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@ 2話

ー/ー



 バックカントリーは整地されていないため、スキーやスノーボードなどでは、見えない起伏、ツリーホール、雪崩等の危険や、スキー場管轄外なので基本事故などあっても自己責任である。
 下山ルートは分かっている、僕は斜面を滑走していく……林間部を抜ければ勾配はキツくなるが一気に視界は開ける。


 ザッ ザッ っとパラレルターンを決めて木の間をすり抜けて行く。


 最後の木の間を抜けたと思った瞬間、僕には見えていなかった何かにスキーを引っ掛け転倒した。


「あっ!!」


 新雪にざっくりとはまってしまった僕は、深い雪に溺れるように独りもがく。新雪は起き上がろうとする僕の身体を支えてはくれず、ストックも利かない。
 フカフカの新雪は空気をたくさん含んでおり、降った直後であれば、『90%が空気で雪結晶は10%程度』とも言われる。窒息死する事故も多い。


「クソッ」


 底なし沼のようにもがけばもがくほど沈んでいく身体。暴れた分だけ雪は深く潜る。顔に雪が掛かる、大きく吸い込もうとすればするほど雪を吸い込んでしまう……苦しい……。雪が舞い落ちてくる。空は青く晴れているのに……雪が僕を隠そうとするかのように降り始めた。


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 バックカントリーは整地されていないため、スキーやスノーボードなどでは、見えない起伏、ツリーホール、雪崩等の危険や、スキー場管轄外なので基本事故などあっても自己責任である。
 下山ルートは分かっている、僕は斜面を滑走していく……林間部を抜ければ勾配はキツくなるが一気に視界は開ける。
 ザッ ザッ っとパラレルターンを決めて木の間をすり抜けて行く。
 最後の木の間を抜けたと思った瞬間、僕には見えていなかった何かにスキーを引っ掛け転倒した。
「あっ!!」
 新雪にざっくりとはまってしまった僕は、深い雪に溺れるように独りもがく。新雪は起き上がろうとする僕の身体を支えてはくれず、ストックも利かない。
 フカフカの新雪は空気をたくさん含んでおり、降った直後であれば、『90%が空気で雪結晶は10%程度』とも言われる。窒息死する事故も多い。
「クソッ」
 底なし沼のようにもがけばもがくほど沈んでいく身体。暴れた分だけ雪は深く潜る。顔に雪が掛かる、大きく吸い込もうとすればするほど雪を吸い込んでしまう……苦しい……。雪が舞い落ちてくる。空は青く晴れているのに……雪が僕を隠そうとするかのように降り始めた。