第16話 大怪獣シュマゴン
ー/ー時空の訓練部屋に入った瞬間に、俺は意識を失っていた。
そして、次に目覚めた時、あり得ない光景が目の前に広がっていたのである。
「ギャオオオオオオオォン!!!」
それは異世界にやって来た俺が初めて見る赤龍であり、口から爆炎を吐き出していた。
おい、俺に合ったレベルのモンスターが出て来るという設定はどこ行った?
とはいえ、その疑問は直ぐに解消されることになる。
「ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァァァァァァ!!!」
赤龍と同じくらいの大きさの熊猫が対峙していたからだ。
アレ?あの熊猫、燒梅じゃね?
額には、燒梅の特徴である黒のブチ柄があったからだ。
「そう、あれが本来の燒梅にゃ」
背後から聞こえるその声に、俺は振り返った。
・・・・・・・・・おい、なんでお前らが『時空の訓練部屋』に居るんだ。
出掛ける前、その場に居なかったはずの丸茂小春も含め、全員集合していたのだ。
あ、もろちん…じゃなかった、勿論、遠くに遠征中の綾香達4人は居ないのだが。
「なるほど、お前らがあの赤龍を呼び寄せたのか」
小春と先生を除いた、いつもの連中に対して言う。
「人聞きが悪いにゃ」
「うちらの実力が赤龍に見合っているわけないにゃ」
確かに。
ユウキや拇拇が強いとは言っても、そこまでじゃない。
ジャンヌにしても防御力が高いだけで、攻撃はそれほどでもない。
千里にいたっては踊り子の非戦闘職だし、そのおっぱい風呂に浸かっているリョクなど問題外だし。
「問題外とは失礼ですね。ぷんぷん」
俺はリョクの抗議をスルーして、じゃあ、誰がアレを呼び寄せたんだ?
ああ、すまん。
もう分かりきっている事だ。
「ほっほっほ。私奴の顔に何かついておりますかな?」
自分は何も関係ないみたいな顔をしながら先生は言う。
あれ?でも、巨大化した燒梅が赤龍と戦闘を繰り広げているのだとしたら、燒梅が呼び寄せた?
「それは無いにゃ」
「燒梅は、通常モードでは戦闘力たったの5にゃ」
何その設定、というか、それ出して色んな所から怒られたりしない?
「大丈夫。この作品は世界でたくさんの人に読まれることは無い」
ユウキが真顔で俺に言う。
そんな悲しいこと言ってやるなよ。
一応、お前ヒロインだろ?
とまぁ、こんな話をしている中でも、燒梅と赤龍の激戦は繰り広げられていた。
赤龍のファイアブレスによって、少なからずダメージを負っている燒梅であるが、果敢に懐に入ると渾身のアッパーを決め、赤龍は盛大に宙を舞ったあと地面へと倒れる。
「そろそろ、終わりまするな」
先生の言うとおり、二匹の戦いは間もなく終了した。
「すっごーい。燒梅、すっごーい!!!」
戦闘の終わった燒梅が元の大きさになって、映画の主人公みたく戻って来た時、小春はそう言いながら燒梅に抱き着いた。
「ウァウァウァ」
何言っているのかは不明だが、燒梅は抱き着いてきた小春の頭を撫でる。
そして、現在キャンプ中。
キャンプと言っても、カプセルのボタンを押して家を出したりするのではなく、少しばかり先へ行ったところに文字どおり非戦闘区域のキャンプ地があるのだ。
その地に居てる限り戦闘参加者とはならないらしく、俺の訓練には影響は無いらしい。
「しかし、なんで付いて来た?」
先生と小春が作ったカレーを一口食べた後、いつものように隣に陣取っているユウキに対して言う。
「もろちん、蒼治良が浮気をしないように見張るため」
ちなみに入力間違いでは無い。
「ここの、どこで浮気が出来ると言うんだ?」
「というか、そもそも浮気も何も、お前とは結婚どころか付き合っても居ないぞ?」
「ここは蒼治良と同レベルのモンスターが湧く」
俺のツッコミを完全スルーしてユウキは言う。
「それは来る前に聞いた」
「湧くモンスターの種類に制限は無い」
「あぁ……まぁ…赤龍が出たくらいだし、そうだろうな」
「………で?」
「女の子モンスターも湧く」
ぴくっ。
俺は口に入れようとしたカレーをすくったスプーンの動きを止める。
な……ん………だとっ!
俺は、血走った目でユウキの顔を見る。
そんな俺に、すぐさま真向いから罵声が飛んで来た。
「このケダモノめっ!」
もう言うまでもないだろう。
氷のように冷たい目をしたジャンヌである。
「やはり、付いて来て正解」
「ですよねぇ」
これはユウキと、食べている間はおっぱい風呂から抜け出しているリョクとの会話。
次の瞬間、俺とジャンヌと頭の上にはてなマークを付けた小春を除いた面々に笑いが起こった。
こうして、時空の訓練部屋に入って最初の一日が終了したのである。
てか、俺何もして無くね?
そして、次に目覚めた時、あり得ない光景が目の前に広がっていたのである。
「ギャオオオオオオオォン!!!」
それは異世界にやって来た俺が初めて見る赤龍であり、口から爆炎を吐き出していた。
おい、俺に合ったレベルのモンスターが出て来るという設定はどこ行った?
とはいえ、その疑問は直ぐに解消されることになる。
「ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァァァァァァ!!!」
赤龍と同じくらいの大きさの熊猫が対峙していたからだ。
アレ?あの熊猫、燒梅じゃね?
額には、燒梅の特徴である黒のブチ柄があったからだ。
「そう、あれが本来の燒梅にゃ」
背後から聞こえるその声に、俺は振り返った。
・・・・・・・・・おい、なんでお前らが『時空の訓練部屋』に居るんだ。
出掛ける前、その場に居なかったはずの丸茂小春も含め、全員集合していたのだ。
あ、もろちん…じゃなかった、勿論、遠くに遠征中の綾香達4人は居ないのだが。
「なるほど、お前らがあの赤龍を呼び寄せたのか」
小春と先生を除いた、いつもの連中に対して言う。
「人聞きが悪いにゃ」
「うちらの実力が赤龍に見合っているわけないにゃ」
確かに。
ユウキや拇拇が強いとは言っても、そこまでじゃない。
ジャンヌにしても防御力が高いだけで、攻撃はそれほどでもない。
千里にいたっては踊り子の非戦闘職だし、そのおっぱい風呂に浸かっているリョクなど問題外だし。
「問題外とは失礼ですね。ぷんぷん」
俺はリョクの抗議をスルーして、じゃあ、誰がアレを呼び寄せたんだ?
ああ、すまん。
もう分かりきっている事だ。
「ほっほっほ。私奴の顔に何かついておりますかな?」
自分は何も関係ないみたいな顔をしながら先生は言う。
あれ?でも、巨大化した燒梅が赤龍と戦闘を繰り広げているのだとしたら、燒梅が呼び寄せた?
「それは無いにゃ」
「燒梅は、通常モードでは戦闘力たったの5にゃ」
何その設定、というか、それ出して色んな所から怒られたりしない?
「大丈夫。この作品は世界でたくさんの人に読まれることは無い」
ユウキが真顔で俺に言う。
そんな悲しいこと言ってやるなよ。
一応、お前ヒロインだろ?
とまぁ、こんな話をしている中でも、燒梅と赤龍の激戦は繰り広げられていた。
赤龍のファイアブレスによって、少なからずダメージを負っている燒梅であるが、果敢に懐に入ると渾身のアッパーを決め、赤龍は盛大に宙を舞ったあと地面へと倒れる。
「そろそろ、終わりまするな」
先生の言うとおり、二匹の戦いは間もなく終了した。
「すっごーい。燒梅、すっごーい!!!」
戦闘の終わった燒梅が元の大きさになって、映画の主人公みたく戻って来た時、小春はそう言いながら燒梅に抱き着いた。
「ウァウァウァ」
何言っているのかは不明だが、燒梅は抱き着いてきた小春の頭を撫でる。
そして、現在キャンプ中。
キャンプと言っても、カプセルのボタンを押して家を出したりするのではなく、少しばかり先へ行ったところに文字どおり非戦闘区域のキャンプ地があるのだ。
その地に居てる限り戦闘参加者とはならないらしく、俺の訓練には影響は無いらしい。
「しかし、なんで付いて来た?」
先生と小春が作ったカレーを一口食べた後、いつものように隣に陣取っているユウキに対して言う。
「もろちん、蒼治良が浮気をしないように見張るため」
ちなみに入力間違いでは無い。
「ここの、どこで浮気が出来ると言うんだ?」
「というか、そもそも浮気も何も、お前とは結婚どころか付き合っても居ないぞ?」
「ここは蒼治良と同レベルのモンスターが湧く」
俺のツッコミを完全スルーしてユウキは言う。
「それは来る前に聞いた」
「湧くモンスターの種類に制限は無い」
「あぁ……まぁ…赤龍が出たくらいだし、そうだろうな」
「………で?」
「女の子モンスターも湧く」
ぴくっ。
俺は口に入れようとしたカレーをすくったスプーンの動きを止める。
な……ん………だとっ!
俺は、血走った目でユウキの顔を見る。
そんな俺に、すぐさま真向いから罵声が飛んで来た。
「このケダモノめっ!」
もう言うまでもないだろう。
氷のように冷たい目をしたジャンヌである。
「やはり、付いて来て正解」
「ですよねぇ」
これはユウキと、食べている間はおっぱい風呂から抜け出しているリョクとの会話。
次の瞬間、俺とジャンヌと頭の上にはてなマークを付けた小春を除いた面々に笑いが起こった。
こうして、時空の訓練部屋に入って最初の一日が終了したのである。
てか、俺何もして無くね?
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
時空の訓練部屋に入った瞬間に、俺は意識を失っていた。
そして、次に目覚めた時、あり得ない光景が目の前に広がっていたのである。
そして、次に目覚めた時、あり得ない光景が目の前に広がっていたのである。
「ギャオオオオオオオォン!!!」
それは異世界にやって来た俺が初めて見る|赤龍《レッドドラゴン》であり、口から爆炎を吐き出していた。
おい、俺に合ったレベルのモンスターが出て来るという設定はどこ行った?
とはいえ、その疑問は直ぐに解消されることになる。
おい、俺に合ったレベルのモンスターが出て来るという設定はどこ行った?
とはいえ、その疑問は直ぐに解消されることになる。
「ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァァァァァァ!!!」
|赤龍《レッドドラゴン》と同じくらいの大きさの|熊猫《パンダ》が対峙していたからだ。
アレ?あの|熊猫《パンダ》、|燒梅《しゅうまい》じゃね?
額には、|燒梅《しゅうまい》の特徴である黒のブチ柄があったからだ。
アレ?あの|熊猫《パンダ》、|燒梅《しゅうまい》じゃね?
額には、|燒梅《しゅうまい》の特徴である黒のブチ柄があったからだ。
「そう、あれが本来の|燒梅《しゅうまい》にゃ」
背後から聞こえるその声に、俺は振り返った。
・・・・・・・・・おい、なんでお前らが『|時空の訓練部屋《ここ》』に居るんだ。
出掛ける前、その場に居なかったはずの|丸茂小春《まるもこはる》も含め、全員集合していたのだ。
あ、もろちん…じゃなかった、勿論、遠くに遠征中の綾香達4人は居ないのだが。
出掛ける前、その場に居なかったはずの|丸茂小春《まるもこはる》も含め、全員集合していたのだ。
あ、もろちん…じゃなかった、勿論、遠くに遠征中の綾香達4人は居ないのだが。
「なるほど、お前らがあの|赤龍《レッドドラゴン》を呼び寄せたのか」
小春と先生を除いた、いつもの連中に対して言う。
「人聞きが悪いにゃ」
「うちらの実力が|赤龍《レッドドラゴン》に見合っているわけないにゃ」
「うちらの実力が|赤龍《レッドドラゴン》に見合っているわけないにゃ」
確かに。
ユウキや|拇拇《もも》が強いとは言っても、そこまでじゃない。
ジャンヌにしても防御力が高いだけで、攻撃はそれほどでもない。
千里にいたっては|踊り子《ダンサー》の非戦闘職だし、そのおっぱい風呂に浸かっているリョクなど問題外だし。
ユウキや|拇拇《もも》が強いとは言っても、そこまでじゃない。
ジャンヌにしても防御力が高いだけで、攻撃はそれほどでもない。
千里にいたっては|踊り子《ダンサー》の非戦闘職だし、そのおっぱい風呂に浸かっているリョクなど問題外だし。
「問題外とは失礼ですね。ぷんぷん」
俺はリョクの抗議をスルーして、じゃあ、誰がアレを呼び寄せたんだ?
ああ、すまん。
もう分かりきっている事だ。
ああ、すまん。
もう分かりきっている事だ。
「ほっほっほ。|私奴《わたくしめ》の顔に何かついておりますかな?」
自分は何も関係ないみたいな顔をしながら先生は言う。
あれ?でも、巨大化した燒梅が赤龍と戦闘を繰り広げているのだとしたら、燒梅が呼び寄せた?
あれ?でも、巨大化した燒梅が赤龍と戦闘を繰り広げているのだとしたら、燒梅が呼び寄せた?
「それは無いにゃ」
「燒梅は、通常モードでは戦闘力たったの5にゃ」
「燒梅は、通常モードでは戦闘力たったの5にゃ」
何その設定、というか、それ出して色んな所から怒られたりしない?
「大丈夫。この作品は世界でたくさんの人に読まれることは無い」
ユウキが真顔で俺に言う。
そんな悲しいこと言ってやるなよ。
一応、お前ヒロインだろ?
そんな悲しいこと言ってやるなよ。
一応、お前ヒロインだろ?
とまぁ、こんな話をしている中でも、燒梅と赤龍の激戦は繰り広げられていた。
赤龍のファイアブレスによって、少なからずダメージを負っている燒梅であるが、果敢に懐に入ると渾身のアッパーを決め、赤龍は盛大に宙を舞ったあと地面へと倒れる。
赤龍のファイアブレスによって、少なからずダメージを負っている燒梅であるが、果敢に懐に入ると渾身のアッパーを決め、赤龍は盛大に宙を舞ったあと地面へと倒れる。
「そろそろ、終わりまするな」
先生の言うとおり、二匹の戦いは間もなく終了した。
「すっごーい。燒梅、すっごーい!!!」
戦闘の終わった燒梅が元の大きさになって、映画の主人公みたく戻って来た時、小春はそう言いながら燒梅に抱き着いた。
「ウァウァウァ」
何言っているのかは不明だが、燒梅は抱き着いてきた小春の頭を撫でる。
そして、現在キャンプ中。
キャンプと言っても、カプセルのボタンを押して家を出したりするのではなく、少しばかり先へ行ったところに文字どおり非戦闘区域のキャンプ地があるのだ。
その地に居てる限り戦闘参加者とはならないらしく、俺の訓練には影響は無いらしい。
その地に居てる限り戦闘参加者とはならないらしく、俺の訓練には影響は無いらしい。
「しかし、なんで付いて来た?」
先生と小春が作ったカレーを一口食べた後、いつものように隣に陣取っているユウキに対して言う。
「もろちん、|蒼治良《そうじろう》が浮気をしないように見張るため」
ちなみに入力間違いでは無い。
「ここの、どこで浮気が出来ると言うんだ?」
「というか、そもそも浮気も何も、お前とは結婚どころか付き合っても居ないぞ?」
「というか、そもそも浮気も何も、お前とは結婚どころか付き合っても居ないぞ?」
「ここは蒼治良と同レベルのモンスターが湧く」
俺のツッコミを完全スルーしてユウキは言う。
「それは来る前に聞いた」
「湧くモンスターの種類に制限は無い」
「あぁ……まぁ…赤龍が出たくらいだし、そうだろうな」
「………で?」
「………で?」
「女の子モンスターも湧く」
ぴくっ。
俺は口に入れようとしたカレーをすくったスプーンの動きを止める。
な……ん………だとっ!
俺は、血走った目でユウキの顔を見る。
そんな俺に、すぐさま真向いから罵声が飛んで来た。
そんな俺に、すぐさま真向いから罵声が飛んで来た。
「このケダモノめっ!」
もう言うまでもないだろう。
氷のように冷たい目をしたジャンヌである。
氷のように冷たい目をしたジャンヌである。
「やはり、付いて来て正解」
「ですよねぇ」
これはユウキと、食べている間はおっぱい風呂から抜け出しているリョクとの会話。
次の瞬間、俺とジャンヌと頭の上にはてなマークを付けた小春を除いた面々に笑いが起こった。
次の瞬間、俺とジャンヌと頭の上にはてなマークを付けた小春を除いた面々に笑いが起こった。
こうして、時空の訓練部屋に入って最初の一日が終了したのである。
てか、俺何もして無くね?
てか、俺何もして無くね?