エクストラバージンオイル
ー/ー エリシアは、知り合いの家に遊びに来ていた。
「——ちょっとトイレ借りますわよ〜」
「いいよ。部屋出て突き当たりね。」
——ガチャ
「ふぅ……」
——ジャアアアアア……ゴポゴポォ……
用を足し終え、手を洗って、さあ部屋に戻ろうとしたその時——
何かが目に止まった。
——オリーブオイル(食用)
「……」
「???」
エリシアは、一瞬思考が停止した。
(……これは……なぜここに?)
目の前にあるのは、間違いなく食用のオリーブオイル。
だが、ここはキッチンではなく、トイレである。
(……)
(…………)
(??????)
エリシアは、どうしても気になってしまい、何気ない顔を装いながら聞いてみた。
「さっきトイレにオリーブオイル置いてありましたけど、なんですの?」
知り合いは一瞬、ピクリと反応した。
「え……あ、いや、別に。」
「いや、でもあんなところに普通置きませんわね。」
「そうかな……あー、間違えて置いちゃったんだ。洗剤と。」
「洗剤に見えるデザインじゃありませんわ。」
「……」
知り合いは目を泳がせながら、適当にはぐらかそうとする。
「……まあ……あとで片付けとくよ。」
「……」
なぜか異様に食いつくエリシア。
「え? オリーブオイル、何かに使ってますの?」
知り合いは、微妙な表情をしながら答えた。
「……サラダに振りかけたり……炒め物するのに使うけど。」
「じゃあやっぱりトイレに置いてあるのはおかしいですわ!」
「……」
「……」
一瞬、沈黙が流れる。
知り合いは考えるように天井を見つめた後、言い訳をひねり出した。
「あ〜……この間、いろいろ掃除しててさ……忙しかったし……多分ごちゃ混ぜになったのかな。」
「そうだとしても、オリーブオイルはトイレには置かないでしょ〜。」
「……」
「……」
知り合いの額にじわっと汗が滲む。
エリシアは、じっと目を細めて相手を見つめた。
結局、時間が過ぎ——
エリシアも次の日は仕事があるため、そろそろ帰ることにした。
「じゃ、また来ますわね〜」
「はーい……気をつけてー。」
——バタン。
知り合いはエリシアを見送ると、深いため息をついた。
「ふう……」
そして次の日の夜——。
風呂に入り、寝る準備を始める知り合い。
「アラーム……よし。」
布団に入り、スマホを確認し、あとは寝るだけ。
——Prrrrrrrrrr!
「うお!」
突然の着信。しかもこんな時間に。
慌てて画面を見ると、iPhoneにはエリシアの名前が表示されていた。
仕方なく、通話ボタンを押す。
「もしもし〜どうしたの? こんな時間に。」
すると——
「あー、まだ起きてましたのね。この間の続きなんですけどぉ」
「え!?」
「やっぱりどう考えてもトイレにオリーブオイルはおかないと思うんですわね。」
「えぇ!?」
知り合いの目が完全に覚める。
「やっぱ……なんかあったんですかねぇ?」
「いやいや! 別に何もないよ! ただ置き間違えただけだって!」
「あ〜そうなんですわねぇ。」
——通話終了。
知り合いはスマホを見つめたまま、しばらく寝付けなかった。
「——ちょっとトイレ借りますわよ〜」
「いいよ。部屋出て突き当たりね。」
——ガチャ
「ふぅ……」
——ジャアアアアア……ゴポゴポォ……
用を足し終え、手を洗って、さあ部屋に戻ろうとしたその時——
何かが目に止まった。
——オリーブオイル(食用)
「……」
「???」
エリシアは、一瞬思考が停止した。
(……これは……なぜここに?)
目の前にあるのは、間違いなく食用のオリーブオイル。
だが、ここはキッチンではなく、トイレである。
(……)
(…………)
(??????)
エリシアは、どうしても気になってしまい、何気ない顔を装いながら聞いてみた。
「さっきトイレにオリーブオイル置いてありましたけど、なんですの?」
知り合いは一瞬、ピクリと反応した。
「え……あ、いや、別に。」
「いや、でもあんなところに普通置きませんわね。」
「そうかな……あー、間違えて置いちゃったんだ。洗剤と。」
「洗剤に見えるデザインじゃありませんわ。」
「……」
知り合いは目を泳がせながら、適当にはぐらかそうとする。
「……まあ……あとで片付けとくよ。」
「……」
なぜか異様に食いつくエリシア。
「え? オリーブオイル、何かに使ってますの?」
知り合いは、微妙な表情をしながら答えた。
「……サラダに振りかけたり……炒め物するのに使うけど。」
「じゃあやっぱりトイレに置いてあるのはおかしいですわ!」
「……」
「……」
一瞬、沈黙が流れる。
知り合いは考えるように天井を見つめた後、言い訳をひねり出した。
「あ〜……この間、いろいろ掃除しててさ……忙しかったし……多分ごちゃ混ぜになったのかな。」
「そうだとしても、オリーブオイルはトイレには置かないでしょ〜。」
「……」
「……」
知り合いの額にじわっと汗が滲む。
エリシアは、じっと目を細めて相手を見つめた。
結局、時間が過ぎ——
エリシアも次の日は仕事があるため、そろそろ帰ることにした。
「じゃ、また来ますわね〜」
「はーい……気をつけてー。」
——バタン。
知り合いはエリシアを見送ると、深いため息をついた。
「ふう……」
そして次の日の夜——。
風呂に入り、寝る準備を始める知り合い。
「アラーム……よし。」
布団に入り、スマホを確認し、あとは寝るだけ。
——Prrrrrrrrrr!
「うお!」
突然の着信。しかもこんな時間に。
慌てて画面を見ると、iPhoneにはエリシアの名前が表示されていた。
仕方なく、通話ボタンを押す。
「もしもし〜どうしたの? こんな時間に。」
すると——
「あー、まだ起きてましたのね。この間の続きなんですけどぉ」
「え!?」
「やっぱりどう考えてもトイレにオリーブオイルはおかないと思うんですわね。」
「えぇ!?」
知り合いの目が完全に覚める。
「やっぱ……なんかあったんですかねぇ?」
「いやいや! 別に何もないよ! ただ置き間違えただけだって!」
「あ〜そうなんですわねぇ。」
——通話終了。
知り合いはスマホを見つめたまま、しばらく寝付けなかった。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
おすすめ作品を読み込み中です…
作者の他の作品
この作者の他作品はありません。
この作品と似た作品
似た傾向の作品は見つかりませんでした。
この作品を読んだ人が読んでいる作品
読者の傾向からおすすめできる作品がありませんでした。
おすすめ作品は現在準備中です。
おすすめ作品の取得に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。