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@18話

ー/ー



 三日間の休みが明けるのを待ちわびていた恭吾は捜査が進まないことにいら立ちを隠せないでいた。


「このままでは埒が明かない」


「ねぇ、直接聞いてみればいいんじゃないの?」
「そんなことできるかっ……」
「どうして?」




「恥ずかしい……」
「……」


「いいか、恋実。今回は極秘捜査だ。誰かに聞いたりして、そいつが犯人かも分からない状態だ。だから聞き込みは一切行わない」


「……誰にも言わないわよ。……言えるわけないじゃない」


 窓を開けると外の冷たい空気と運動部の掛け声が流れ込んでくる……ここからは見えないがソフトボール部も練習が行われていて、その中に来栖優香もいるに違いなかった。




「何故ソフトボール部なのにあんなに色白何だろう……あぁ優香ちゃん、あなたはどうして優香ちゃんなの?」


 恭吾はシェイクスピアを真似て唱える。




(こっちの方が恥ずかしいわ)


『恥ずかしい』なんて台詞を恭吾から聞くとは思わなかった恋実が驚いたのもつかの間、まさかの独り言が飛び出してきて体中が痒くなる。






「一体どうしたらいいんだ……もしかしたら次の事件が起こってしまうかもしれない」


「次の事件って?」
「それが分かれば苦労はない……でも未然に防げるとすれば犯人を見つけることさ」


 窓も閉めずに、向かい合わせに組まれた四つの机を中心に回り出す。
 いかにも『危急存亡』的な雰囲気……しかし恭吾が熟考しているのは単に『手を繋いだ』とかのレベル、『滅亡してもいいから窓を閉めろ』と思う恋実がいた。




「じゃあ……優香ちゃんの『手を握りたそうな人』をピックアップしてみたら? ってそんなの無理か」


 それでも快く対応するのはどうしてだろうか? いい人を演じたい? 生徒会長だから? 恋実の中にはその答えをまだ持っていなかった。


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 三日間の休みが明けるのを待ちわびていた恭吾は捜査が進まないことにいら立ちを隠せないでいた。
「このままでは埒が明かない」
「ねぇ、直接聞いてみればいいんじゃないの?」
「そんなことできるかっ……」
「どうして?」
「恥ずかしい……」
「……」
「いいか、恋実。今回は極秘捜査だ。誰かに聞いたりして、そいつが犯人かも分からない状態だ。だから聞き込みは一切行わない」
「……誰にも言わないわよ。……言えるわけないじゃない」
 窓を開けると外の冷たい空気と運動部の掛け声が流れ込んでくる……ここからは見えないがソフトボール部も練習が行われていて、その中に来栖優香もいるに違いなかった。
「何故ソフトボール部なのにあんなに色白何だろう……あぁ優香ちゃん、あなたはどうして優香ちゃんなの?」
 恭吾はシェイクスピアを真似て唱える。
(こっちの方が恥ずかしいわ)
『恥ずかしい』なんて台詞を恭吾から聞くとは思わなかった恋実が驚いたのもつかの間、まさかの独り言が飛び出してきて体中が痒くなる。
「一体どうしたらいいんだ……もしかしたら次の事件が起こってしまうかもしれない」
「次の事件って?」
「それが分かれば苦労はない……でも未然に防げるとすれば犯人を見つけることさ」
 窓も閉めずに、向かい合わせに組まれた四つの机を中心に回り出す。
 いかにも『危急存亡』的な雰囲気……しかし恭吾が熟考しているのは単に『手を繋いだ』とかのレベル、『滅亡してもいいから窓を閉めろ』と思う恋実がいた。
「じゃあ……優香ちゃんの『手を握りたそうな人』をピックアップしてみたら? ってそんなの無理か」
 それでも快く対応するのはどうしてだろうか? いい人を演じたい? 生徒会長だから? 恋実の中にはその答えをまだ持っていなかった。