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第4話・しかたがニャイ妹の魔導自動ネコ型少女人形に接客させるニャ

ー/ー



「最後のメンバーは、料理を運んだりするレジ係ニャ」
「そのくらいのテーブルに料理を運ぶだけの簡単な仕事なら……オレでも」

 ニャミえもんの目が光る。
「簡単な仕事……ぶぁかもん!」
「がはぁぁ!」
 ニャミえもんの黄金の右ネコアッパーが、オレの顎に決まる。

「おっさんみたいな、社畜魂が染み込んだ顔のくたびれた中年男に接客されたら、店の売上が激減するニャ……オレの妹を連れてくるニャ、今は妹は自宅警備員をしているけれど、元々接客プログラムが魔導士の手で組み込まれているから接客に関しては特化しているニャ」

 ニャミえもんは、腹の異世界ポケットから
女の拾い腕を引っ張り出した。
 抵抗する女の腕。
「いやだ、いやだ、働きたくない!」
「覚悟を決めて働け! 奴隷(どれい)えもん!」

 ポケットの中から引きずり出されたのは、姉のニャミえもんよりも控えめな水着姿の、ネコ耳カチューシャ、ネコ尻尾の色白少女だった。
 ニャミえもんが、妹だという、ビクッビクッしている少女を紹介する。
「オレの妹の魔導自動ネコ型少女人形【奴隷えもん】だ……エネルギーはオレと同じ、小型原子……」
「わーっ、わーっ、内蔵されている動力源の説明はいいから!」

 奴隷えもんが、オレに挨拶をする。
「は、はじめまして、ご主人さま……奴隷えもん、です」
「オレにもついに春が来たぁぁ! 奴隷と言うからには夜の特別なサービスも……」

 冷静な口調で奴隷えもんが言った。
「残念ながらそれは、ありません……あまりにも過激で露骨な性描写をすると、小説サイトの方から警告メールが来る場合もあります──過激なエッチ行為は一切NGです」
「おまえ、なに言っているんだ?」

 経理のメドゥーサ。
 調理人のスライム。
 バリスタのキュクロプス。
 仕入担当の鬼ババア。
 そして、従業員の魔導自動ネコ型少女人形の奴隷えもん。

 カフェメンバーは揃った、オレは気になっていたコトをニャミえもんに聞いてみた。
「さっき、営業時間を延長する日もあるって、言っていたけれど……あの意味は?」
「社畜でも覚えていたか、店内を少し改装してライブができるステージを作るニャ」
「どうして、ステージを?」
「今の時代は、カフェも特徴が無いカフェは競争に敗れて潰れるニャ……この店を、異世界ガールズバンドが月に数回ライブする〝異世界ガールズバンド・カフェ〟にするニャ」
「異世界ガールズ・カフェ?」

 ニャミえもんの話しだと、異世界のアマチュアバンドに演奏の発表の場を与えるのがニャミえもんの考えらしい。
「ライブをしたバンドが、アマチュアからインディーズデビューでもすれは、この店も有名になってお客も増える」
「なるほど」
「改装で作ったステージは、他のイベントでも利用できる。落語のミニ寄席や、売れない芸人のお笑いライブ、マジックショーなんかもできて、店内を盛り上げるぜ……さあ『カフェ・ニャミえもん』の開店まで大忙しだウニャ」
「いつの間にか店名、勝手に登録されているし」

 オレは、なんとなくニャミえもんに乗せられた形で、ワクワクしてきた。
 そして、異世界ガールズバンドカフェ【ニャミえもん】は開店した。


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「最後のメンバーは、料理を運んだりするレジ係ニャ」
「そのくらいのテーブルに料理を運ぶだけの簡単な仕事なら……オレでも」
 ニャミえもんの目が光る。
「簡単な仕事……ぶぁかもん!」
「がはぁぁ!」
 ニャミえもんの黄金の右ネコアッパーが、オレの顎に決まる。
「おっさんみたいな、社畜魂が染み込んだ顔のくたびれた中年男に接客されたら、店の売上が激減するニャ……オレの妹を連れてくるニャ、今は妹は自宅警備員をしているけれど、元々接客プログラムが魔導士の手で組み込まれているから接客に関しては特化しているニャ」
 ニャミえもんは、腹の異世界ポケットから
女の拾い腕を引っ張り出した。
 抵抗する女の腕。
「いやだ、いやだ、働きたくない!」
「覚悟を決めて働け! |奴隷《どれい》えもん!」
 ポケットの中から引きずり出されたのは、姉のニャミえもんよりも控えめな水着姿の、ネコ耳カチューシャ、ネコ尻尾の色白少女だった。
 ニャミえもんが、妹だという、ビクッビクッしている少女を紹介する。
「オレの妹の魔導自動ネコ型少女人形【奴隷えもん】だ……エネルギーはオレと同じ、小型原子……」
「わーっ、わーっ、内蔵されている動力源の説明はいいから!」
 奴隷えもんが、オレに挨拶をする。
「は、はじめまして、ご主人さま……奴隷えもん、です」
「オレにもついに春が来たぁぁ! 奴隷と言うからには夜の特別なサービスも……」
 冷静な口調で奴隷えもんが言った。
「残念ながらそれは、ありません……あまりにも過激で露骨な性描写をすると、小説サイトの方から警告メールが来る場合もあります──過激なエッチ行為は一切NGです」
「おまえ、なに言っているんだ?」
 経理のメドゥーサ。
 調理人のスライム。
 バリスタのキュクロプス。
 仕入担当の鬼ババア。
 そして、従業員の魔導自動ネコ型少女人形の奴隷えもん。
 カフェメンバーは揃った、オレは気になっていたコトをニャミえもんに聞いてみた。
「さっき、営業時間を延長する日もあるって、言っていたけれど……あの意味は?」
「社畜でも覚えていたか、店内を少し改装してライブができるステージを作るニャ」
「どうして、ステージを?」
「今の時代は、カフェも特徴が無いカフェは競争に敗れて潰れるニャ……この店を、異世界ガールズバンドが月に数回ライブする〝異世界ガールズバンド・カフェ〟にするニャ」
「異世界ガールズ・カフェ?」
 ニャミえもんの話しだと、異世界のアマチュアバンドに演奏の発表の場を与えるのがニャミえもんの考えらしい。
「ライブをしたバンドが、アマチュアからインディーズデビューでもすれは、この店も有名になってお客も増える」
「なるほど」
「改装で作ったステージは、他のイベントでも利用できる。落語のミニ寄席や、売れない芸人のお笑いライブ、マジックショーなんかもできて、店内を盛り上げるぜ……さあ『カフェ・ニャミえもん』の開店まで大忙しだウニャ」
「いつの間にか店名、勝手に登録されているし」
 オレは、なんとなくニャミえもんに乗せられた形で、ワクワクしてきた。
 そして、異世界ガールズバンドカフェ【ニャミえもん】は開店した。