#01
ー/ー 夏が、終わろうとしていた。
夕方になると、時折半袖では肌寒く感じる風が吹く。
今年は冷夏だったらしい。
例年よりも早い夏の終わりを感じていると、私の親友である荒瀬舞の心も燃え上がるような夏が終わり、涼しい風が吹いているようだった。
「横浜の男達は、見る目がないのよ」
私達は、高校最後の夏休み、横浜で思い出を残そうと、夏休み最後の三日間を横浜で過ごした。
つい先程帰ってきた私達は、小腹が空いたのでロッテリアでカロリーを補給している。
「そんなに、男に躍起にならなくたっていいじゃない。横浜自体は楽しかったんだから」
目を血走らしている舞に、私は励ましの意味を込めて前向きな発言をする。
私たちの中では俗に言うギャル風の舞だが、今まで男性に対しては消極的だった。
その為、地元を離れ良い男性を見つけようと、横浜では声をかけられよとアピールしていたが、残念な結果に終わる。
「だって、そろそろ受験だよ。今のうちに彼氏の一人や二人作っておかないと、勉強だけに追われる毎日になっちゃうじゃない」
「二人も作ったら、勉強どころじゃなくなるよ」
「それは言葉のあや」
「彼氏なんて作らなくたって、私達がいるじゃない」
「受験に立ち向かうために必要なのは、女友達からの友情じゃなくて、彼氏からの愛情なの」
私の意見を真っ向から否定するので、説得を諦めてストローに口をつけた。
乾いた喉を潤っていると、私と舞のやり取りが終わったのを見て、カオルが口を開く。
「舞は、横浜に行くからって意気込みすぎなんだよ。行く前にも言ったでしょ。都会に出るからって意気込む田舎者が、一番浮いた存在になるって。カジュアルでナチュラルが一番だよ」
三ヶ月前に横浜から長野に引っ越してきた前原カオルが言うと、島崎るんも『初日の舞は、ケバかったもんね』と小声で相槌を打つ。
大人っぽく落ち着いた容姿のカオルと、幼く守ってあげたくなる風貌のるんは、男性に声をかけられたが、見向きもせずに無視をしていた。
因みに、私も舞と同じく声をかけられなかった部類に入る。
「でも、今回は本当、カオルに助けられたよ。なんて言っても宿泊費がただで済んだんだから、持つものは友だね」
夕方になると、時折半袖では肌寒く感じる風が吹く。
今年は冷夏だったらしい。
例年よりも早い夏の終わりを感じていると、私の親友である荒瀬舞の心も燃え上がるような夏が終わり、涼しい風が吹いているようだった。
「横浜の男達は、見る目がないのよ」
私達は、高校最後の夏休み、横浜で思い出を残そうと、夏休み最後の三日間を横浜で過ごした。
つい先程帰ってきた私達は、小腹が空いたのでロッテリアでカロリーを補給している。
「そんなに、男に躍起にならなくたっていいじゃない。横浜自体は楽しかったんだから」
目を血走らしている舞に、私は励ましの意味を込めて前向きな発言をする。
私たちの中では俗に言うギャル風の舞だが、今まで男性に対しては消極的だった。
その為、地元を離れ良い男性を見つけようと、横浜では声をかけられよとアピールしていたが、残念な結果に終わる。
「だって、そろそろ受験だよ。今のうちに彼氏の一人や二人作っておかないと、勉強だけに追われる毎日になっちゃうじゃない」
「二人も作ったら、勉強どころじゃなくなるよ」
「それは言葉のあや」
「彼氏なんて作らなくたって、私達がいるじゃない」
「受験に立ち向かうために必要なのは、女友達からの友情じゃなくて、彼氏からの愛情なの」
私の意見を真っ向から否定するので、説得を諦めてストローに口をつけた。
乾いた喉を潤っていると、私と舞のやり取りが終わったのを見て、カオルが口を開く。
「舞は、横浜に行くからって意気込みすぎなんだよ。行く前にも言ったでしょ。都会に出るからって意気込む田舎者が、一番浮いた存在になるって。カジュアルでナチュラルが一番だよ」
三ヶ月前に横浜から長野に引っ越してきた前原カオルが言うと、島崎るんも『初日の舞は、ケバかったもんね』と小声で相槌を打つ。
大人っぽく落ち着いた容姿のカオルと、幼く守ってあげたくなる風貌のるんは、男性に声をかけられたが、見向きもせずに無視をしていた。
因みに、私も舞と同じく声をかけられなかった部類に入る。
「でも、今回は本当、カオルに助けられたよ。なんて言っても宿泊費がただで済んだんだから、持つものは友だね」
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