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6話

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 江南馬術部は現在、中等部が月皇姉妹、常盤美都と一年生が一人。高等部には、舞羽たちの一学年上に沢渡楓乃(さわたりかえの)馬渕隼人(まぶちはやと)いう先輩がいて舞香たちも良く世話になっていた。


 その他にも高等部三年の先輩が一人いたらしいが、隼人先輩たちが入部してしばらくして辞めてしまったと聞いている。大学生たちも部員がいるみたいだが、大学生たちは時間帯も合わない人間も多いので、舞羽たちは全てを把握していない。


 部員たちの大多数が、それぞれ幼いころに出会った乗馬クラブなどを持っており、乗馬で知った喜びから馬術を始めることが多い。


 つまり乗馬は『馬を扱う術』がなくても乗せてもらえる、ということだ。


 


 常盤美都も小学生から乗馬を楽しんだ一人だ。


 馬をコントロールできずに暴走したり、跳ねられて落ちたり、そんなこともちょくちょくあったが、大きなケガもなく、恐怖も湧かなかった。


 しかし乗馬に慣れてきた頃、体重が軽かったこともあって派手に飛ばされて落馬した。腕を骨折する大ケガだった。


 美都はちゃんと走ってくれる馬(●●●●●●●●●●●)に跨っていただけだと気付かされた。


そして少しトラウマになる。乗りたいけれど、恐怖心が……。


 


そんな折、馬術を知った。恐怖心を克服するために江南中等部へ来た。そして、この江南馬術部で馬術と月皇姉妹に出会ったのだ。


 馬術を学んでいくうちに少しずつ指示を馬に伝えられるようになり、それは恐怖に勝る喜びとなる。


「あ、分かってくれた!」                                                        


 指示を出せるだけでなく、馬と分かり合えた、その瞬間の一体感。馬が自分の指示に応えてくれることで、どんどん深まっていく信頼関係。


 


 美都は馬術にのめり込んでいくうちに、恐怖心など消し飛んでいた。




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 江南馬術部は現在、中等部が月皇姉妹、常盤美都と一年生が一人。高等部には、舞羽たちの一学年上に|沢渡楓乃《さわたりかえの》と|馬渕隼人《まぶちはやと》いう先輩がいて舞香たちも良く世話になっていた。
 その他にも高等部三年の先輩が一人いたらしいが、隼人先輩たちが入部してしばらくして辞めてしまったと聞いている。大学生たちも部員がいるみたいだが、大学生たちは時間帯も合わない人間も多いので、舞羽たちは全てを把握していない。
 部員たちの大多数が、それぞれ幼いころに出会った乗馬クラブなどを持っており、乗馬で知った喜びから馬術を始めることが多い。
 つまり乗馬は『馬を扱う術』がなくても乗せてもらえる、ということだ。
 常盤美都も小学生から乗馬を楽しんだ一人だ。
 馬をコントロールできずに暴走したり、跳ねられて落ちたり、そんなこともちょくちょくあったが、大きなケガもなく、恐怖も湧かなかった。
 しかし乗馬に慣れてきた頃、体重が軽かったこともあって派手に飛ばされて落馬した。腕を骨折する大ケガだった。
 美都は|ちゃんと走ってくれる馬《●●●●●●●●●●●》に跨っていただけだと気付かされた。
そして少しトラウマになる。乗りたいけれど、恐怖心が……。
そんな折、馬術を知った。恐怖心を克服するために江南中等部へ来た。そして、この江南馬術部で馬術と月皇姉妹に出会ったのだ。
 馬術を学んでいくうちに少しずつ指示を馬に伝えられるようになり、それは恐怖に勝る喜びとなる。
「あ、分かってくれた!」                                                        
 指示を出せるだけでなく、馬と分かり合えた、その瞬間の一体感。馬が自分の指示に応えてくれることで、どんどん深まっていく信頼関係。
 美都は馬術にのめり込んでいくうちに、恐怖心など消し飛んでいた。