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おめでとさん

ー/ー



あの時の約束から半年が経っていた。
俺は横山に電話をかけていた。

「しもしもー」
「相変わらずバブリーだな」
「どうしたぁ?」
「お前がさ、最後の授業って言ってた十万円の使い道なんだけどな、報告しろって言ってたよな?」
「んー?あー、そういえばそんな事言ってたっけな。うん、言ってたような気がする」
「忘れたのかよ」
「結構前だしな。それでどう使ったんだよ」
「結婚指輪の資金に充てた。俺、彼女にプロポーズした。それでオッケーの返事もらった。昨日、市役所に行って婚姻届けも出してきた」

少し間が空いて電話口から横山の声が聞こえてきた。

「……マ、マジかよ。いや、それは予想外だったな。まあせいぜい、一緒に旅行に行く資金にしたくらいだと思ったのに。なはははは、やられたわ。面白いじゃないか。結婚かー。おめでとさん」
「ありがとう」
「いや、まあそうか。よく考えたらお前ら婚活サークルで出会ったんだもんな。結婚の可能性は、それは可能性として十分あったわけだ。……って、おい、結婚式はするんだろう?いつやるか日程が決まったら早めに言えよ。俺にも仕事とかの都合があるからな」
「ああ、わかってるよ。なるべく早く連絡する」

俺は加奈の事が本当に大好きだし、ずっと一緒にいたいと思っている。
最愛の人を見つけた。
そして、この最愛の人との出会いをくれるきっかけを作ってくれた最高の友がいる。
俺は世界一の幸せ者だ。


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あの時の約束から半年が経っていた。
俺は横山に電話をかけていた。
「しもしもー」
「相変わらずバブリーだな」
「どうしたぁ?」
「お前がさ、最後の授業って言ってた十万円の使い道なんだけどな、報告しろって言ってたよな?」
「んー?あー、そういえばそんな事言ってたっけな。うん、言ってたような気がする」
「忘れたのかよ」
「結構前だしな。それでどう使ったんだよ」
「結婚指輪の資金に充てた。俺、彼女にプロポーズした。それでオッケーの返事もらった。昨日、市役所に行って婚姻届けも出してきた」
少し間が空いて電話口から横山の声が聞こえてきた。
「……マ、マジかよ。いや、それは予想外だったな。まあせいぜい、一緒に旅行に行く資金にしたくらいだと思ったのに。なはははは、やられたわ。面白いじゃないか。結婚かー。おめでとさん」
「ありがとう」
「いや、まあそうか。よく考えたらお前ら婚活サークルで出会ったんだもんな。結婚の可能性は、それは可能性として十分あったわけだ。……って、おい、結婚式はするんだろう?いつやるか日程が決まったら早めに言えよ。俺にも仕事とかの都合があるからな」
「ああ、わかってるよ。なるべく早く連絡する」
俺は加奈の事が本当に大好きだし、ずっと一緒にいたいと思っている。
最愛の人を見つけた。
そして、この最愛の人との出会いをくれるきっかけを作ってくれた最高の友がいる。
俺は世界一の幸せ者だ。