【完結まで3話】第44話【覚醒編】絶望を塗り替えろ!救われた少女たちが繋いだ絆の反乱
ー/ー第44話【覚醒編】絶望を塗り替えろ!救われた少女たちが繋いだ絆の反乱
「……ン〜……ラララ〜♪……」
ウラヌスの神剣が放つ死の光が、テラの喉元を焼こうとしたその瞬間――。
「歌……?」
広場を覆う静寂を切り裂いたのは、どこまでも青く澄み渡るリィラの歌声だった。
それは魔法の増幅器すら通さない、魂を震わせる〝生の波動〟。
「クッ、頭の中に直接歌が流れてくる……!」
その旋律が兵士たちの耳に触れた瞬間、政府軍の精密な魔力回路が、共鳴(ハウリング)を起こして激しく火花を散らす。
「手が……、剣が持てねぇ……っ!」
屈強な重装兵たちが、重力に逆らえない泥人形のように次々と崩れ落ちる。
「今だよ!テラ様は、いつだって私たちのために戦ってくれた。今度は私たちが、テラ様の未来を取り戻すんだ!!」
広場を封鎖していた重厚な門をこじ開けたのは、かつてテラに救われた少女、リミナだった。
彼女の叫びを合図に、街中のいたる所から女性たちが〝日常の道具〟を持って乱入する。
「私たちが勇者様を…テラ様を助けるんだ!!」
「テラお姉ちゃぁぁぁん!!」
かつて偽キャラバンからテラが救い出した少女たち、そして生贄の祭壇から奪い返された少女。
テラがその手で〝明日〟を与えた者たちが、今度は彼女の〝未来〟を守るために会場へとなだれ込む。
「ええい!何をしている、排除しろ!愚民どもが神の処刑台を汚すなど許されんぞ!!」
ネプチューンが顔を真っ赤にして玉座を叩いて激昂するが、もはや軍隊は機能していない。
数千人の女性たちが作り出す巨大な〝人の波〟が、混乱した会場を飲み込んでいく。
その喧騒を裂いて処刑台へと跳び上がったのは、巨大なハンマーを構えたイナンナだった。
「テラさん、アレスさん!今、助けます!」
イナンナのハンマーが唸りを上げ、テラとアレスを繋ぎ止めていた魔力遮断の錠を粉々に叩き割った。
拘束から解き放たれ、ゆっくりと立ち上がるテラ。
彼女は自分のために傷つき、戦う女性たちの姿を見て、不敵に笑った。
「イナンナ……。花嫁衣装も似合ってたが、そのボロボロの格好も最高にいい女だぜ!」
イナンナは頬を紅潮させながらも、凛とした瞳でテラを見返した。
「……当たり前です。テラさんに教わったんですから。……終わったら、今度こそデートに誘ってくださいね!」
その再会を背に、メルクリアとセレネは混乱の隙を突いて政府中枢の深部へと侵入していた。
最深部、無数の管と魔力ケーブルが蠢く〝心臓部〟。
暗い部屋の中央。巨大な培養槽のような装置の中で、デウスエクスマキナのメンテナンスを強制されていた女性――クレーネが、力なく瞳を開けた。
「クレーネ様……!もう大丈夫です、私たちが来ました!」
セレネが彼女を装置から抱き起こす。
「生体リンク、切断完了!ついでに、ここにある全エネルギーを剣のコアに逆転送するよ」
同時に、メルクリアが周囲の魔力タンクに不純物プログラムを流し込む。
「……さあ、目覚めの時間だ。ガイアセイバー、サタンブレイド!主人が首を長くして待ってるよ!」
「……ン〜……ラララ〜♪……」
ウラヌスの神剣が放つ死の光が、テラの喉元を焼こうとしたその瞬間――。
「歌……?」
広場を覆う静寂を切り裂いたのは、どこまでも青く澄み渡るリィラの歌声だった。
それは魔法の増幅器すら通さない、魂を震わせる〝生の波動〟。
「クッ、頭の中に直接歌が流れてくる……!」
その旋律が兵士たちの耳に触れた瞬間、政府軍の精密な魔力回路が、共鳴(ハウリング)を起こして激しく火花を散らす。
「手が……、剣が持てねぇ……っ!」
屈強な重装兵たちが、重力に逆らえない泥人形のように次々と崩れ落ちる。
「今だよ!テラ様は、いつだって私たちのために戦ってくれた。今度は私たちが、テラ様の未来を取り戻すんだ!!」
広場を封鎖していた重厚な門をこじ開けたのは、かつてテラに救われた少女、リミナだった。
彼女の叫びを合図に、街中のいたる所から女性たちが〝日常の道具〟を持って乱入する。
「私たちが勇者様を…テラ様を助けるんだ!!」
「テラお姉ちゃぁぁぁん!!」
かつて偽キャラバンからテラが救い出した少女たち、そして生贄の祭壇から奪い返された少女。
テラがその手で〝明日〟を与えた者たちが、今度は彼女の〝未来〟を守るために会場へとなだれ込む。
「ええい!何をしている、排除しろ!愚民どもが神の処刑台を汚すなど許されんぞ!!」
ネプチューンが顔を真っ赤にして玉座を叩いて激昂するが、もはや軍隊は機能していない。
数千人の女性たちが作り出す巨大な〝人の波〟が、混乱した会場を飲み込んでいく。
その喧騒を裂いて処刑台へと跳び上がったのは、巨大なハンマーを構えたイナンナだった。
「テラさん、アレスさん!今、助けます!」
イナンナのハンマーが唸りを上げ、テラとアレスを繋ぎ止めていた魔力遮断の錠を粉々に叩き割った。
拘束から解き放たれ、ゆっくりと立ち上がるテラ。
彼女は自分のために傷つき、戦う女性たちの姿を見て、不敵に笑った。
「イナンナ……。花嫁衣装も似合ってたが、そのボロボロの格好も最高にいい女だぜ!」
イナンナは頬を紅潮させながらも、凛とした瞳でテラを見返した。
「……当たり前です。テラさんに教わったんですから。……終わったら、今度こそデートに誘ってくださいね!」
その再会を背に、メルクリアとセレネは混乱の隙を突いて政府中枢の深部へと侵入していた。
最深部、無数の管と魔力ケーブルが蠢く〝心臓部〟。
暗い部屋の中央。巨大な培養槽のような装置の中で、デウスエクスマキナのメンテナンスを強制されていた女性――クレーネが、力なく瞳を開けた。
「クレーネ様……!もう大丈夫です、私たちが来ました!」
セレネが彼女を装置から抱き起こす。
「生体リンク、切断完了!ついでに、ここにある全エネルギーを剣のコアに逆転送するよ」
同時に、メルクリアが周囲の魔力タンクに不純物プログラムを流し込む。
「……さあ、目覚めの時間だ。ガイアセイバー、サタンブレイド!主人が首を長くして待ってるよ!」
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