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ミュージカルを盛り上げろ

ー/ー



女神様のお話で新たな価値を生み出すために新しい街に来ているよ。

今回は食糧とか環境ではなく文化のほうらしい。

ここでは歌い手がみんなで広場で演技し切磋琢磨しているそうなのだ。

ヒゲソレールが増えたことにより色んなことができそうである。

ヒゲソレールは女神の加護によりワープ機能を書斎の世界儀に触ると行くことができるようになった。

帰りはピーヨの後を着いてきながらすごい早さで追いついてくるけどね。

うん広場がみえてきたよ。

なにもないねー。屋根もなければ土の上に岩があってそのうえで歌を歌ってるのね。

声ちいさいし。つぶやいてるだけっぽい。

「こんにちはー。カトレア・グレースです。女神様の依頼を受けきましたー」

「グレース様の従者ヒゲソレールだ。よろしく頼む」

このまちの劇団の館長さんが期待を胸に膨らませているようだ。

「待っていたよー!やっぱり人生には華やかさがないといけないんだ。さあ新しい発見を導いてほしい」

そうだね~。

衣装とかほしいよね~。

ヒゲソレールに衣装作ってもらおうかな。

昔、私が見た劇団雪月花の華やかな舞台あいさつの写真があったはず。

劇団雪月花さん達に記憶は残らないかもしれないけど衣装のデザインは使用してもいいか許可をとってと。

でもどうせならシルク・ディ・ソマリアのパフォーマンスがすごく感動したんだよね。

あれの会場の中の公演は撮影禁止だったから残って無いんだよね~。

力強いパフォーマンスや演技に熱狂して思わず立ち上がり拍手を送ったのを覚えてる。

どうせならまた見たかったなぁ~。

『なら新しい価値を生み出せばいいのよ』

はわっ?女神様なにを?

カトレア・グレースのポケットにあるスマホが光る。

《Wooチューブが使用できるようになりました》

『Wooチューブは宇宙のエネルギーを利用して貴方の記憶をスマホに映像化できるわ。
著作権はちゃんと許可取るのよ?
スクリーンショットを取れば写真にできるから貴方の価値を高めてちょうだい』

女神様⋯⋯。

私嬉しいです。

違う世界でも私は繋がっているんだ。

人生は素晴らしいもので溢れてるのだ。

1人ではどうすることもできないこともあるけどそれが2人、3人と増えた時に可能性はぐっと上がる。

見たことのない景色が広がるのだ。

これなら私が見た映像を記憶から実現できるかな?

ヒゲソレールにも手伝って貰わないとね。

Wooチューブ起動!ポチっと録画。

宇宙エネルギーを吸収し、いざ再生をしてみる。

私は目を閉じて意識を記憶にむける。

私の記憶と意識が交じりあいシルク・ディ・ソマリアのテントに行けたようだ。

受付に交渉して座長さんに会いにいくよ。

座長さんに見事に許可をとって撮影をダイジェストで出せそうである。

Wooチューブを通じて劇団雪月花の演劇の許可もとることができた。

この世界でも名前を表記して宣伝するのだ。

岩の上に舞台をおいて写真の実写化をし、ミニシアターみたいにした。

さてここからが私の出番だね。

演目は『はなと水の王』だ。

はなという女の子が春の到来の虹の花畑を探しに蝶の妖精と世界樹の枝を持ったブリキのロボットが水の王を起こしにいく物語なんだよね。

上映時間は1時間なんだけど⋯⋯

「なっなっなんだこれはー!!?」

通訳をしながら話を見ている館長達を尻目にヒゲソレールに目配せしながら舞台の説明をしていく。

館長さんには話が慣れたらこの世界の発展と愛のストーリーを書いてもらおうかな。

『はなと水の王の話を女神が認知しました
劇の話の発展に協力し、ポイントをゲットしました』

無事上映が終了し、今度は衣装づくりと音響、照明の用意をする。

楽器もいるよね。

ヒゲソレールには私が暗幕を出しながら小さいから繋げるために縫っていってもらう。

演技の振り付けやセリフを通訳しながら指導したよー。

照明には発電機を出して電気を供給。

『女神が発電機認知しました。
電気の仕組みを理解しました』

光が灯るだけでも皆驚いてはいたけど気にしてはいられない。

ミニシアターから流れる音楽に虜になるものもいた。

音楽も録音し、耳コピしてもらわないとね。

大忙しである。

踊りに演技に歌声や音楽、衣装もどれもこの世界の発展に貢献する。

数日に及ぶ演目の共有にはかなり力を要したよ。


𑁍𓏸𓈒𓂃𓂃𓂃𓂃🕊𑁍𓏸𓈒𓂃𓂃𓂃𓂃🕊

さあ皆の成果を試す時が来ている。

私も公演を待ち望んでいた1人である。

館長さんが緊張しながらもちいさな舞台を作り上げて仕上げたんだから目が輝いてるよ。

街の人たちは50人いたんだけど皆のそれぞれ役割を担当してがんばっていた。

ヒゲソレールの肩にピーヨと共に腰をおろし舞台をみる。

館長の舞台あいさつが始まる。

「さあ今宵はちいさな英雄にいただいた素晴らしい伝説の一部始終を我らが演じる事になります!
時間を許される限り女神の祝福を感謝しながらこのまちの発展の1ページを更新しましょう!」

上映はエピローグ、前編、後編にわけたため20分の演目である。

皆はじめての事だから三部作に分けている。

役もセリフを1人2つ程度にしてローテーションをできるようにしたよ。

音響に関しては練習だけでは足りなかったのでミニシアターの皆さまに協力してもらうことになってる。

音楽が皆の前で流れ、エピローグがはじまる。

つたないセリフだけど心がこもってるわ。

皆真剣に見ているわね。

ハラハラとドキドキしながら物語は佳境に向かえてきたよー。

「人生は自分の思いしだいで形を変えるのよ」

主人公のはながそういうとまわりの観客が花をかかげて虹の花畑を作り出す。

「ほら花達も春の訪れを待ち望んでいたみたい」

ヒゲソレールも涙目になりながら感動しているわ。

こうして私はまたひとつちいさな夢を叶えることができたよ。

皆が写っている写真を取る。

パシャ

『演劇の街のルネス・アテナイの風景を納めました。
あらたな価値を生み出しました!
ミュージカルを成功させました。
世界の伝統を継承させました』

『うえーん。とってもいい話だったわ!カトレアちゃん最高よー!』

演劇の街の成功の一歩はここからはじまっていくの。 またね~。


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女神様のお話で新たな価値を生み出すために新しい街に来ているよ。
今回は食糧とか環境ではなく文化のほうらしい。
ここでは歌い手がみんなで広場で演技し切磋琢磨しているそうなのだ。
ヒゲソレールが増えたことにより色んなことができそうである。
ヒゲソレールは女神の加護によりワープ機能を書斎の世界儀に触ると行くことができるようになった。
帰りはピーヨの後を着いてきながらすごい早さで追いついてくるけどね。
うん広場がみえてきたよ。
なにもないねー。屋根もなければ土の上に岩があってそのうえで歌を歌ってるのね。
声ちいさいし。つぶやいてるだけっぽい。
「こんにちはー。カトレア・グレースです。女神様の依頼を受けきましたー」
「グレース様の従者ヒゲソレールだ。よろしく頼む」
このまちの劇団の館長さんが期待を胸に膨らませているようだ。
「待っていたよー!やっぱり人生には華やかさがないといけないんだ。さあ新しい発見を導いてほしい」
そうだね~。
衣装とかほしいよね~。
ヒゲソレールに衣装作ってもらおうかな。
昔、私が見た劇団雪月花の華やかな舞台あいさつの写真があったはず。
劇団雪月花さん達に記憶は残らないかもしれないけど衣装のデザインは使用してもいいか許可をとってと。
でもどうせならシルク・ディ・ソマリアのパフォーマンスがすごく感動したんだよね。
あれの会場の中の公演は撮影禁止だったから残って無いんだよね~。
力強いパフォーマンスや演技に熱狂して思わず立ち上がり拍手を送ったのを覚えてる。
どうせならまた見たかったなぁ~。
『なら新しい価値を生み出せばいいのよ』
はわっ?女神様なにを?
カトレア・グレースのポケットにあるスマホが光る。
《Wooチューブが使用できるようになりました》
『Wooチューブは宇宙のエネルギーを利用して貴方の記憶をスマホに映像化できるわ。
著作権はちゃんと許可取るのよ?
スクリーンショットを取れば写真にできるから貴方の価値を高めてちょうだい』
女神様⋯⋯。
私嬉しいです。
違う世界でも私は繋がっているんだ。
人生は素晴らしいもので溢れてるのだ。
1人ではどうすることもできないこともあるけどそれが2人、3人と増えた時に可能性はぐっと上がる。
見たことのない景色が広がるのだ。
これなら私が見た映像を記憶から実現できるかな?
ヒゲソレールにも手伝って貰わないとね。
Wooチューブ起動!ポチっと録画。
宇宙エネルギーを吸収し、いざ再生をしてみる。
私は目を閉じて意識を記憶にむける。
私の記憶と意識が交じりあいシルク・ディ・ソマリアのテントに行けたようだ。
受付に交渉して座長さんに会いにいくよ。
座長さんに見事に許可をとって撮影をダイジェストで出せそうである。
Wooチューブを通じて劇団雪月花の演劇の許可もとることができた。
この世界でも名前を表記して宣伝するのだ。
岩の上に舞台をおいて写真の実写化をし、ミニシアターみたいにした。
さてここからが私の出番だね。
演目は『はなと水の王』だ。
はなという女の子が春の到来の虹の花畑を探しに蝶の妖精と世界樹の枝を持ったブリキのロボットが水の王を起こしにいく物語なんだよね。
上映時間は1時間なんだけど⋯⋯
「なっなっなんだこれはー!!?」
通訳をしながら話を見ている館長達を尻目にヒゲソレールに目配せしながら舞台の説明をしていく。
館長さんには話が慣れたらこの世界の発展と愛のストーリーを書いてもらおうかな。
『はなと水の王の話を女神が認知しました
劇の話の発展に協力し、ポイントをゲットしました』
無事上映が終了し、今度は衣装づくりと音響、照明の用意をする。
楽器もいるよね。
ヒゲソレールには私が暗幕を出しながら小さいから繋げるために縫っていってもらう。
演技の振り付けやセリフを通訳しながら指導したよー。
照明には発電機を出して電気を供給。
『女神が発電機認知しました。
電気の仕組みを理解しました』
光が灯るだけでも皆驚いてはいたけど気にしてはいられない。
ミニシアターから流れる音楽に虜になるものもいた。
音楽も録音し、耳コピしてもらわないとね。
大忙しである。
踊りに演技に歌声や音楽、衣装もどれもこの世界の発展に貢献する。
数日に及ぶ演目の共有にはかなり力を要したよ。
𑁍𓏸𓈒𓂃𓂃𓂃𓂃🕊𑁍𓏸𓈒𓂃𓂃𓂃𓂃🕊
さあ皆の成果を試す時が来ている。
私も公演を待ち望んでいた1人である。
館長さんが緊張しながらもちいさな舞台を作り上げて仕上げたんだから目が輝いてるよ。
街の人たちは50人いたんだけど皆のそれぞれ役割を担当してがんばっていた。
ヒゲソレールの肩にピーヨと共に腰をおろし舞台をみる。
館長の舞台あいさつが始まる。
「さあ今宵はちいさな英雄にいただいた素晴らしい伝説の一部始終を我らが演じる事になります!
時間を許される限り女神の祝福を感謝しながらこのまちの発展の1ページを更新しましょう!」
上映はエピローグ、前編、後編にわけたため20分の演目である。
皆はじめての事だから三部作に分けている。
役もセリフを1人2つ程度にしてローテーションをできるようにしたよ。
音響に関しては練習だけでは足りなかったのでミニシアターの皆さまに協力してもらうことになってる。
音楽が皆の前で流れ、エピローグがはじまる。
つたないセリフだけど心がこもってるわ。
皆真剣に見ているわね。
ハラハラとドキドキしながら物語は佳境に向かえてきたよー。
「人生は自分の思いしだいで形を変えるのよ」
主人公のはながそういうとまわりの観客が花をかかげて虹の花畑を作り出す。
「ほら花達も春の訪れを待ち望んでいたみたい」
ヒゲソレールも涙目になりながら感動しているわ。
こうして私はまたひとつちいさな夢を叶えることができたよ。
皆が写っている写真を取る。
パシャ
『演劇の街のルネス・アテナイの風景を納めました。
あらたな価値を生み出しました!
ミュージカルを成功させました。
世界の伝統を継承させました』
『うえーん。とってもいい話だったわ!カトレアちゃん最高よー!』
演劇の街の成功の一歩はここからはじまっていくの。 またね~。