定を決めるまで連絡してこないと思っていたのに、体調は大丈夫かって次の日にメッセージをくれて。
必要最小限のやり取り。だけど私のことを気にかけてくれているのが分かって、すごく嬉しかった。
「デートの日程、決まった?」
1週間ほど経った、ある日。2限目の授業が終わったあと、七海が訊いてきた。私と桔平くんがなかなか付き合わないから、じれったく感じているのかもしれない。
「ううん、まだ。LINEは少しやり取りしてるけど、桔平くん忙しいみたい」
「そっかぁ。でも、やり取りはしてるんだ」
「うん。朝起きたときとか、ちょこっとだけど」
「浅尾さんって、そういうことしなさそうなタイプと思ってたんだけど。こりゃ愛茉に相当ハマったか?」
すると、後ろの席にいた結衣が身を乗り出してきた。
「浅尾さんって、この前の合コンの?」
「そう、一番かっこいいねって言っていた人。愛茉が猛アタック受けてんの」
「べ、別に猛アタックってわけじゃ」
「そうなんだ。でもあの人、相当女遊びが激しいみたいよ」
言いながら、結衣は眉根を寄せる。
「すごく綺麗な彼女がいるのに、毎日のように違う女と遊び歩いていたって」
「え、その話のソースはどこよ」
七海が私の様子を気にしながら結衣に言った。彼女がいるのに遊んでいたって……本当に?
「和馬くんが言っていたの」
「誰よ、和馬って」
「合コンのときにいたじゃん。少し地味系男子」
そういえば桔平くんが帰ったあとで隣に座った人が、そんな名前だったような。ほとんど印象に残っていないけれど。
「あぁ~いたね。結衣、いつの間に仲よくなったの?」
「LINE交換したから1回お茶したんだけど、そのときに聞いたんだ。浅尾さんがすごい遊び人なのは、仲間内で有名な話なんだって」
七海は、無言の私にチラチラと視線を送ってくる。なんだか心が凪の状態というか。話があまり頭に入ってこない。
桔平くんがモテそうなことは、最初から感じていたことで。きっと女性経験も多いんだろうなって思ってはいた。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
おすすめ作品を読み込み中です…
作者の他の作品
この作者の他作品はありません。
この作品と似た作品
似た傾向の作品は見つかりませんでした。
この作品を読んだ人が読んでいる作品
読者の傾向からおすすめできる作品がありませんでした。
おすすめ作品は現在準備中です。
おすすめ作品の取得に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。