第52話
ー/ーここは、ウエス国の森の中。
う、うーん......。
ゆっくりと目を開くと、真っ青な空が見えた。川の流れる音が聞こえる。
体のあちこちが痛い。首を右に向けると、ドンキーが寝ている。左に向くとモックが寝ていた。
リリィは、ゆっくりと体を起こす。
頭がクラクラする。自分の体を見ると、ずぶ濡れで擦り傷だらけだが、無事なようだ。
周りを見回すが、ハクの姿が無い。
ハクは何処に行ってしまったんだろう?
まさか、もっと先に流されてしまったのか?それとも、死んでしまったのだろうか?
リリィは、頭を振って、悪い想像を打ち消した。
手をついて、ゆっくりと立ち上がる。
体中が痛い。ギシギシと軋む音がするようだ。
「ハク!」
リリィは、出来る限り大きな声で叫んだ。
「ハク!返事をして!」
リリィが叫ぶが、応答は無い。
近くに寝ているモックを起こしにいく。
「モック!起きて!」
モックの手足が動いた。
「うーん。パパ、ママ、熱いキー......」
モックは悪い夢を見ているようだ。
「モック!」
リリィがモックの体を揺する。
「う、う、うん。」
モックが目を開いた。
「モック!良かった!」
リリィは安堵の表情を浮かべる。
「リリィ、ここは何処だキー...」
「わからないわ。でも、ウエス山にかなり近づいたみたい。」
リリィがそう言って見上げると、目の前に巨大な山がそびえ立っていた。
モックは体を起こして立ち上がる。
寝ているドンキーに気づいて近くに歩いて行った。
「ドンキー、起きるキー!」
モックがドンキーに話しかける。
ドンキーは、ゆっくりと体を起こした。
「モック兄ちゃん、おはようキキー。」
「おはようキー。」
モックはドンキーを抱きしめた。
リリィ、モック、ドンキーの3人は、取り敢えずお互いの無事を確認して、安心したが、ハクの姿が無い。
「ハクは、何処にいるんだろう?」
リリィがつぶやく。
するとモックが叫んだ。
「あそこに何か居るキー!」
モックが指差した空に、美しい純白の蛇のような長いものが優雅に泳いでいる。
あれは、竜だ。
純白の竜は、リリィたちに気づくと、こちらに向かって来た。
「コッチに来るキキー!」
ドンキーが叫ぶ。
白龍は、リリィたちの前に降り立った。
「リリィ、気付いたんだな。」
竜は低い威厳のある声で話した。
「あなたは...?」
リリィは、呆気に取られている。
「リリィ、おいらだよ。ハクだ。」
ハクはニコリと笑った。
そして、竜の姿から人間の子供の姿に戻った。
「ハク!生きてて良かった!」
ハクとリリィは抱き合った。
「おいらは水竜だ。おいらがいなかったら、皆んな溺れてたぞ。」
ハクが言うと、
「ハクが皆んなを助けてくれたのね。ありがとう。」
リリィは、ハクに感謝した。
「キー。山はすぐそこキー。」
「ハクに運んで貰えば、すぐに頂上につくキキー!」
モックとドンキーが言う。
しかし、リリィが首を振った。
「自分で歩いて登らなきゃ、冒険にはならないわ。歩いて登りましょう。」
「おいらもそう思うぞ。」
こうして、リリィたちはウエス山を自分たちの足で登り始めた。
ウエス山は鬱蒼とした木々に覆われていて8合目辺りから山頂までは、ゴツゴツとした岩肌が剥き出しになっている。
リリィたちは道なき道を山頂に向かって歩き続けていた。
「はぁ、はぁ......」
「登るのは疲れるキー。」
「冒険は自分の足で行くから楽しいんだぞ。」
ハクはまだ元気そうだ。
登り続けていると、小さな小屋が建っているのが見えた。
「あそこで休憩しましょう。」
リリィが言った。
「やっと休憩だキー!」
モックの足も心なしか軽くなる。
「7合目って看板に書いてあるぞ。もう少しだな。」
小屋は、フィーネの丸太小屋の薬草倉庫くらいの大きさで、4人入れば一杯になってしまうくらいの小屋だ。
リリィたちは、束の間の休息をとった。
ヒュー、ヒューと風の音がする。
空を見れば雲行きが怪しくなってきた。先を急いだ方が良さそうだ。
そして、その小屋を見つめる一人の影があった。
「魔神様の野暮用で来てみれば、あれはリリィじゃないか。これは私にも運が向いてきたな。」
その影はフウジンだった。
フウジンは、ニヤッと笑って木立の中に消えた。
「よし。出発しよう!」
リリィが掛け声をかける。
「もう少しで頂上だキー!」
「頑張るキキー!」
小屋を出ると、風が舞っていた。
「天気が、悪くなりそうだ。先を急ごう。」
ハクが言った。
しばらく登って行くと、森が無くなり、背の低い草が生える荒地になった。山頂には厚い雲がかかっている。
足場の悪い岩がゴロゴロした斜面を慎重に登って行く。
「何だか暑くなってきたね。」
リリィが言う。
山頂の火口が近づいて来ていた。
「もう少しでゴールだな。」
ハクの足取りも軽くなる。
火山灰に覆われた山肌は、足を取られて歩きづらい。ゆっくりと歩みを進めて行くと、山頂からの熱気が迫ってくる。
「もう少しよ。頑張ろう。」
「キー、暑くて枯れちゃうキー。」
そして、ついに山頂に辿り着いた。
そこには先客がいた。
「誰か居るキキー!」
ドンキーが、叫ぶ。
「誰?」
リリィが話しかける。
「久しぶりね。リリィ。」
フウジンがリリィを見て、ニヤリと笑った。
う、うーん......。
ゆっくりと目を開くと、真っ青な空が見えた。川の流れる音が聞こえる。
体のあちこちが痛い。首を右に向けると、ドンキーが寝ている。左に向くとモックが寝ていた。
リリィは、ゆっくりと体を起こす。
頭がクラクラする。自分の体を見ると、ずぶ濡れで擦り傷だらけだが、無事なようだ。
周りを見回すが、ハクの姿が無い。
ハクは何処に行ってしまったんだろう?
まさか、もっと先に流されてしまったのか?それとも、死んでしまったのだろうか?
リリィは、頭を振って、悪い想像を打ち消した。
手をついて、ゆっくりと立ち上がる。
体中が痛い。ギシギシと軋む音がするようだ。
「ハク!」
リリィは、出来る限り大きな声で叫んだ。
「ハク!返事をして!」
リリィが叫ぶが、応答は無い。
近くに寝ているモックを起こしにいく。
「モック!起きて!」
モックの手足が動いた。
「うーん。パパ、ママ、熱いキー......」
モックは悪い夢を見ているようだ。
「モック!」
リリィがモックの体を揺する。
「う、う、うん。」
モックが目を開いた。
「モック!良かった!」
リリィは安堵の表情を浮かべる。
「リリィ、ここは何処だキー...」
「わからないわ。でも、ウエス山にかなり近づいたみたい。」
リリィがそう言って見上げると、目の前に巨大な山がそびえ立っていた。
モックは体を起こして立ち上がる。
寝ているドンキーに気づいて近くに歩いて行った。
「ドンキー、起きるキー!」
モックがドンキーに話しかける。
ドンキーは、ゆっくりと体を起こした。
「モック兄ちゃん、おはようキキー。」
「おはようキー。」
モックはドンキーを抱きしめた。
リリィ、モック、ドンキーの3人は、取り敢えずお互いの無事を確認して、安心したが、ハクの姿が無い。
「ハクは、何処にいるんだろう?」
リリィがつぶやく。
するとモックが叫んだ。
「あそこに何か居るキー!」
モックが指差した空に、美しい純白の蛇のような長いものが優雅に泳いでいる。
あれは、竜だ。
純白の竜は、リリィたちに気づくと、こちらに向かって来た。
「コッチに来るキキー!」
ドンキーが叫ぶ。
白龍は、リリィたちの前に降り立った。
「リリィ、気付いたんだな。」
竜は低い威厳のある声で話した。
「あなたは...?」
リリィは、呆気に取られている。
「リリィ、おいらだよ。ハクだ。」
ハクはニコリと笑った。
そして、竜の姿から人間の子供の姿に戻った。
「ハク!生きてて良かった!」
ハクとリリィは抱き合った。
「おいらは水竜だ。おいらがいなかったら、皆んな溺れてたぞ。」
ハクが言うと、
「ハクが皆んなを助けてくれたのね。ありがとう。」
リリィは、ハクに感謝した。
「キー。山はすぐそこキー。」
「ハクに運んで貰えば、すぐに頂上につくキキー!」
モックとドンキーが言う。
しかし、リリィが首を振った。
「自分で歩いて登らなきゃ、冒険にはならないわ。歩いて登りましょう。」
「おいらもそう思うぞ。」
こうして、リリィたちはウエス山を自分たちの足で登り始めた。
ウエス山は鬱蒼とした木々に覆われていて8合目辺りから山頂までは、ゴツゴツとした岩肌が剥き出しになっている。
リリィたちは道なき道を山頂に向かって歩き続けていた。
「はぁ、はぁ......」
「登るのは疲れるキー。」
「冒険は自分の足で行くから楽しいんだぞ。」
ハクはまだ元気そうだ。
登り続けていると、小さな小屋が建っているのが見えた。
「あそこで休憩しましょう。」
リリィが言った。
「やっと休憩だキー!」
モックの足も心なしか軽くなる。
「7合目って看板に書いてあるぞ。もう少しだな。」
小屋は、フィーネの丸太小屋の薬草倉庫くらいの大きさで、4人入れば一杯になってしまうくらいの小屋だ。
リリィたちは、束の間の休息をとった。
ヒュー、ヒューと風の音がする。
空を見れば雲行きが怪しくなってきた。先を急いだ方が良さそうだ。
そして、その小屋を見つめる一人の影があった。
「魔神様の野暮用で来てみれば、あれはリリィじゃないか。これは私にも運が向いてきたな。」
その影はフウジンだった。
フウジンは、ニヤッと笑って木立の中に消えた。
「よし。出発しよう!」
リリィが掛け声をかける。
「もう少しで頂上だキー!」
「頑張るキキー!」
小屋を出ると、風が舞っていた。
「天気が、悪くなりそうだ。先を急ごう。」
ハクが言った。
しばらく登って行くと、森が無くなり、背の低い草が生える荒地になった。山頂には厚い雲がかかっている。
足場の悪い岩がゴロゴロした斜面を慎重に登って行く。
「何だか暑くなってきたね。」
リリィが言う。
山頂の火口が近づいて来ていた。
「もう少しでゴールだな。」
ハクの足取りも軽くなる。
火山灰に覆われた山肌は、足を取られて歩きづらい。ゆっくりと歩みを進めて行くと、山頂からの熱気が迫ってくる。
「もう少しよ。頑張ろう。」
「キー、暑くて枯れちゃうキー。」
そして、ついに山頂に辿り着いた。
そこには先客がいた。
「誰か居るキキー!」
ドンキーが、叫ぶ。
「誰?」
リリィが話しかける。
「久しぶりね。リリィ。」
フウジンがリリィを見て、ニヤリと笑った。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
ここは、ウエス国の森の中。
う、うーん......。
ゆっくりと目を開くと、真っ青な空が見えた。川の流れる音が聞こえる。
体のあちこちが痛い。首を右に向けると、ドンキーが寝ている。左に向くとモックが寝ていた。
リリィは、ゆっくりと体を起こす。
頭がクラクラする。自分の体を見ると、ずぶ濡れで擦り傷だらけだが、無事なようだ。
周りを見回すが、ハクの姿が無い。
ハクは何処に行ってしまったんだろう?
まさか、もっと先に流されてしまったのか?それとも、死んでしまったのだろうか?
リリィは、頭を振って、悪い想像を打ち消した。
手をついて、ゆっくりと立ち上がる。
体中が痛い。ギシギシと軋む音がするようだ。
「ハク!」
リリィは、出来る限り大きな声で叫んだ。
「ハク!返事をして!」
リリィが叫ぶが、応答は無い。
近くに寝ているモックを起こしにいく。
「モック!起きて!」
モックの手足が動いた。
「うーん。パパ、ママ、熱いキー......」
モックは悪い夢を見ているようだ。
「モック!」
リリィがモックの体を揺する。
「う、う、うん。」
モックが目を開いた。
「モック!良かった!」
リリィは安堵の表情を浮かべる。
「リリィ、ここは何処だキー...」
「わからないわ。でも、ウエス山にかなり近づいたみたい。」
リリィがそう言って見上げると、目の前に巨大な山がそびえ立っていた。
モックは体を起こして立ち上がる。
寝ているドンキーに気づいて近くに歩いて行った。
「ドンキー、起きるキー!」
モックがドンキーに話しかける。
ドンキーは、ゆっくりと体を起こした。
「モック兄ちゃん、おはようキキー。」
「おはようキー。」
モックはドンキーを抱きしめた。
ゆっくりと目を開くと、真っ青な空が見えた。川の流れる音が聞こえる。
体のあちこちが痛い。首を右に向けると、ドンキーが寝ている。左に向くとモックが寝ていた。
リリィは、ゆっくりと体を起こす。
頭がクラクラする。自分の体を見ると、ずぶ濡れで擦り傷だらけだが、無事なようだ。
周りを見回すが、ハクの姿が無い。
ハクは何処に行ってしまったんだろう?
まさか、もっと先に流されてしまったのか?それとも、死んでしまったのだろうか?
リリィは、頭を振って、悪い想像を打ち消した。
手をついて、ゆっくりと立ち上がる。
体中が痛い。ギシギシと軋む音がするようだ。
「ハク!」
リリィは、出来る限り大きな声で叫んだ。
「ハク!返事をして!」
リリィが叫ぶが、応答は無い。
近くに寝ているモックを起こしにいく。
「モック!起きて!」
モックの手足が動いた。
「うーん。パパ、ママ、熱いキー......」
モックは悪い夢を見ているようだ。
「モック!」
リリィがモックの体を揺する。
「う、う、うん。」
モックが目を開いた。
「モック!良かった!」
リリィは安堵の表情を浮かべる。
「リリィ、ここは何処だキー...」
「わからないわ。でも、ウエス山にかなり近づいたみたい。」
リリィがそう言って見上げると、目の前に巨大な山がそびえ立っていた。
モックは体を起こして立ち上がる。
寝ているドンキーに気づいて近くに歩いて行った。
「ドンキー、起きるキー!」
モックがドンキーに話しかける。
ドンキーは、ゆっくりと体を起こした。
「モック兄ちゃん、おはようキキー。」
「おはようキー。」
モックはドンキーを抱きしめた。
リリィ、モック、ドンキーの3人は、取り敢えずお互いの無事を確認して、安心したが、ハクの姿が無い。
「ハクは、何処にいるんだろう?」
リリィがつぶやく。
するとモックが叫んだ。
「あそこに何か居るキー!」
モックが指差した空に、美しい純白の蛇のような長いものが優雅に泳いでいる。
あれは、竜だ。
純白の竜は、リリィたちに気づくと、こちらに向かって来た。
「コッチに来るキキー!」
ドンキーが叫ぶ。
白龍は、リリィたちの前に降り立った。
「リリィ、気付いたんだな。」
竜は低い威厳のある声で話した。
「あなたは...?」
リリィは、呆気に取られている。
「リリィ、おいらだよ。ハクだ。」
ハクはニコリと笑った。
そして、竜の姿から人間の子供の姿に戻った。
「ハク!生きてて良かった!」
ハクとリリィは抱き合った。
「ハクは、何処にいるんだろう?」
リリィがつぶやく。
するとモックが叫んだ。
「あそこに何か居るキー!」
モックが指差した空に、美しい純白の蛇のような長いものが優雅に泳いでいる。
あれは、竜だ。
純白の竜は、リリィたちに気づくと、こちらに向かって来た。
「コッチに来るキキー!」
ドンキーが叫ぶ。
白龍は、リリィたちの前に降り立った。
「リリィ、気付いたんだな。」
竜は低い威厳のある声で話した。
「あなたは...?」
リリィは、呆気に取られている。
「リリィ、おいらだよ。ハクだ。」
ハクはニコリと笑った。
そして、竜の姿から人間の子供の姿に戻った。
「ハク!生きてて良かった!」
ハクとリリィは抱き合った。
「おいらは水竜だ。おいらがいなかったら、皆んな溺れてたぞ。」
ハクが言うと、
「ハクが皆んなを助けてくれたのね。ありがとう。」
リリィは、ハクに感謝した。
ハクが言うと、
「ハクが皆んなを助けてくれたのね。ありがとう。」
リリィは、ハクに感謝した。
「キー。山はすぐそこキー。」
「ハクに運んで貰えば、すぐに頂上につくキキー!」
モックとドンキーが言う。
しかし、リリィが首を振った。
「自分で歩いて登らなきゃ、冒険にはならないわ。歩いて登りましょう。」
「おいらもそう思うぞ。」
こうして、リリィたちはウエス山を自分たちの足で登り始めた。
「ハクに運んで貰えば、すぐに頂上につくキキー!」
モックとドンキーが言う。
しかし、リリィが首を振った。
「自分で歩いて登らなきゃ、冒険にはならないわ。歩いて登りましょう。」
「おいらもそう思うぞ。」
こうして、リリィたちはウエス山を自分たちの足で登り始めた。
ウエス山は鬱蒼とした木々に覆われていて8合目辺りから山頂までは、ゴツゴツとした岩肌が剥き出しになっている。
リリィたちは道なき道を山頂に向かって歩き続けていた。
「はぁ、はぁ......」
「登るのは疲れるキー。」
「冒険は自分の足で行くから楽しいんだぞ。」
ハクはまだ元気そうだ。
登り続けていると、小さな小屋が建っているのが見えた。
「あそこで休憩しましょう。」
リリィが言った。
「やっと休憩だキー!」
モックの足も心なしか軽くなる。
「7合目って看板に書いてあるぞ。もう少しだな。」
小屋は、フィーネの丸太小屋の薬草倉庫くらいの大きさで、4人入れば一杯になってしまうくらいの小屋だ。
リリィたちは、束の間の休息をとった。
ヒュー、ヒューと風の音がする。
空を見れば雲行きが怪しくなってきた。先を急いだ方が良さそうだ。
リリィたちは道なき道を山頂に向かって歩き続けていた。
「はぁ、はぁ......」
「登るのは疲れるキー。」
「冒険は自分の足で行くから楽しいんだぞ。」
ハクはまだ元気そうだ。
登り続けていると、小さな小屋が建っているのが見えた。
「あそこで休憩しましょう。」
リリィが言った。
「やっと休憩だキー!」
モックの足も心なしか軽くなる。
「7合目って看板に書いてあるぞ。もう少しだな。」
小屋は、フィーネの丸太小屋の薬草倉庫くらいの大きさで、4人入れば一杯になってしまうくらいの小屋だ。
リリィたちは、束の間の休息をとった。
ヒュー、ヒューと風の音がする。
空を見れば雲行きが怪しくなってきた。先を急いだ方が良さそうだ。
そして、その小屋を見つめる一人の影があった。
「魔神様の野暮用で来てみれば、あれはリリィじゃないか。これは私にも運が向いてきたな。」
その影はフウジンだった。
フウジンは、ニヤッと笑って木立の中に消えた。
「魔神様の野暮用で来てみれば、あれはリリィじゃないか。これは私にも運が向いてきたな。」
その影はフウジンだった。
フウジンは、ニヤッと笑って木立の中に消えた。
「よし。出発しよう!」
リリィが掛け声をかける。
「もう少しで頂上だキー!」
「頑張るキキー!」
リリィが掛け声をかける。
「もう少しで頂上だキー!」
「頑張るキキー!」
小屋を出ると、風が舞っていた。
「天気が、悪くなりそうだ。先を急ごう。」
ハクが言った。
しばらく登って行くと、森が無くなり、背の低い草が生える荒地になった。山頂には厚い雲がかかっている。
足場の悪い岩がゴロゴロした斜面を慎重に登って行く。
「何だか暑くなってきたね。」
リリィが言う。
山頂の火口が近づいて来ていた。
「もう少しでゴールだな。」
ハクの足取りも軽くなる。
「天気が、悪くなりそうだ。先を急ごう。」
ハクが言った。
しばらく登って行くと、森が無くなり、背の低い草が生える荒地になった。山頂には厚い雲がかかっている。
足場の悪い岩がゴロゴロした斜面を慎重に登って行く。
「何だか暑くなってきたね。」
リリィが言う。
山頂の火口が近づいて来ていた。
「もう少しでゴールだな。」
ハクの足取りも軽くなる。
火山灰に覆われた山肌は、足を取られて歩きづらい。ゆっくりと歩みを進めて行くと、山頂からの熱気が迫ってくる。
「もう少しよ。頑張ろう。」
「キー、暑くて枯れちゃうキー。」
「キー、暑くて枯れちゃうキー。」
そして、ついに山頂に辿り着いた。
そこには先客がいた。
「誰か居るキキー!」
ドンキーが、叫ぶ。
「誰?」
リリィが話しかける。
「誰か居るキキー!」
ドンキーが、叫ぶ。
「誰?」
リリィが話しかける。
「久しぶりね。リリィ。」
フウジンがリリィを見て、ニヤリと笑った。
フウジンがリリィを見て、ニヤリと笑った。