ep95 魔法剣士vs爆破魔術師(シヒロ視点)
ー/ー「やっぱりキラースはとんでもねえヤローだ!」
「あれじゃあただの虐殺だ!」
トレブルさんとブーストさんの憤りの声も虚しく、それは実行されます。
ブオォォォンッ!
非情にも魔物の口から魔力のエレルギー弾が発射されました。避難を進める群衆へ向かって!
「お、オイ!」
「こっちに飛んでくるぞ!」
「きゃあああ!」
飛び交う無辜な民の悲鳴。そこへ建物伝いにババババッと飛び跳ねムササビのようにカレンさんは飛び込んでいきます。その行動には僅かな迷いも躊躇いも一切ありません。
「させない!」
そのままカレンさんは魔力弾に向かって跳躍します。
「ハァッ!」
卑劣な攻撃を一手に引き受けたカレンさんの全身が、パァァァッと落雷を受けた避雷針のように輝きます。
「やっぱり受け止めやがったなぁ! だよなぁ! 弾こうとすりゃあ市民への飛散は免れねえからなぁ! ハッハッハァ!」
上空の魔物上からキラースが陽気に叫び上げました。
「……」
魔力弾をその全身で受け止めて着地したカレンさん。どの程度のダメージがあるのか、外観からは判断できません。しかしこれだけはわかります。怯んでいる様子などは微塵もなく、激しい怒りに身を震わせてきます。
「卑怯者め!」
カレンさんは憤怒の眼光をギロッと上空のキラースに投げつけます。
「カレン隊長!」
付近にいた兵士たちがカレンさんに駆け寄っていきました。
「私のことはいい! お前たちはとにかく市民の避難と地上にいるフリーダムどもを任せる!」
「了解です! 避難の進行が思いのほか遅れてしまい申し訳ありません!」
「相変わらず遅れているのか」
「先ほどの爆発もそうですが、どうもフリーダムどもが嫌な場所とタイミングで来襲してきまして。しかも返り討ちにしようとすればヤツらすぐ退くんです。まるで、市民の避難を遅らせること自体を目的としているかのように…」
「とことん卑劣だな……」
「あっ、隊長! またあの魔物が口を開いて魔力弾を!」
「あれは私に任せろ!」
「しかし隊長! いくら市民に被害を出さないようにするためとはいえ、あの魔力爆撃を隊長ひとりで受け止めつづけるなんて…」
「市民の避難が進めば私も反撃にでる! お前たちはお前たちのやるべきことをやれ!」
再び上空の魔物の口から地上の市民たちへ向かい、強力な魔力弾がブオォォォンッと発射されました。その卑劣な攻撃はそれから幾度となく繰り返されます。
「あれじゃあただの虐殺だ!」
トレブルさんとブーストさんの憤りの声も虚しく、それは実行されます。
ブオォォォンッ!
非情にも魔物の口から魔力のエレルギー弾が発射されました。避難を進める群衆へ向かって!
「お、オイ!」
「こっちに飛んでくるぞ!」
「きゃあああ!」
飛び交う無辜な民の悲鳴。そこへ建物伝いにババババッと飛び跳ねムササビのようにカレンさんは飛び込んでいきます。その行動には僅かな迷いも躊躇いも一切ありません。
「させない!」
そのままカレンさんは魔力弾に向かって跳躍します。
「ハァッ!」
卑劣な攻撃を一手に引き受けたカレンさんの全身が、パァァァッと落雷を受けた避雷針のように輝きます。
「やっぱり受け止めやがったなぁ! だよなぁ! 弾こうとすりゃあ市民への飛散は免れねえからなぁ! ハッハッハァ!」
上空の魔物上からキラースが陽気に叫び上げました。
「……」
魔力弾をその全身で受け止めて着地したカレンさん。どの程度のダメージがあるのか、外観からは判断できません。しかしこれだけはわかります。怯んでいる様子などは微塵もなく、激しい怒りに身を震わせてきます。
「卑怯者め!」
カレンさんは憤怒の眼光をギロッと上空のキラースに投げつけます。
「カレン隊長!」
付近にいた兵士たちがカレンさんに駆け寄っていきました。
「私のことはいい! お前たちはとにかく市民の避難と地上にいるフリーダムどもを任せる!」
「了解です! 避難の進行が思いのほか遅れてしまい申し訳ありません!」
「相変わらず遅れているのか」
「先ほどの爆発もそうですが、どうもフリーダムどもが嫌な場所とタイミングで来襲してきまして。しかも返り討ちにしようとすればヤツらすぐ退くんです。まるで、市民の避難を遅らせること自体を目的としているかのように…」
「とことん卑劣だな……」
「あっ、隊長! またあの魔物が口を開いて魔力弾を!」
「あれは私に任せろ!」
「しかし隊長! いくら市民に被害を出さないようにするためとはいえ、あの魔力爆撃を隊長ひとりで受け止めつづけるなんて…」
「市民の避難が進めば私も反撃にでる! お前たちはお前たちのやるべきことをやれ!」
再び上空の魔物の口から地上の市民たちへ向かい、強力な魔力弾がブオォォォンッと発射されました。その卑劣な攻撃はそれから幾度となく繰り返されます。
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