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第7話 異世界ヤンキーオーク、コンビニを溜まり場にするの巻 ④

ー/ー



「あらやだ、ごめんなさいね。ボタンが飛んじゃって。怪我はなかった?」

 母さんは胸元を隠そうともせず、あろうことかカウンターから出て、オークのリーダーの額を優しく撫でた。
 その瞬間、オークのリーダーはその場にへなへなと膝をついた。

「ま……ママ……?」

 鋭かった目がつぶらな瞳に変わりウルウルと潤んでいる。

「まあ、大きな赤ちゃんねぇ」

 母さんは慈愛に満ちた微笑みで、呆然とするオークリーダーの手に、揚げたてのフライドチキン(L○キ的なもの)を握らせた。

「はい、これはお詫びのサービスよ。熱いから気をつけて食べてね」
「はうっママぁ……ありがてえ……」

 オークリーダーは涙を流しながらチキンにかぶりついた。
 サクッという音と共に、ジューシーな肉汁とスパイスの香りが広がる。異世界には存在しない、化学調味料と脂質の暴力的な旨味。
 
「はい、みんなも食べてごらん」

 母さんがオーク達全員にお詫びとして、フライドチキンをプレゼントする。

「う、美味すぎる……! なんだこの『黄金の肉』は!」
「こっちの黒い水(コーラ)もすげえぞ! 口の中で爆発しやがる!」

 オークたちはあまりのうまさに戦慄した。

 店内は一瞬にして、略奪の場から大試食会へと変貌した。
 母さんが渡したチキンだけじゃこの巨体は満足しない。

「おいっこのコロッケとかいうのもくれっ!!」
「ホットドッグも喰わせろっ!!」

 俺は呆然としながらも、店長代理としての本能を取り戻し、レジへと戻り商品を渡していく。

「うぅ……代金は……」

 俺は泣きながら催促するが乱痴気騒ぎで声が届かない。



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「あらやだ、ごめんなさいね。ボタンが飛んじゃって。怪我はなかった?」
 母さんは胸元を隠そうともせず、あろうことかカウンターから出て、オークのリーダーの額を優しく撫でた。
 その瞬間、オークのリーダーはその場にへなへなと膝をついた。
「ま……ママ……?」
 鋭かった目がつぶらな瞳に変わりウルウルと潤んでいる。
「まあ、大きな赤ちゃんねぇ」
 母さんは慈愛に満ちた微笑みで、呆然とするオークリーダーの手に、揚げたてのフライドチキン(L○キ的なもの)を握らせた。
「はい、これはお詫びのサービスよ。熱いから気をつけて食べてね」
「はうっママぁ……ありがてえ……」
 オークリーダーは涙を流しながらチキンにかぶりついた。
 サクッという音と共に、ジューシーな肉汁とスパイスの香りが広がる。異世界には存在しない、化学調味料と脂質の暴力的な旨味。
「はい、みんなも食べてごらん」
 母さんがオーク達全員にお詫びとして、フライドチキンをプレゼントする。
「う、美味すぎる……! なんだこの『黄金の肉』は!」
「こっちの黒い水(コーラ)もすげえぞ! 口の中で爆発しやがる!」
 オークたちはあまりのうまさに戦慄した。
 店内は一瞬にして、略奪の場から大試食会へと変貌した。
 母さんが渡したチキンだけじゃこの巨体は満足しない。
「おいっこのコロッケとかいうのもくれっ!!」
「ホットドッグも喰わせろっ!!」
 俺は呆然としながらも、店長代理としての本能を取り戻し、レジへと戻り商品を渡していく。
「うぅ……代金は……」
 俺は泣きながら催促するが乱痴気騒ぎで声が届かない。