登場人物紹介
ー/ーシグナ
「ラット・ポート」を根城にする凄腕の傭兵。背中にリベット打ちのアームを四本備えた異形の姿から「鋼鉄の蜘蛛」の異名を持つ。無愛想で冷徹な戦士を装っているが、実は十歳以前の記憶が一切なく、自らの正体を探し求めている。カイルとの出会いによって、戦うだけの「道具」だった彼女の心に、少しずつ人間の温もりが宿り始める。
カイル
巨大企業ヘリオス社CEOの養子であり、次期後継者候補。脳の一部を時計仕掛けの演算装置に改造された天才で、あらゆる事象を確率と数式で捉える。ある目的のために実家の金庫を空にして逃亡し、シグナを雇った。常に人を食ったような態度を崩さないが、その真鍮眼鏡の奥には、誰にも明かせない悲痛な決意を秘めている。
ガラ
スラム街で廃材を利用した修理工場を営む、腕利きの女性技師。通称「鉄の聖母」。ぶっきらぼうで口は悪いが、シグナの四本腕をメンテナンスできる唯一の人物であり、彼女を実の娘のように案じている。かつてヘリオス社の重要プロジェクトに関わっていた過去を持ち、シグナとカイルの旅を大型牽引車でバックアップする。
ハル
シグナの左肩にクランプで固定された小型の自動人形(オートマトン)。真空管の余熱を感じさせる合成音声で、敵の解析や心拍数のモニタリングを行う。非常に多機能だが、空気を読まない毒舌や、主人の「お熱い状況」を実況する癖があり、そのたびにシグナに叩き落とされている。自称「最高のサポート・ドローン」。
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