第36話 悲しみ
ー/ー
「ごめんなさい。私たちはこんな大切な話だと思っていなくて」と恵子。
「いいのよ。この戦争で勝つことは容易なことではないわ。そしてあなたたちがこの艦でやっていることの重要さをわかってくれればいいのよ」と瑠璃子。
「ところで、これでようやく本題に入ることができるわ」と瑠璃子。「でも少し疲れたから、このまま食事にしましょう。今日はこの会議室で食べてもいいことにするわ。みんな協力して、食事を運ぶのよ」
「これからが本題なのですか?」と恵子。
「そうよ。あなたたちの処遇についてよ」と瑠璃子。
食事が始まっても桐子は泣き続けていた。
「桐子、いい加減にしなさい」と瞳。
「ごめんなさい。わたしたちこそ、お姉さんの気持ちを知らないで、ひどいことを言ってしまって」と恵子。
「あなたたちは悪くないわ」と瑠璃子。「ただこう見えて、桐子は優しい子だから。分かってあげてほしいの」
「そのようですね」と綾子。
「桐子、そろそろ顔をあげなさい」と瑠璃子。「瞳や私も我慢してるのよ」
「そうね、もう泣かないわ」と桐子。「でも、この艦の悠木は絶対一人では行かせない。何があっても私がついていく」
「その必要はないわ。一人で十分のはずよ。あの子が立てた作戦をあの子が実施するんだから、間違いなんて起こるはずがないでしょ」と瞳。
「もし敵の母星に行かないなら、この艦の悠木は私がもらうから。私のものにするから。誰にも渡さないから」と桐子。
「わかったから顔を拭きなさい」と瑠璃子。「誰も取らないわよ。あんたみたいな怖いお姉さんがいたら」
「それもそうね」と桐子。「もう、わたしは夕霧には帰らない。ずっとここにいる。ここで悠木の看病をするから」
「わかったわ。何とかしてあげる」と瑠璃子。「ラグランジュフォーの拠点基地で本部に連絡して、何か方法を考えましょう」
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「これからが本題なのですか?」と恵子。
「そうよ。あなたたちの処遇についてよ」と瑠璃子。
食事が始まっても桐子は泣き続けていた。
「桐子、いい加減にしなさい」と瞳。
「ごめんなさい。わたしたちこそ、お姉さんの気持ちを知らないで、ひどいことを言ってしまって」と恵子。
「あなたたちは悪くないわ」と瑠璃子。「ただこう見えて、桐子は優しい子だから。分かってあげてほしいの」
「そのようですね」と綾子。
「桐子、そろそろ顔をあげなさい」と瑠璃子。「瞳や私も我慢してるのよ」
「そうね、もう泣かないわ」と桐子。「でも、この艦の悠木は絶対一人では行かせない。何があっても私がついていく」
「その必要はないわ。一人で十分のはずよ。あの子が立てた作戦をあの子が実施するんだから、間違いなんて起こるはずがないでしょ」と瞳。
「もし敵の母星に行かないなら、この艦の悠木は私がもらうから。私のものにするから。誰にも渡さないから」と桐子。
「わかったから顔を拭きなさい」と瑠璃子。「誰も取らないわよ。あんたみたいな怖いお姉さんがいたら」
「それもそうね」と桐子。「もう、わたしは夕霧には帰らない。ずっとここにいる。ここで悠木の看病をするから」
「わかったわ。何とかしてあげる」と瑠璃子。「ラグランジュフォーの拠点基地で本部に連絡して、何か方法を考えましょう」