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性格占い

ー/ー



 エリシアは、性格占いを受けていた。



 目の前の占い師は神妙な顔をしながら、静かに質問を投げかける。



「あなたは朝起きて、部屋の窓のカーテンを開けました。すると、庭に一匹の動物がいます。それはどんな動物ですか?」



「うーん……」



 エリシアは腕を組み、少し考える。





「ベンガルトラ!」





「はい、結構です。」

 あっさりとメモを取る占い師。



「それで?」



 エリシアが身を乗り出すと、占い師は静かに頷き、神妙な口調で告げた。





「だいぶ欲深いですね……」





「……」

「……」



 次の占い。



 占い師は突然、エリシアの目の前に拳を突き出した。



「さあ、手を置いてください。」

「……?」



 エリシアは少し怪訝そうにしながらも、言われた通りにそっと手の平を占い師の拳の上に置いた。



 ——スッ



「はい結構です。」

「で? ……で!?」



 エリシアは身を乗り出し、続きを促す。

 すると、占い師は静かに目を閉じ、慎重に言葉を選ぶように告げた。





「割と欲深いですねぇ……」





「……」

「……」



 最後の占い。



 占い師は静かに問いかける。



「あなたはテレビで謝罪会見を見ています。謝罪している人物は何をしたのでしょうか?」



 エリシアは即答した。





「脱税!」





「はい、結構です。」



「で!? で!?」



 身を乗り出すエリシア。

 占い師は軽くため息をつき、神妙な顔で告げた。





「……かなり、欲深いですねぇ……」




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 エリシアは、性格占いを受けていた。
 目の前の占い師は神妙な顔をしながら、静かに質問を投げかける。
「あなたは朝起きて、部屋の窓のカーテンを開けました。すると、庭に一匹の動物がいます。それはどんな動物ですか?」
「うーん……」
 エリシアは腕を組み、少し考える。
「ベンガルトラ!」
「はい、結構です。」
 あっさりとメモを取る占い師。
「それで?」
 エリシアが身を乗り出すと、占い師は静かに頷き、神妙な口調で告げた。
「だいぶ欲深いですね……」
「……」
「……」
 次の占い。
 占い師は突然、エリシアの目の前に拳を突き出した。
「さあ、手を置いてください。」
「……?」
 エリシアは少し怪訝そうにしながらも、言われた通りにそっと手の平を占い師の拳の上に置いた。
 ——スッ
「はい結構です。」
「で? ……で!?」
 エリシアは身を乗り出し、続きを促す。
 すると、占い師は静かに目を閉じ、慎重に言葉を選ぶように告げた。
「割と欲深いですねぇ……」
「……」
「……」
 最後の占い。
 占い師は静かに問いかける。
「あなたはテレビで謝罪会見を見ています。謝罪している人物は何をしたのでしょうか?」
 エリシアは即答した。
「脱税!」
「はい、結構です。」
「で!? で!?」
 身を乗り出すエリシア。
 占い師は軽くため息をつき、神妙な顔で告げた。
「……かなり、欲深いですねぇ……」