君の彼女なんて絶対に無理。
ー/ー「もう!うるさい!別に付き合ってないし、告白もされてないし、付き合いたいとも言ってないし!一颯君が勝手に彼女って決める権利ないでしょ!重いし、別に私……一颯君が好きとかじゃ、ない、し……!」
「はぁ⁉好きって言っただろうが、階段で二人で好きって言い会っただろうが!」
「……!」
なんでそのこと大声で言わなきゃいけないの。ほんとに酷い。重すぎる。
「ふっ、あれ、穂稀応答できないの?」
一颯君はいやらしい顔で私を見つめる。やけに、にやにやしながら。
なんだろう、悪魔みたい。
「そのあと穂稀とハグしたよなぁ……!笑笑」
「えぇー一颯まじ!」
「穂稀ちゃんってそんな軽い感じの子だったんだ……。」
一颯君の声にクラスメイトがざわざわしだす。これ、完全に引かれたな。
よし、今日、自殺しよう。死のう。死にたい。
「……は」
私からはかすれた声しか出ない。
そして目からどばどば透明な水が流れ落ちる。
「え、うわ。泣いてるし。こういう女俺無理なんだよね。すぐ泣く奴。」
「うわー、一颯言ってやんなよ笑まぁ、俺も確かに泣く奴は嫌い。」
心臓をなにか固いものでグサッっと刺されたように、激痛が走った。
「なぁ、穂稀、お前もう俺の彼女じゃないから。別れよ。」
「う、うん。」
何とか声を振り絞る。それで、一颯君はもう私から離れてくれると思った。はずだった。
「あ、あれ、もっと嫌とか言ってくれるかと思った。ひどいな結構。笑笑」
何だか知らないけどぷちっって人からなっちゃいけないような音が鳴った。
「だから、何?」
一颯君は私から離れて男子友達と話そうとしているところだった。
「は?」
相変わらず偉そうだなぁ。
「一颯君は私が別れるのが嫌とか言ったらうれしいの?」
「は、うれしいわけないじゃん。」
え、さっき言ったよね。
「何それ、自分勝手!酷いのはそっちでしょ?勝手に付き合ったことにして別れよって言って私がうんって言ったら嫌とか言ってくれると思ったって!なにそれ。」
一颯君に思っていることをぶつけているうちに涙が止まらなくなった。
「だいたい勝手なんだよ、一颯君は!人の気持ちも何にも考えてない。」
「は⁉何言ってんの自己中が!お前だってあの事件、覚えてるだろ?」
「あ、そういうとこだよ!酷いの。」
「え、覚えてだろ?」
「覚えてるに決まってんじゃん!わかってて言ったでしょ!ほんと無理そういうとこ。もう、嫌い……!」
あぁ、もうなんなの一颯君!酷いって。
「なぁなぁみんなあの事件って知ってるか?笑笑」
「え、知らない!おしえてー!おもろそう笑笑」
「え、いいよ、」
えまじでやめてっ!
「え、ちょっ、ちょ、やめてよ!」
「は⁉誰もお前の意見なんて聞いてないんだけど。黙っててくれますか?あ、もしかして黙ることできない?馬鹿だからね穂稀さんは。笑笑」
「あははははっ!」
「なにそれ、一颯笑笑」
顔が熱くなるのが分かる。ぐっと手を握りしめ、歩き出す。もう、トイレにでも行こうか。ここのクラスに嫌われたってなんともないや。世界は広いんだから。
背後から鋭い視線を感じる。もう、何も考えないことにして私は黄ばんだドアを開けて廊下に踏み出した。
顔は涙でぐちゃぐちゃだけど、それよりも心がぐちゃぐちゃだった。
しかし不幸なことに、だれかこちらへ向かってきているようだった。
涙を隠すように、目線を地面に向けて歩く。目からこぼれた涙が廊下にぽつぽつと落ちて染みていくのも、今は気にしてなどいられなかった。
前から、制服のズボンの布が擦れる音がする。そしてその音は次第に近くなり、廊下に向いている目にもちらっと人影が見えた時だった。
ふいに、ズボンの擦れる音がやんだ。それにつられて、私も立ち止まる。
気が付けば、私の右手首が誰かにつかまれていた。
もしかしたら、つかまれたときに足を止めていたのかもしれない。
おそるおそる顔を上げる。
私の手首をつかんでいる人は、目の端に写った。
「え……」
「はぁ⁉好きって言っただろうが、階段で二人で好きって言い会っただろうが!」
「……!」
なんでそのこと大声で言わなきゃいけないの。ほんとに酷い。重すぎる。
「ふっ、あれ、穂稀応答できないの?」
一颯君はいやらしい顔で私を見つめる。やけに、にやにやしながら。
なんだろう、悪魔みたい。
「そのあと穂稀とハグしたよなぁ……!笑笑」
「えぇー一颯まじ!」
「穂稀ちゃんってそんな軽い感じの子だったんだ……。」
一颯君の声にクラスメイトがざわざわしだす。これ、完全に引かれたな。
よし、今日、自殺しよう。死のう。死にたい。
「……は」
私からはかすれた声しか出ない。
そして目からどばどば透明な水が流れ落ちる。
「え、うわ。泣いてるし。こういう女俺無理なんだよね。すぐ泣く奴。」
「うわー、一颯言ってやんなよ笑まぁ、俺も確かに泣く奴は嫌い。」
心臓をなにか固いものでグサッっと刺されたように、激痛が走った。
「なぁ、穂稀、お前もう俺の彼女じゃないから。別れよ。」
「う、うん。」
何とか声を振り絞る。それで、一颯君はもう私から離れてくれると思った。はずだった。
「あ、あれ、もっと嫌とか言ってくれるかと思った。ひどいな結構。笑笑」
何だか知らないけどぷちっって人からなっちゃいけないような音が鳴った。
「だから、何?」
一颯君は私から離れて男子友達と話そうとしているところだった。
「は?」
相変わらず偉そうだなぁ。
「一颯君は私が別れるのが嫌とか言ったらうれしいの?」
「は、うれしいわけないじゃん。」
え、さっき言ったよね。
「何それ、自分勝手!酷いのはそっちでしょ?勝手に付き合ったことにして別れよって言って私がうんって言ったら嫌とか言ってくれると思ったって!なにそれ。」
一颯君に思っていることをぶつけているうちに涙が止まらなくなった。
「だいたい勝手なんだよ、一颯君は!人の気持ちも何にも考えてない。」
「は⁉何言ってんの自己中が!お前だってあの事件、覚えてるだろ?」
「あ、そういうとこだよ!酷いの。」
「え、覚えてだろ?」
「覚えてるに決まってんじゃん!わかってて言ったでしょ!ほんと無理そういうとこ。もう、嫌い……!」
あぁ、もうなんなの一颯君!酷いって。
「なぁなぁみんなあの事件って知ってるか?笑笑」
「え、知らない!おしえてー!おもろそう笑笑」
「え、いいよ、」
えまじでやめてっ!
「え、ちょっ、ちょ、やめてよ!」
「は⁉誰もお前の意見なんて聞いてないんだけど。黙っててくれますか?あ、もしかして黙ることできない?馬鹿だからね穂稀さんは。笑笑」
「あははははっ!」
「なにそれ、一颯笑笑」
顔が熱くなるのが分かる。ぐっと手を握りしめ、歩き出す。もう、トイレにでも行こうか。ここのクラスに嫌われたってなんともないや。世界は広いんだから。
背後から鋭い視線を感じる。もう、何も考えないことにして私は黄ばんだドアを開けて廊下に踏み出した。
顔は涙でぐちゃぐちゃだけど、それよりも心がぐちゃぐちゃだった。
しかし不幸なことに、だれかこちらへ向かってきているようだった。
涙を隠すように、目線を地面に向けて歩く。目からこぼれた涙が廊下にぽつぽつと落ちて染みていくのも、今は気にしてなどいられなかった。
前から、制服のズボンの布が擦れる音がする。そしてその音は次第に近くなり、廊下に向いている目にもちらっと人影が見えた時だった。
ふいに、ズボンの擦れる音がやんだ。それにつられて、私も立ち止まる。
気が付けば、私の右手首が誰かにつかまれていた。
もしかしたら、つかまれたときに足を止めていたのかもしれない。
おそるおそる顔を上げる。
私の手首をつかんでいる人は、目の端に写った。
「え……」
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
「もう!うるさい!別に付き合ってないし、告白もされてないし、付き合いたいとも言ってないし!一颯君が勝手に彼女って決める権利ないでしょ!重いし、別に私……一颯君が好きとかじゃ、ない、し……!」
「はぁ⁉好きって言っただろうが、階段で二人で好きって言い会っただろうが!」
「……!」
なんでそのこと大声で言わなきゃいけないの。ほんとに酷い。重すぎる。
「ふっ、あれ、穂稀応答できないの?」
一颯君はいやらしい顔で私を見つめる。やけに、にやにやしながら。
なんだろう、悪魔みたい。
「そのあと穂稀とハグしたよなぁ……!笑笑」
「えぇー一颯まじ!」
「穂稀ちゃんってそんな軽い感じの子だったんだ……。」
一颯君の声にクラスメイトがざわざわしだす。これ、完全に引かれたな。
「はぁ⁉好きって言っただろうが、階段で二人で好きって言い会っただろうが!」
「……!」
なんでそのこと大声で言わなきゃいけないの。ほんとに酷い。重すぎる。
「ふっ、あれ、穂稀応答できないの?」
一颯君はいやらしい顔で私を見つめる。やけに、にやにやしながら。
なんだろう、悪魔みたい。
「そのあと穂稀とハグしたよなぁ……!笑笑」
「えぇー一颯まじ!」
「穂稀ちゃんってそんな軽い感じの子だったんだ……。」
一颯君の声にクラスメイトがざわざわしだす。これ、完全に引かれたな。
よし、今日、自殺しよう。死のう。死にたい。
「……は」
私からはかすれた声しか出ない。
そして目からどばどば透明な水が流れ落ちる。
「え、うわ。泣いてるし。こういう女俺無理なんだよね。すぐ泣く奴。」
「うわー、一颯言ってやんなよ笑まぁ、俺も確かに泣く奴は嫌い。」
心臓をなにか固いものでグサッっと刺されたように、激痛が走った。
「なぁ、穂稀、お前もう俺の彼女じゃないから。別れよ。」
「う、うん。」
何とか声を振り絞る。それで、一颯君はもう私から離れてくれると思った。はずだった。
「あ、あれ、もっと嫌とか言ってくれるかと思った。ひどいな結構。笑笑」
何だか知らないけどぷちっって人からなっちゃいけないような音が鳴った。
「だから、何?」
一颯君は私から離れて男子友達と話そうとしているところだった。
「は?」
相変わらず偉そうだなぁ。
「一颯君は私が別れるのが嫌とか言ったらうれしいの?」
「は、うれしいわけないじゃん。」
え、さっき言ったよね。
「何それ、自分勝手!酷いのはそっちでしょ?勝手に付き合ったことにして別れよって言って私がうんって言ったら嫌とか言ってくれると思ったって!なにそれ。」
一颯君に思っていることをぶつけているうちに涙が止まらなくなった。
「だいたい勝手なんだよ、一颯君は!人の気持ちも何にも考えてない。」
「は⁉何言ってんの自己中が!お前だってあの事件、覚えてるだろ?」
「あ、そういうとこだよ!酷いの。」
「え、覚えてだろ?」
「覚えてるに決まってんじゃん!わかってて言ったでしょ!ほんと無理そういうとこ。もう、嫌い……!」
あぁ、もうなんなの一颯君!酷いって。
「なぁなぁみんなあの事件って知ってるか?笑笑」
「え、知らない!おしえてー!おもろそう笑笑」
「え、いいよ、」
えまじでやめてっ!
「え、ちょっ、ちょ、やめてよ!」
「は⁉誰もお前の意見なんて聞いてないんだけど。黙っててくれますか?あ、もしかして黙ることできない?馬鹿だからね穂稀さんは。笑笑」
「あははははっ!」
「なにそれ、一颯笑笑」
顔が熱くなるのが分かる。ぐっと手を握りしめ、歩き出す。もう、トイレにでも行こうか。ここのクラスに嫌われたってなんともないや。世界は広いんだから。
背後から鋭い視線を感じる。もう、何も考えないことにして私は黄ばんだドアを開けて廊下に踏み出した。
顔は涙でぐちゃぐちゃだけど、それよりも心がぐちゃぐちゃだった。
私からはかすれた声しか出ない。
そして目からどばどば透明な水が流れ落ちる。
「え、うわ。泣いてるし。こういう女俺無理なんだよね。すぐ泣く奴。」
「うわー、一颯言ってやんなよ笑まぁ、俺も確かに泣く奴は嫌い。」
心臓をなにか固いものでグサッっと刺されたように、激痛が走った。
「なぁ、穂稀、お前もう俺の彼女じゃないから。別れよ。」
「う、うん。」
何とか声を振り絞る。それで、一颯君はもう私から離れてくれると思った。はずだった。
「あ、あれ、もっと嫌とか言ってくれるかと思った。ひどいな結構。笑笑」
何だか知らないけどぷちっって人からなっちゃいけないような音が鳴った。
「だから、何?」
一颯君は私から離れて男子友達と話そうとしているところだった。
「は?」
相変わらず偉そうだなぁ。
「一颯君は私が別れるのが嫌とか言ったらうれしいの?」
「は、うれしいわけないじゃん。」
え、さっき言ったよね。
「何それ、自分勝手!酷いのはそっちでしょ?勝手に付き合ったことにして別れよって言って私がうんって言ったら嫌とか言ってくれると思ったって!なにそれ。」
一颯君に思っていることをぶつけているうちに涙が止まらなくなった。
「だいたい勝手なんだよ、一颯君は!人の気持ちも何にも考えてない。」
「は⁉何言ってんの自己中が!お前だってあの事件、覚えてるだろ?」
「あ、そういうとこだよ!酷いの。」
「え、覚えてだろ?」
「覚えてるに決まってんじゃん!わかってて言ったでしょ!ほんと無理そういうとこ。もう、嫌い……!」
あぁ、もうなんなの一颯君!酷いって。
「なぁなぁみんなあの事件って知ってるか?笑笑」
「え、知らない!おしえてー!おもろそう笑笑」
「え、いいよ、」
えまじでやめてっ!
「え、ちょっ、ちょ、やめてよ!」
「は⁉誰もお前の意見なんて聞いてないんだけど。黙っててくれますか?あ、もしかして黙ることできない?馬鹿だからね穂稀さんは。笑笑」
「あははははっ!」
「なにそれ、一颯笑笑」
顔が熱くなるのが分かる。ぐっと手を握りしめ、歩き出す。もう、トイレにでも行こうか。ここのクラスに嫌われたってなんともないや。世界は広いんだから。
背後から鋭い視線を感じる。もう、何も考えないことにして私は黄ばんだドアを開けて廊下に踏み出した。
顔は涙でぐちゃぐちゃだけど、それよりも心がぐちゃぐちゃだった。
しかし不幸なことに、だれかこちらへ向かってきているようだった。
涙を隠すように、目線を地面に向けて歩く。目からこぼれた涙が廊下にぽつぽつと落ちて染みていくのも、今は気にしてなどいられなかった。
前から、制服のズボンの布が擦れる音がする。そしてその音は次第に近くなり、廊下に向いている目にもちらっと人影が見えた時だった。
ふいに、ズボンの擦れる音がやんだ。それにつられて、私も立ち止まる。
気が付けば、私の右手首が誰かにつかまれていた。
もしかしたら、つかまれたときに足を止めていたのかもしれない。
おそるおそる顔を上げる。
私の手首をつかんでいる人は、目の端に写った。
「え……」
涙を隠すように、目線を地面に向けて歩く。目からこぼれた涙が廊下にぽつぽつと落ちて染みていくのも、今は気にしてなどいられなかった。
前から、制服のズボンの布が擦れる音がする。そしてその音は次第に近くなり、廊下に向いている目にもちらっと人影が見えた時だった。
ふいに、ズボンの擦れる音がやんだ。それにつられて、私も立ち止まる。
気が付けば、私の右手首が誰かにつかまれていた。
もしかしたら、つかまれたときに足を止めていたのかもしれない。
おそるおそる顔を上げる。
私の手首をつかんでいる人は、目の端に写った。
「え……」