17話 協力(2)
ー/ー場所を変えて四人で座り込むも、話せることなんかなくて、黙り込んでしまう。
いや、話さなければならない。次を考えなければならない。
分かっているが口がどうにも重く、開けるのすら気力を削がれているぐらいだった。
そんな空気がまとう中、やはりその空気を断ち切ってくれたのは凛だった。
「……暴露した人が居たんだよね?」
その言葉に喉の奥が熱くなり、そのまま胃に落ちてきたように腹の中が焼けるように痛みが襲ってくる。
そうだ、誰かがあの二人を。……貶めたんだ。
「西条寺さんは音霧さんを疑っていたみたいだけど、そうなのかな?」
友達を?
まあ確かに、あのメッセージのやり取りをしていたのは音霧さんで、スクショをすることは容易だけど、本当にか?
「神宮寺くんと女性との隠し撮りや、ミーチュバーの女性とのやり取りとか。今は削除されているみたいだし、今回の為に用意したっていうより……」
凛の言いたいことは分かる。
つまり密告者は、事前に隠し撮りの画像や、ミーチューバの動画を個人的に保存していたとなる。
こんな暴露ゲームが起こるなんて想定していなかったはずなのに。
落としたかったのは神宮寺くんか、西条寺さんか、それとも両方か。
人間の醜さというものを知ったつもりでいたが、これほど悍ましいことまでするなんて。
……こんなデスゲームなんかに巻き込まれなかったら、知らずに済んでいたのに。
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