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心の落とし物掲示板

ー/ー



      ー*ー*ー*ー

  ひそやかに 紙片揺れる 駅の隅 
  胸にしまいし 思いのかけら

      ー*ー*ー*ー



​駅の片隅、薄暗い通路の奥に、小さな掲示板がひっそりと立っている。


人通りの波に飲まれ、誰も気に留めない場所だ。管理人は年老いた男性で、帽子の影に沈む目は静かに優しい光を宿している。


ここは、目に見えない「忘れ物」を預かる場所だ。

言えなかった言葉、
抱えきれなかった後悔、
触れられずに置き去りにした小さな思い。


誰も気づかずに忘れてしまった心のかけらを、人々は知らずにこの掲示板に託していく。


今日も、若い女性が紙片をそっと貼った。


「初めての恋を、うまく終われなかった私へ」と書かれている。


管理人は目を細め、紙を静かに手に取り、胸の奥に抱いた。目には見えなくても、重みは確かに伝わる。



電車の轟音が通り過ぎる中、管理人は忘れ物を整理する。


掲示板は、日々溢れる小さな後悔や切なさを抱きしめ、光に透ける紙片が微かに揺れる。


誰も責めず、誰も傷つけず、ただそっと預かる。それだけで、駅の片隅に静かな救いの時間が流れるのだ。



帰り際、掲示板を振り返ると、新しい紙片が一枚、光に透けて揺れている。


管理人は微笑み、また次の訪問者を待つ。誰も知らぬ場所で、忘れ物は静かに守られている。



* 日記風雑感 *

駅の掲示板、見かけない気がする近年。
昔は大きな掲示板、というか、黒板?があったような朧気な記憶。

待ち合わせに遅れた遅れないで、揉め事になるという、個々に端末を所持してなかった時代の掲示板。

今だとその代わりになるものは何だろう?
駅は完全に通り過ぎる場所になってしまいました。



      ー*ー*ー*ー


 小さき恋 終わり知らずに 置き去られ
 掲示板の隅 光を待ちつつ


 電車の音 胸に残りて 言の葉は 
 そっと掲示板 光に透けゆく



      ー*ー*ー*ー





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  ひそやかに 紙片揺れる 駅の隅 
  胸にしまいし 思いのかけら
      ー*ー*ー*ー
​駅の片隅、薄暗い通路の奥に、小さな掲示板がひっそりと立っている。
人通りの波に飲まれ、誰も気に留めない場所だ。管理人は年老いた男性で、帽子の影に沈む目は静かに優しい光を宿している。
ここは、目に見えない「忘れ物」を預かる場所だ。
言えなかった言葉、
抱えきれなかった後悔、
触れられずに置き去りにした小さな思い。
誰も気づかずに忘れてしまった心のかけらを、人々は知らずにこの掲示板に託していく。
今日も、若い女性が紙片をそっと貼った。
「初めての恋を、うまく終われなかった私へ」と書かれている。
管理人は目を細め、紙を静かに手に取り、胸の奥に抱いた。目には見えなくても、重みは確かに伝わる。
電車の轟音が通り過ぎる中、管理人は忘れ物を整理する。
掲示板は、日々溢れる小さな後悔や切なさを抱きしめ、光に透ける紙片が微かに揺れる。
誰も責めず、誰も傷つけず、ただそっと預かる。それだけで、駅の片隅に静かな救いの時間が流れるのだ。
帰り際、掲示板を振り返ると、新しい紙片が一枚、光に透けて揺れている。
管理人は微笑み、また次の訪問者を待つ。誰も知らぬ場所で、忘れ物は静かに守られている。
* 日記風雑感 *
駅の掲示板、見かけない気がする近年。
昔は大きな掲示板、というか、黒板?があったような朧気な記憶。
待ち合わせに遅れた遅れないで、揉め事になるという、個々に端末を所持してなかった時代の掲示板。
今だとその代わりになるものは何だろう?
駅は完全に通り過ぎる場所になってしまいました。
      ー*ー*ー*ー
 小さき恋 終わり知らずに 置き去られ
 掲示板の隅 光を待ちつつ
 電車の音 胸に残りて 言の葉は 
 そっと掲示板 光に透けゆく
      ー*ー*ー*ー