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ー/ー



 それからも私は、ほぼ日課のように夜の田んぼに通った。
 夏は虫に食われ、冬は鼻水が凍った。
 でも私は負けない。だって、私は都市伝説になるって決めたから。


 田んぼの近くなんて、そもそも歩いている人は少ない。
 だが、私は笛を吹き続ける。
 どこかで、誰かが見ていてくれているかもしれないから。

 ピ~ ヒョロロ~  ヒョロロピ~  ピ~ヒョロピ~

 風に乗って、私の笛の音が遠くまで響き渡る。
 届け、この音、
 届け、この思い。
 願わくば、私を怪しい人だと思ってくれますように……



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 それからも私は、ほぼ日課のように夜の田んぼに通った。
 夏は虫に食われ、冬は鼻水が凍った。
 でも私は負けない。だって、私は都市伝説になるって決めたから。
 田んぼの近くなんて、そもそも歩いている人は少ない。
 だが、私は笛を吹き続ける。
 どこかで、誰かが見ていてくれているかもしれないから。
 ピ~ ヒョロロ~  ヒョロロピ~  ピ~ヒョロピ~
 風に乗って、私の笛の音が遠くまで響き渡る。
 届け、この音、
 届け、この思い。
 願わくば、私を怪しい人だと思ってくれますように……