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道案内

ー/ー



 エリシアが街を歩いていると、ゴーレム? らしき存在に話しかけられた。



「コニチハ」



「……?」



振り向くと、無機質な金属のボディに、無表情な顔。まるでロボットのような存在がそこに立っていた。



「ギンコー、ハ、ドコデスカ?」



(……銀行?)



 エリシアは少し考えたが、特に怪しい雰囲気もなかったので、振り向いて道を示した。



「それならこの通りをまっすぐ歩けば辿り着きますわよ。」



 ——ウイイイン、ゴキン……ガチャン……



「ドウモ、アリガトウゴザイマス。」





「シューゲキ、イクコトガデキマシタ、サンキュー。」





「……?」



 ——ガチャン……ガチャンガチャンガチャン



 ゴーレム(?)は、そのまま銀行の方へと歩いていった。



(……え?)



 エリシアは何とも言えない表情で、ゴーレムを見送っていた。





 そのゴーレムは、「文字通り」道をまっすぐ歩いていく。





 回り道も避ける素振りも一切ない。

 ちょうど目の前に屋台のラーメン屋が——



 ——ガシャァン!



 ——バキ……バキバキィ……ゴリゴリゴリ……



「うわあああ!」
「なんだこいつ!」
「麺が! 麺があああ!」



 屋台のど真ん中をゴーレムが突破し、テーブルも鍋もすべてひっくり返る。悲鳴と割れる器の音が響く。



 だが、ゴーレムは何も気にせず、そのまま直進。



 次に進む先には、民家の外壁。



 ——バコン!



 一瞬で壁に人型の穴が空く。 ゴーレムは吸い込まれるように家の中へ突入した。



「きゃあああああぁ!」

「なんだこいつ! 出ていけ! 出ていけ!」



 家の中から家具がひっくり返る音と叫び声が響く。



「……」



 エリシアは一瞬振り返ったが、何も言わずそのまま歩き出した。



(……見なかったことにしますわ。)



 こうして、街には破壊の痕跡と悲鳴だけが残った。



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 エリシアが街を歩いていると、ゴーレム? らしき存在に話しかけられた。
「コニチハ」
「……?」
振り向くと、無機質な金属のボディに、無表情な顔。まるでロボットのような存在がそこに立っていた。
「ギンコー、ハ、ドコデスカ?」
(……銀行?)
 エリシアは少し考えたが、特に怪しい雰囲気もなかったので、振り向いて道を示した。
「それならこの通りをまっすぐ歩けば辿り着きますわよ。」
 ——ウイイイン、ゴキン……ガチャン……
「ドウモ、アリガトウゴザイマス。」
「シューゲキ、イクコトガデキマシタ、サンキュー。」
「……?」
 ——ガチャン……ガチャンガチャンガチャン
 ゴーレム(?)は、そのまま銀行の方へと歩いていった。
(……え?)
 エリシアは何とも言えない表情で、ゴーレムを見送っていた。
 そのゴーレムは、「文字通り」道をまっすぐ歩いていく。
 回り道も避ける素振りも一切ない。
 ちょうど目の前に屋台のラーメン屋が——
 ——ガシャァン!
 ——バキ……バキバキィ……ゴリゴリゴリ……
「うわあああ!」
「なんだこいつ!」
「麺が! 麺があああ!」
 屋台のど真ん中をゴーレムが突破し、テーブルも鍋もすべてひっくり返る。悲鳴と割れる器の音が響く。
 だが、ゴーレムは何も気にせず、そのまま直進。
 次に進む先には、民家の外壁。
 ——バコン!
 一瞬で壁に人型の穴が空く。 ゴーレムは吸い込まれるように家の中へ突入した。
「きゃあああああぁ!」
「なんだこいつ! 出ていけ! 出ていけ!」
 家の中から家具がひっくり返る音と叫び声が響く。
「……」
 エリシアは一瞬振り返ったが、何も言わずそのまま歩き出した。
(……見なかったことにしますわ。)
 こうして、街には破壊の痕跡と悲鳴だけが残った。